英航空大手
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、
客室乗務員が
自分用の食事を電子レンジで加熱することを禁止した。
4月30日のヒースロー発マイアミ行きの
BA便で、客室乗務員がスーパーで買った
カレーを高度
3万5000フィート上空で
電子レンジを使って温めたところ、
レンジ内部で爆発を起こしたことが背景。
機体には
約4万ドル(約490万円)の損害を与えたという。BAの
スポークスマンは
「予防措置として特殊な消火器が電子レンジ内で使われ、火はわずか数秒で消えた。乗客や機体に危険が及ぶことはなかった」と話した。
<参考> 5月23日13時35分配信 ロンドン ロイターより
大事故につながらなかったからいいが、何とも
冷や汗ものの事故が発生していたわけだ。我々も
レトルト食品はよく口にする。そのとき、大半の商品には
「電子レンジを使用するときは、別の容器に移してから温めてください」と
注意書きが書いてある。もちろん
爆発までは行かなくても、
破裂する恐れがあるからだ。さらに、その影響で、
電子レンジが
故障する可能性もある。その
常識を持ち合わせず、客室乗務員は手軽に
加熱しようとしたのだろう。それが
飛んでもない結果となってしまったのである。
客室乗務員も、乗客と同じ機内食を食べているのではなかったのか。毎日の機内食に飽きて、自分たちは
好みのものを持ち込んで食べているのだろうか。
多カレー少なカレー実態が浮き彫りになったことは間違いない。このような事故が発生したとあっては、
「禁止(レッドカード)」の処分もやむを得ないだろう。
これで
迷惑しているのが、
他の航空会社の客室乗務員たちだ。必ず
飛び火して、
「電子レンジ使用禁止」の
お触れが回ってくるはず。たったひとりの失敗のために。なんとも迷惑な話だと言わ
JALを得ない。BA航空会社の客室乗務員も
「ANAがあったら入りたい」気持ちだろう。それでも、大きな事故になる前に、未然防止対策を練るのが
リスクマネジメント(危機管理)である。大きな事故が
お機内ことを祈るばかりだ。
備えあれば憂いなし。

0