2011/4/6
ヨウ素とセシウム対策・・・サプリメントが人気品薄 福島原発事故
<追記>
稲博士の説は実証されているものではありません。
くれぐれも妄信され無い様にお願いいたします。
左側の「カテゴリー」の「福島原発事故」にて、追加の検証記事をアップしています。
私自身、「稲説は放射能に対するオマジナイ」だと考えています。(本文の下にも書いております)
放射線に怯える私達が、稲説に救いを見出す事も確かですが、「命」は思い込みでは救えません。神経質になる事はありませんが、冷静に各自が判断して安全を確保して下さい。
最後に、「人力でGO」に書かれている事は、私の勝手な思い込みに過ぎません。
メディアに疑問を抱くと同様、私の記事にも疑問を抱いて頂き、
皆様それぞれが、真実に近づかれますようにお願いいたします。

■ 備えあれば憂い無し ■
武田邦彦は今回の原発事故の放射線対策に対して、現実的な考え方をしていあす。(いつもの事でうが)
@ 放射線への耐性は個人差がある
A 1(mSv/年)という基準値は、永年研究された結果で意味がある
B 個々人では、10(mSv/年)に耐性がある人も居るでしょうが、そうでない人を考慮した数字
C 武田氏個人的には、1(mSv/年)というは、ちょっと厳しいかなとも思っているよう?
「原発 緊急情報(48)なぜ、1ミリシーベルトが妥当か?」http://news.livedoor.com/article/detail/5467008/?p=1
D チェルノブイリでは乳幼児で被曝した子供が後に甲状腺ガンになっている
E 12才頃被曝した女の子達が成長して妊娠した時に異常があらわれる
■ 武田邦彦が稲博士について質問され ■
<引用開始>
Q. 一般の方の質問
福島原発が放出する放射線量について、全く問題なく、更には、この放射線量は低線量率放射線であり、むしろ、身体に良く、病状が快方に向かうという研究者がおられます
A. 武田先生
日本の自然放射線は年間に1.5ミリシーベルトです(報道されている2.4ミリシーベルトは世界平均で日本ではありません)。
赤道に住む人達の肌が黒い(紫外線障害防止)ようにわたくしたちは昔から住んでいる環境に最も適した形に変わっています。日本人の場合には、放射線が0よりも1.5ミリシーベルトの方が健康であると考えられています。
しかし人工的な放射線がプラスされる場合、通常の人の場合には、5ミリシーベルトから10ミリシーベルトまで大丈夫なのですが、赤ちゃんや免疫が少し弱い人等がおられますので、安全を見て世界的な基準が低くなっています. 1ミリシーベルトというのは、自然放射能の1.5を加えた合計で2.5という意味です。
1.5まではその研究者の言われる通りなのですが、それ以上の放射線は一般的には体が悪いとされています(国際的にも国内勧告でも)。
私も事故が起こってから急に「放射線は安全だ」という研究者を信じたいのですが、もし間違っていたら取り返しがつかないので、今までの規制で進むのが良いと思っています。
Q. 一般の方
今回の福島原発の放射性物質は全然問題なく、福島の野菜や牛乳も大丈夫だし、水も飲んで大丈夫だから、普通の生活をして下さいと言っている動画があります。
A. 武田先生
このブログで再三、書いていますが、わたくしのスタンスは「これまで長い間議論を重ねて決めてきた放射線の安全基準とか法律を、事故が起こったから議論なしに変える」というのは危険であるということです。
わたくしにも自分の意見がありますが全く触れていません. つまり現在のような危険なときに、これまでの基準値を決める委員会で通らなかったような学説を唱えるのはあまり良くないと思うからです。
この先生の主張が法律とかなりかけ離れているならば、その先生が「基準値を決める委員会に出席されてないか」、それとも「委員会でご意見が通らなかったのか」のどちらかだと思います。
いずれにしても、長く使ってきた我々の放射線障害に関する法律の値と異なることを言われる場合には、なぜ法律に自分のご意見が入っていないのかということもお話にならなければいけないと思っています。
<引用終わり>
昔は「とんでも学者」と言われた武田邦彦も今では「時の人」となり、舌鋒は少し鈍り気味。社会的立場もありすから、大人の意見に終始しています。
放射線に関しては分からない事も多く、注意するに越した事は無い・・という立場ですね。
楽観視は禁物。
■ 稲恭宏博士の論文の情報がはいりました。 ■
先日のブログにコメントを頂きました。
「稲恭宏説の疑問点・・・・内部被曝に気をつけろ」
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110402/archive
<コメントから>
投稿者:英文雑誌を発見
http://www.bioone.org/doi/abs/10.1667/0033-7587%282000%29153%5B0332%3AIEOLDR%5D2.0.CO%3B2?journalCode=rare
稲博士の英語の論文。グーグル検索で一発でした。
講演で触れている、2000年の論文が上記ですね。
一緒に執筆しているKazuo Sakaiは
Director, Research Center for Radiation Protection, National Institute of Radiological Sciences Radiation Reseach
とのこと。
Radiation Researchという発表雑誌自体も、ネイチャーとかサイエンスとか世界の著名な科学雑誌ではなく、原発推進派の雑誌ですね。
<引用終わり>
■ アポトーシス(細胞死)は重要な耐放射線反応 ■
「英文雑誌を発見」さん。グッド・ジョブです。ありがとうございます。
マウスに強い放射線を照射する前に、弱い放射線を放射しておくと、強い放射線による損傷細胞のアポトーシス(細胞死)が促進される・・。そんな内容だと思います。
T細胞(免疫細胞)も活発化する様ですね。
発表媒体の「Radiation Research」というのが原発推進はの雑誌というのは、放射線の効用を肯定している内容なので、当然と言えるのではないでしょうか。
内容的には以前からある放射線ホスミシスを現代の免疫学的見地から解析したものですね。
アポトーシスが促進されるという点とT型細胞が活性化する点で、DNAの損傷が修復されない場合は細胞死を促してガンの発生を抑えるという、生体の非常に合理的な耐放射線システムの一端がうかがえます。
この様な免疫システムが正しく働く人は、放射線に耐性があり、働かない人や何らかの原因で弱っている人、幼児や胎児保護の為に免疫が低下している様な妊婦では、放射線耐性が下がっているのでしょう。
どうやら、放射線に対する人体の反応は、アポトーシスや免疫T細胞を活性化して、損傷細胞を排除する方向に働くよぷです。
これは、DNAというデータの修復にエラーの可能性があり、それがガンを発生させる事を考慮すると当然の生体反応だと言えます。
昨日の検証も、あながちウソでは無さそうです。
■ 放射性ヨウ素と放射線セシウム対策 ■
いずれにしても、個人個人の自衛策が重要です。
@ 放射性ヨウ素対策には、安定化ヨウ素を事前に体内に摂取
A 一日の必要量は100mg、これは乾燥昆布 30g分 (結構多い)
B 放射線セシウムは本来体が必要としない
C 体は同じ1価のプラスイオンのカリウムとセシウムを区別できない
D セシウムは体内でカリウムと同様、筋肉などを循環した後排出される
E カリウムイオンが欠乏しなければ、セシウムの吸収は抑えられる
F 大量にセシウムを吸収してしまった場合は、キレート剤(吸着剤)で排出できる。
以上の事から。
@ 海藻類での安定ヨウ素の補給は、量的に難しい
A カリウムの補給は果物やウメボシが良い
さらに、ネットで調べていたらこんな物を見つけました。

