1月27日(月)は
7:00に
朝食をとった。メンバーの誰一人として食欲は衰えていないようだ。
ホテル出発は
8:30とした。各自身支度を済ませ
ロビーで待ち合わせた。
エンピロは少し遅れて出発したが、ロビーに大きな
忘れ物をしてしまったことに気が付きホテルに戻った。
みやげ用の紙袋を持って、大事な
リュックを背負うのを忘れてしまったのだ。ここまで来ると
健忘症も尋常ではない。同行メンバーに追いつきホテルに戻った理由を説明した。筆者の
得意技とはいえ呆れ返っていたようだ。
仙台駅に向かう途中、
アーケード街をたくさんの通勤客らが歩いてくる。
エンピロは
イワンさんに向かって
「仙台は毎日『十日市』だもんなあ」と話す。
会津若松市が賑わうのは
十日市ぐらいしかない。さすがに
仙台は東北最大の
大都市である。仙台駅に入って
仙石線乗り場に向かう。
モスラーさんが案内したが、向かった先が違うという
ハプニングがあったが、すぐに気が付き一件落着。
仙石線は
地下を走っている。ホームに並んで電車を待つ。ほどなく電車に乗ったが、明らかに
中国人と思われる
観光客が目に入る。
黒マスクをつけているのですぐに判別できる。
モスラーさんは
登山が趣味で、
モンベル(mont-bell)の
マーク入り防寒具を着ている。電車内に同じ
モンベル(mont-bell)のマーク入りの
ウィンドブレーカーを来た
女性の姿が目に入った。
モスラーさんは真面目な顔をして
「あれは偽物で『モンヘル(mont-hell)』と書いてある」と話す。それを信じた
イワンさんは女性に近づいて
マークを確認していた。やがて、モスラーさんの
大ボラとわかり大笑い。
松島海岸駅に到着し、
青龍山瑞巌寺に向かうことにした。
消防車が
サイレンを鳴らしながら走って行くのが目に入った。なんと、
瑞巌寺境内にたくさんの
消防車と
消防士が集まっているではないか。
小学生の団体の姿も目に入った。
文化財防火訓練であることが分かった。受付で
拝観料金(大人700円)を支払い我々も
中門から
本堂前に向かい、参加者に交じり防火訓練後の
住職の挨拶を聞いていた。
瑞巌寺は大切な
国宝であるから防火体制を万全にしておく必要があるだろう。
テレビ局も来ており我々が映ってしまうのではと少し気になった。
「エンピロの声の方が心配だ」と声が上がったのは言うまでもない。
エンピロは
18年ぶりの
瑞巌寺参拝となる。
庫裏(くり)から入り
室中孔雀の間、
上段の間などを眺めながら
本堂内を拝観して歩いた。もちろん
撮影禁止である。その後、
瑞巌寺宝物殿(青龍殿)に入った。ここは
無料となる。
青龍殿は千年を超す歴史、奥州随一の禅寺と目される寺格と規模を誇る瑞巌寺の
什宝物を保管するために
平成7年10月1日にオープン(年中無休)したという。
モスラーさんが持参した
ご朱印帳にご朱印を頼んだのは言うまでもない。なんと
イワンさんも
ご朱印帳を持っていたのには驚いた。ダキさんとエンピロはいまだに持っていない。
瑞巌寺の出口のところで
「菓匠三全」に立ち寄り
みやげを買い求めた。仙台と言えば
萩の月を忘れることはできない。その後、
五大堂に足を運んだ。
松島の海が実に美しい。
東日本大震災の時、
松島湾に浮かぶ九十九の島のお陰で津波が軽減され、瑞巌寺の被害が食い止められたと聞く。広場で休憩をしたが、
ダキさんが
玉手箱の中から
缶ビールを出してきた。想定外の缶ビールに一同感激しながら
乾杯となった。なお、
五大堂は
無人でご朱印は預かっていないが、瑞巌寺のご朱印に含まれているとのこと。
近くの
松島さかな市場に向かった。
駐車場に併設された
「焼がきハウス」が立っている。この日の最大の目的は
牡蠣料理である。
食べ放題コースもあったが、いろんなものを食べたいということで、全員がセットもの
「贅沢コース(1,800円)」を注文した。そして
松島地ビール(600円)をオーダーしてお約束の
乾杯となった。その後、
松島さかな市場で思い思いに
みやげ買いを楽しんだ。メンバーはたくさんみやげを買い込んだようだ。エンピロも
イワンさんお奨めの
「オイスターソース(気仙沼産牡蠣)」を買い求めた。
ダキさんと
イワンさんは
売店受付嬢と話が合ったようで、
生ガキ(1枚300円)を注文して食べていた。
ここから
松島海岸駅までは
徒歩で15分ほど掛かった。意外と遠くに感じたが、ほどよい
カロリー消化と思えば苦になることはない。予定よりも早い電車に乗り
仙台駅に向かった。仙台駅構内の
ロッカーに預けた
荷物を取り出す。預けるときにちょっとした
手違いで
2つ分のロッカー代を払う羽目になった。
支払いはボタン方式で、
2008番のロッカーに入れたのだが、
ダキさんが
2009番と押してしまったらしい。
800円×2つ=1,600円となったが、今後の
授業料ということにしたい。
ニューデイズで
缶ビールロング缶を買い求めて
エスカレーターを上ろうとしたときに、
ダキさんが
「エビスビールロング缶を買って来る」と
エンピロと近くにいた
モスラーさんに話しかけてきた。エンピロはすぐに気づいて戻った。
みやげ用の紙袋に
缶ビールを入れたのだが、ダキさんが
紙袋が破け缶ビールが転げ落ちたのを見つけ拾ってくれたのだ。
東北新幹線上り
東京行きの
やまびこ144号の出発は
14:44となる。4人が同じ場所の
指定席なので
椅子を回転させて向かい合うようにした。走りだすとすぐに
最後の乾杯をした。
15:29に
郡山駅に到着し、
モスラーさんとはここで別れ、我々3人は
磐越西線15:45発会津若松行の
快速に乗り換えた。
会津若松駅には
17時前に到着し解散。今回も充実した
3日間の旅となった。
女房に
最寄り駅まで迎えに来てもらい自宅に無事到着となった。
今回が
大人の休日倶楽部旅行記「熱海・仙台・松島の旅」の
最終章となる。長らくお付き合いを頂いた
ゲストのみなさんに感謝を申し上げたい。

