先週、職場の
駐車場に見たことのない大きな
バスがやってきた。これは
会津若松市(旧河東町)にある
広田タクシーが所有し運行しているもの。相手の営業の方が同僚を通じてお披露目に来られたようだ。
エンピロはデジカメを準備していなかったので、とりあえず
携帯カメラに収めておいた。お目見えした
クルージングバスは濃い紫色をしている。もちろん見たこともない
スタイルである。担当の方の話によれば、もともと
沖縄の
レジャー施設にあったものを買い上げたという。室内のシートもカラフルであり、大きな窓からの眺めは贅沢を極めると言ってよいだろう。バスの後部には、
車椅子用リフトも完備された
特別仕様車で、日本に1台しかない貴重なものらしい。バスの横には
「ドンマイ コンドル」と書かれている。
広田タクシーは
3年前から
「ロンドンタクシー」を運行している。タクシーは
中型だが、
小型車の料金で乗車可能とのこと。筆者も市内で見かけたことはあったが、乗ったことはない。昨年末だったか、テレビの
「土曜ワイド劇場」で会津若松市が舞台となったとき、このタクシーが登場した。また、
まちなか循環バス「エコロン号」が走っている。往年の
路面電車を思わせるシルエットが印象的で、ウッド床の車内は異国情緒が漂う。
食用廃油を精製したバイオ燃料を使用した環境に優しい循環バスである。
1日400円(子供200円)で何回も乗車可能だ。
バスにはそれぞれ
名前が付いているが、すべて
宮沢賢治の作品に関するものばかりである。岩手県花巻市で
宮沢賢治のグッズ販売や肖像権を管理している
「林風舎」の許可を得たものだ。知っているものと言えば、
「ゴーシュ」(セロ弾きゴーシュ)、
「ジョバンニ」(銀河鉄道の夜)ぐらいか。他に「オツベル」(オツベルと象)、「ジョバンニ」(銀河鉄道の夜)、「「チェンセ」「ボウセ」(双子の星)、「グスコーブドリ」(グスコーブドリ伝記)がある。
ここの大きな特徴はなんと言っても、タクシーとバスの
運転手が
全員女性だと言うことだ。そう言われれば、目だった格好で走っているが、男性ドライバーを見かけたことがない。さらに、
会津若松観光物産協会が運行する
「ハイカラさん」「あかべえ」の市内循環バスも
女性ドライバーのはず。観光客を始め、タクシー・バスを利用する客もドライバーが
女性だと安心できるのだろうか。会津を訪れた際には、是非利用されて見てはいかがだろうか。
◆お問合せ・お申し込み
広田タクシーロンドンタクシー事業部
TEL 0242−75−2488

日本に
1台しかないクルージングバス
「ドンマイ・コンドル」。乗客定員30名(車椅子2台乗車可)。いすゞ製で
トラックを改造したものらしい。

横には
コンドルの絵が描かれている。黒くてわかりづらいが、ドンマイ?乗客数は
混んどる?

後部には車椅子用リフトが完備されている。大きな窓からはパノラマを満喫できる。

リーフレットの1、4ページ。重厚な趣のロンドンタクシー。

リーフレットの2、3ページ。レトロ調なタクシー、バスが満載。

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