肥料散布を
4月27日(水)に施したことを先の
記事にしたとおり。ただし、
Oさんの圃場の
肥料散布が残っている。
4月29日(金)を予定していたが、
風が強く中止とした。翌日の
30日(土)も
風が強く
散布を諦めた経緯がある。このまま、
田うないをしないでいるのももったいないと判断し、
ブロードキャスター(肥料散布機)を外し、
ロータリーを取り付け、
田うない(田起こし・耕耘)を始めることにした。ただ、圃場の
枕部分に
水が溜まっているのを確認した。
三角ぐわを使い小規模な
溝立てを施し、
排水口に水が流れるようにした。
4月30日は
1.5km離れた圃場を耕起した。この圃場は
水持ちが悪いこともあり、
水溜りができているところはない。
耕耘(こううん)作業は至ってやりやすい。スピードは同じく
低速4で
時速1.5kmにした。午前中に
20aの田うないが
完了した。午後は近くの圃場で作業を開始した。この圃場は
取水口のあたりが柔らかくなっていたが、大半はほとんど乾いている。スピードは同じく
低速4で
時速1.5kmにした。
コーナーは
低速3に速度を落とした。
2時間15分ほどで
30aの田うないが完了。
田起こしの順序は基本的には、外の2回りを最後にやることにしていた。圃場に入って
右側の畦畔からトラクターに付いている
ロータリー幅の2倍よりやや狭いところから田起こしを行なって行く。
正面の畦畔に突き当たる直前に
片側ブレーキを使って
Uターンする。しかし、この方法であれば、
枕の部分が2回で耕耘できない幅が残ることが6年ほど前にわかっていた。翌年から
外回り(枕部分)を
3回にしてやるようにしている。この方法であれば、正面の畦畔に当たる直前より余裕をもってターンすることができる。この方が
要領がよく早く終えると判断した。
5月2日(月)には別の圃場に向かったが、
枕にあたる部分に
水が溜まっている。どの圃場にも共通することだが、
代掻きの時に
トラクターの
ターンするところが深くなると、
田植え機が
ターンした時も
凹凸が激しくなる。水が溜まっている
枕部分の箇所を外して、
中央部分の田うないを実施した。隣の圃場も同様とした。
一般に
「耕起作業」はトラクターで田を掘り起こす作業であるが、
「耕耘(こううん)」、
「田耡い(たうない)」ともいう。
「耡(うな)う」は田畑を耕すことだが、意外にも
標準語である。
会津では
「田うない」という人は少ない。
訛った形の
「田うね」が一般的。
今年も
田起こしをやっているところに頭のいい
カラスがやってきた。カラスだけでなく
サギや
ムクも真似をして近づいてくる。サギなど逃げようともしない。これらの鳥は
学習能力があるので、
田起しをすれば、田んぼの中にいるミミズなどの生物や虫が表面に出てくることを理解している。鳥たちにとって、
トラクターと
エンピロが
“耕耘(こううん)の女神”に思えてならないのだろう。
5月3日(火)は
「江払い」が入っている。さらに
午後には
娘が帰省することになっている。田うないの時間が制約されるが、
毎日が休日で自由な時間は多いので、慌てることはない。
【4月30日】

畦塗りをした箇所には水が溜まっている。

作業が始まると必ずカラスがやってくる。

速度は低速4で時速1.5kmとした。ただし隅の部分は低速3で時速1.1kmとした。角は向きを変えて2回耕耘した。

変形田(台形)なので作業がやりづらい。代掻きも田植えも同様である。
【5月2日】

溝を掘って水抜きをした圃場。

水が溜まっているところを外して作業を始めた。

水が溜まっているところは
5月5日以降の別の日にやることとした。

隣の圃場も同様に枕部分は水が溜まっている。

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