幼稚園の
入園式が
7日(火)に行われ、
教育委員として出席させて頂いた。小学校、中学校と同様に
来賓の姿はない。今回の出席は
首長と、
教育委員のIさん、
エンピロの
3人のみである。小中学校の入学式の翌日が入園式となることに変更はない。
午前10時前に入園式会場となる
ホールに入った。以前は
年中組と
年長組の園児が席に着いて式が始まるのを待っていたが、
5年前からスタイルが大きく変化した。会場の
スペースを考えれば、全員が入るのは困難なことも一つの理由ではあるが、
年中組の
「ざわつき」を少しでも
軽減したいというのが本来の目的である。保護者は既に新入園児が座るイスの後方に待っている。保護者席の後ろには
父親が
ビデオや
カメラを構えて立っているが、いつもと変わらぬの風景である。年中組がいない中で
入園式は行われる。
新入園児が教諭らに手を引かれながら
入場してきた。新入園児は入ったばかりで止むを得ないが、入場する時から
泣いている子が数人いる。
連鎖反応で泣き始める子が出るのは想定内。
母親のところに駆けつけて行ってしまう子もいる。いつもの風景ではあるが、来賓席に座っている我々は
笑いを堪えるしかない。その傍らで数人の先生が泣く子を上手にあやしているが、さすがは
プロで手慣れたもの。
最初に
「お友だち紹介(新入園児)」が行われたが、これは小学校でいう
「入学児童呼名」に当たる。今年の新入園児は
男子17名、
女子16名の
計33名で、
昨年の
22名と比べかなり多い。さらに
年長組に
編入した女子が1人いる。
最初に
「園長のお話」では、
園長が
「砂場で遊んだり、歌を歌ったり、美味しい給食など楽しいことがいっぱいあります。新しいお友だちともすぐに仲良くなれますから、心配しないで元気で幼稚園に来てください」と優しく声を掛け、
保護者には
「お子様を励ましながら送り出してやって欲しいと願っています。新型コロナウイルス感染防止対策では子どもの安心と安全に力を入れて対応して参ります。保護者の皆様の理解と協力を得ながら方向性を同じくして、教育を進めていきます」と挨拶をした。
お祝いのことばでは、自治体の
首長が
「ご入園おめでとう」と声を掛けたところ、一部の
子どもから
「どうもありがとうとう」と声が聞こえたような気がしたが、筆者の気のせいだろうか。
「お友だちと楽しく過ごしてください」と声を掛けた。
保護者には
「我々と保護者のみなさんと一緒に子どもたちを育てていきます」と挨拶した。今回は
時間短縮で
保護者会長の祝辞はなかった。
来賓紹介では我々
3人が紹介された。
エンピロも
「はい」と元気に返事をして
、「おめでとうございます」とお祝いの言葉を伝えた。
祝電披露に続いて、
職員紹介があった。そして
在園児の
年長組が入場し、
「ご入園おめでとうございます。これから一緒に遊びましょう。令和2年4月7日 年長組」と
歓迎のことばを述べた。暖かい
歓迎のことば(実際はもっと長い)に大きな
拍手が起きたのは想像に難くない。
「2年間によくぞここまで成長したものだなあ」という驚きと
感動の声が上がっても不思議ではない。そして見事に
園歌を斉唱した。
新入園児は
3年間、先生(教諭職員スタッフ)や友だちと一緒に楽しい
幼稚園生活を過ごしていく。そして
2年後には立派に
歓迎のことばをやることだろう。
30分足らずで入園式は
終了したが、新入園児にとってはこれが限界。最後は母親に手を引かれながら教室に向かって行った。

教室から入場してきた新入園児

職員が泣く子をあやしている姿が微笑ましい。

保護者は全員マスク着用。我が子にスマホを向けるお母さん。

父親はビデオ撮影。

挨拶する園長

園長よりスタッフがひとりずつ紹介された。
「歓迎のことば」を述べて
園歌を斉唱。

新入園児退場。

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