きのうの朝、
テレビから
「長崎は今日も雨だった」の歌声が聞こえてきた。
前川清に何かあったのかと思った。毎朝ほとんど
「めざましテレビ」を見ているが、きょうも
軽部アナの軽妙なしゃべりが聞こえてくる。テレビに近づくと、歌っているのは何と
サザン・オールスターの
桑田佳祐ではないか。解説を聞くまで、桑田佳祐が歌っているとは思わなかった。
聞くところによれば、
エイズ啓発ライブイベント「AAA(アクト・アゲンスト・エイズ)」のライブ公演最終日(パシフィコ横浜 国立大ホール)とのこと。今年は
「昭和83年度! ひとり紅白歌合戦」と銘打ち、
故美空ひばりから
倖田來未まで
61曲(53曲+アンコール8曲)の名曲を、七変化で
3時間15分にわたって熱唱したらしい。すごいのは
歌だけではない。
ギャラなしでコンサートをやったのである。すべては
エイズ撲滅キャンペーンのため。自分の
ギャラに相当する部分はすべて
寄付に回すという。ちょっとマネのできないことだろう。
最後には
和田アキ子の
「あの鐘を鳴らすのはあなた」を歌ったようだが、これも和田アキ子になりきっているというか、ひやかしでもなく、照れもなく堂々と歌っているのが素晴らしい。さすが
歌唱力のある歌手のやることだ。61曲といったら半端な数でもない。
カラオケで
「字幕」を見ながら歌うのとは訳が違う。筆者が歌を聞いて育った
1960年代から
1980年代の歌が中心で何とも心地良いばかりである。もちろん、1990年代、2000年代の曲も入っている。
「昭和83年度・・・」という
タイトルが実にいい。筆者もいまだに
「昭和であれば今は何年」というふうに使っている。
何年経過したかが分かりやすい為だ。
WOWOWではこのステージを
生放送したという。残念ながら我が家はWOWOWを契約してはいない。WOWOWには
5千件を超える
問い合わせがあったという。
「感動した」「再放送はないのか!」「今からWOWWOWを契約するから再放送をして欲しい」などである。よくわかるような気がする。
演歌、ムード歌謡曲、フォーク、ニューミュージック、ポップス等なんでもこなすのだから。老若男女を問わず幅広い人からの支持を仰いだ結果といえよう。
アラフォーならぬ
アラフィフ世代の筆者には懐かしい歌のオンパレードである。是非とも
再放送を実現して欲しいものだ。その場合は
WOWOWを契約している人に録画を頼むことにしたい(おぃおぃ)。さらに、機運が高まればライブの
DVDや
CD発売までに発展する可能性もありそうだ。

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