ホテルの朝食バイキング。朝から食欲旺盛。

朝食でコーヒー、ヨーグルトは必須メニュー。

朝食をとりながらこの日のスケジュールをチェック。

ホテルのロビーでサービスのコーヒーを頂いていて、筆者はわずかに出発が遅れた。慌ててリュックを忘れるという失態を演じる。

瑞巌寺脇に消防車、消防署員らが集まっている。小学生も先生と一緒に見学に来ていたが、文化財防火訓練だった。

住職の挨拶を聞くことになった。

瑞巌寺の庫裏。ここが参拝コースの入口。

防火訓練の講評が続いている
。

瑞巌寺宝物殿(青龍殿)にて。

五大堂。

松島湾を眺める。

五大堂脇の公園にて乾杯。

公園にあった看板の写真を撮影。反対側から撮影した写真となる。

ダキさんが持ってきてくれた命の水とも言うべきビールで乾杯。

松島さかな市場

牡蠣小屋の中にて。松島ビールで乾杯。自動シャッターを使った。

せっかくなので「贅沢コース」をオーダー。

生ガキを堪能するダキさんとイワンさん。

仙石線通路にある神社にて合格祈願をするエンピロ。

帰りの新幹線にて最後の乾杯をするイワンさんとモスラーさん。

ダキさんはアルコールを控えたようだ。エンピロはロング缶で乾杯。

仙台でしかしさんから頂いた、
白謙(しらけん)の蒲鉾と
喜久福の大福。どちらもエンピロのお気に入りである。

エンピロがみやげに買い求めた
うなぎパイ(2種類)や
萩の月など。

松島さかな市場で買った「オイスターソース(気仙沼産牡蠣)」。

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