「ヨウ化カリウム・サプリメント」
これって、まさに「うってつけ」ではないでしょうか。
尤も、現在品薄状態の様です。
良く見たら、このブログの広告にも、勝手に張り付いてました。(灯台元暗し・・)
本来は甲状腺を活性化して痩せる為のサプリメントの様です。
子供に対する容量や、健康への影響は私では判断できませんが、食品からヨウ素やカリウムを充分に摂るのは大変そうなので、上手にサプリメントを併用するのが現実的かもしれません。
得にスポーツをされる方は、汗と一緒にカリウムを失いがちです。スポーツドリンクやサプリメントの活用は、一般の方よりも重要となりますので、ご注意を!!
<追記>
サプリメントで販売されるヨウ化カリウムは、安定化ヨウ素剤そのものでした。
用法は「原子力事故時におけるヨウ素剤予防投与の実施体制の概要」
http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/interna_heal_j/isotope.html
に載っていましたが、本来、医師の処方が必要なので、安易な服用はダメなようですね。
既に、アメリカ大使館は希望者に安定化ヨウ素剤を配布しており、緊急時には大使館の指示で服用させるようです。あくまで内部被曝の予防の為に服用を前提としています。
<追記>
ヨウ素の取りすぎは体に良くないという情報を頂きました。
ありがとうございます。
成人も子供も一日に必要とされるヨウ素の量は0.1mgだそうです。
http://www.health-mott.com/ingredient/vitamin/mineral/Iodine/index.html
100mgは大規模被曝が予想される場合に服用する安定ヨウ素剤の容量。この場合はヨウ素剤を一回服用した後は、放射線の影響の無い地域に非難する事が前提になります。
日本人は日常の食事(ワカメやひじき)から0.1mg程度のヨウ素は充分に摂取できているので、放射性ヨウ素に対する防御は日頃から出来ているようです。
むしろ、極端に海藻類を食べ過ぎると(例えばダイエットと称してドンブリ1杯を毎食など)、甲状腺の機能が亢進しすぎて体に変調を来たすので注意が必要だそうです。
何でも、ほどほどが一番。
<追記>
狂っているのは世界だった。
世界の放射線防護の基準になる「閾値無しの直線仮説」(LNT仮説)は、人間の優れた放射線免疫機構を全く無視した、世紀の暴論でした。国際放射線防護委員会(ICRP)を始めとする多くの機関が、この「仮説」を採用している事こそ、福島を不幸にしている元凶だとも言えます。
「反原発という宗教」・・・現代の天動説
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110421/archive
「内部被曝」もそれ程怖くないかもしれない・・・差別を生み出す過剰な安全
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110422/archive
菅直人よ、今こそ原発の大地に立てA・・・解説編
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110424/archive
今世紀最大の科学スキャンダル・・・「LNT仮説」はデタラメだ!!
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110425/archive

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