エンピロのネタ箱　復刻版

　今夜は女優藤原紀香（３５）とお笑いタレント陣内智則（３３）の結婚披露宴のテレビ放送（ライブ）を見た。女房に「出かけるからビデオに録って欲しい」と外出間際に頼まれたので、ついでに見てしまったようなもの。テレビ会社も芸能人の結婚披露宴は視聴率稼ぎにはもってこいなのだろう。

　ホテルオークラ神戸を会場に、招待客６００人という盛大な披露宴であった。見ているうちに女房がビデオ録画を頼んだ理由がわかった。郷ひろみが特別出演するのである。熱狂的な郷ひろみファンなのだから当然か。ピンクの衣装をまとった、郷ひろみが「お嫁サンバ」の歌を歌いながら会場に現れた。ひな壇、場内を元気に駆け回る。ボルテージは最高潮に達した。いつも以上に張り切って乗りに乗っている気がした。最後は、藤原紀香の頬に２回キスをするという、大サービス？のパフォーマンスを見せた。そこまで紀香？いや乗るか？というぐらいであった。

　女房が帰ってきてから、娘とビデオを見ていたが、感動してみていたようだ。娘も郷ひろみという存在をよく知らなかったが、「若いよね。カッコイイじゃん」。女房いわく「お父さんより、年上なんだよ」二人「アハハハー」何とも筆者には余計な会話である。

　２月１７日に生田神社（神戸市）で挙式が行われたが、その１０日ほど前に、破局の危機があったことを告白していた。どうやら芸人にありがちな「しゃべりすぎ」に紀香が切れたらしい。バラエティー番組で２人の交際内容を明かしたことが発端。ネタにされることは気にならなかったようだが、「女性として、とても傷つく内容だった」らしい。「口は禍（わざわい）の門」と言ったところか。しかし、危機を脱出して挙式にいたったのだから、事なきを得たわけである。破局していたら当然、きょうのテレビ放送もなかったわけだ。そのことがきっかけで、お互いの理解が深まり、ふたりの愛情がさらに高まったという。まさに「雨降って地固まる」だろう。

　もうひとりの特別ゲストは「ムーディー勝山」。初めて見た人も多いと思うが、思わず笑ってしまう。表情を変えないで歌っているところがよい。歌詞の内容なんかこちらも「右から入って左へ聞き流す」である。アドリブで何でも歌にしてしまう才能があるらしい。会社でも上司の小言については、右から左へと「応用」できるかも。

　絶世の美女を射止めた陣内智則。身長も収入も妻より低い「格差婚」と冷やかされているが、結婚生活は、ピン芸人として主導権を握り、幸せな家庭を築いて欲しいものである。