毎年
3月末に
野鼠(やそ)駆除が行われる。
3月27日(日)午前7時から
公民館前で配布された。これは
農事組合長の役割。この日はやや
みぞれっぽい天候であった。野鼠駆除剤をは様子をみることとしたが、雨も上がってきたので、女房と一緒に散布することにした。好きなだけ持って行っていいのだが、例年通り3袋とした。畑と水田の両方を施すには最低3袋は必要だろう。
「ヤソヂオン」は
殺鼠(さっそ)剤であるが、
劇薬に分類される。ちなみに、
10年前まで配布されてきた
「固形タリウムS(硫酸タリウム)」は
普通薬であり、
効き目が見られないということで、
9年前から
劇薬の
「ヤソヂオン」が使われるようになった。ちなみに、劇薬よりも危険なもの(致死能力の高いもの)は
「毒薬」と呼ばれ、危険でないものは
「普通薬」と区別される。
野鼠駆除をやる
時期は、
田畑の雪が消えて地面が出始める頃が理想的と言える。
ネズミは雪解けとともに活動を始め、エサを求めて地上に出てくる確率が高い。
3月下旬では
遅すぎると言ってよい。できれば、実施時期は
3月上旬〜中旬にして欲しいところ。ネズミの活動開始は早く穴がたくさん開いている。今年もネズミの活動は早かったので、殺鼠剤の効果は期待できない。
1袋(500g入り)には
小さい袋(5g入り)が
100個入っている。
10アール当たり200〜300gを投入すると書いてある。ただし、
チラシには
10袋/10aと書いてあるが、どれが正しいのか定かではない。担当者に
問い合わせしようと思ってはいるが、毎年確認しないままになっている。殺鼠剤を使用するときは
使い捨て手袋を準備するとよい。これは
「人間のにおい」をつけないために他ならない。
生き穴と思われるものは、
●穴の近辺に藁や枯れ草などが被っていないこと。
●穴の形が円に近いこと。
●穴の回りが崩壊していないこと。
27日の
午前中に、
女房と一緒に畑に向かい、鼠穴に薬を入れた。
女房は
一昨年「野鼠駆除デビュー」を果たしたが、今年で
3年目。今年は
畑や
転作田の
鼠穴が少ないような気がする。あっても
死に穴(使われていない穴)が多い。残りの殺鼠剤は
水田の畦畔に投入することにした。畦畔の穴は例年と比べてやや少ないか。殺鼠剤を入れる穴はどこでもよいわけではない。エンピロの体がだるく腹が減ったために、途中で
引き上げることにした。朝食は取ったのだが(おぃおぃ)
何度も話題にしているが、
鼠穴(ソケツ:ネズミ穴)には現在使っている
「生き穴」と使われていない
「死に穴」に分かれる。
殺鼠剤を
「死に穴」に入れてもネズミが食べる確率は低く、あまり意味がない。
「生き穴」と
「死に穴」をどのように
区別するかと言えば、あくまで
エンピロの
長年の経験から推測したものであるが、次のようなことがポイントとなる。殺鼠剤の使用方法が書いた
チラシが2年前から配布されるようになった。同じようなことが書いてあるので、
自治体が
エンピロの記事を参照した可能性はある。なお、
雨や雪が降っても使用は問題ない。
【3月27日】

農事組合長が一人で対応していた。

女房は野鼠駆除も3年目で生き穴と死に穴の区別ができるようになった。この写真は、女房がフキノトウを採っているところだった(おぃおぃ)

殺鼠剤ヤソヂオン。

生き穴か死に穴かの判別は難しい。穴の入口に枯れ草が残っているかいないかで判断している。

アナがたくさんあった場所。

これは間違いなく生き穴。

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