当地区の
成人式が
1月8日(土)、
公民館で開かれた。
新型コロナ感染防止対策で、
8月に開催される予定だった
「お盆成人式」がこの時期に
延期されていたもので、夏には見られない
振袖姿が鮮やかで笑顔が広がった。
成人式は普通
午前中に開かれるが、帰省した人や
着付けの時間を配慮して
午後の開催となった。
毎年話題にしているが、ここ
会津では
「晴れ着などの出費がかからない」、
「帰省している人たちが出席しやすい」、
「冬は降雪時期のため交通事情が悪い」などの事情により、
お盆時期の成人式が定着してきた。実際のところ、現在は会場が
エアコン装備なので服装の影響は殆どない。しかも
着物姿で
前撮りをしている家庭が多く、
夏場の方が経費は余計に掛かっていると言ってよい。今年は
冬に成人式が開催され、着物姿での前撮りも必要なかったことだろう。
午後1時30分定刻に
教育次長の
進行で式が始まる。全員
マスク姿で
ソーシャルディスタンスを取って着席している。
41人の新成人のうち
25人(男性15名、女性10名)が出席し、さすがに
出席率は
60%と低い。
関東圏ばかりか
沖縄県から帰省できなかった人もいたらしい。
副首長の
開式のことばに続き、
総務課長が新成人一人ひとりを
呼名(出席者のみ)した後、
首長から代表の
男性KJさんに
成人証書、女性の
SNさんに
記念品が渡された。式の
簡素化のために
国家斉唱は
省略となった。
首長は
式辞の中で、2
0年前に起きた出来事に触れ、新成人が生まれた時の話題を引き合いに
「勇気と情熱を持って、自らの判断で一歩ずつ前に進み、豊かな人生にして欲しい。一人でも多くの方が地元に戻って来られ、地域の発展と振興に寄与して欲しい」と新成人に願いを込めた。
続いて
議会議長が
「三流・二流・一流・超一流の人」について話されたのだが、印象に残ったので留めておきたい。ただし、知り合いの
経営者が言った言葉だというのだが、元々も
出どころは知らない。「
三流の人は自分と合わない人を罵倒する」、
「二流の人は自分と合わない人を無視する」、
「一流の人は自分と合わない人を許す」、そして
「超一流の人は自分と合わない人から学ぶ」という内容だった。超一流の人間には簡単にはなれそうにないが、大いに
努力をしたいところである。そして
「大谷翔平選手は全世界に夢と希望を与えた。困難を乗り越え、大谷翔平のようにしっかりと夢を掴んで欲しい」と新成人に
祝辞を述べた。
祝電披露の後、
来賓紹介ではひとこと
「おめでとうございます」という出番があった。
成人代表挨拶では男性の
AHさんが
「成人を迎えた今、大人としての自覚を持ち、ひとりがそれぞれの道を自分の責任で歩んでいくことを誓います。私達はまだまだ未熟であり、何かと温かい目でご指導を頂くようお願いいたします」と
挨拶(謝辞)を述べた。最後に
副首長が
閉会のことばを述べ、式が終了した。予定通り
30分で終了した。その後、新成人は
記念撮影となった。
公民館の外では
保護者(両親家族)が式を終えた
こどもが出て来るのを待ち焦がれていた。毎年この
光景を眺めるのを楽しみにしている。
【1月8日】

新成人が続々と入ってきた。

開式前。久しぶりの再会に笑顔が広がる。

成人証書と記念品が手渡された。

三流、二流、一流、超一流の違いを話す議長

真剣に耳を傾ける新成人

挨拶を終え首長に挨拶状を手渡す新成人代表

外で我が子を待つ親

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