2011/4/21

「反原発という宗教」・・・現代の天動説  福島原発事故
 

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■ 現代の宗教論争 ■

ガリレオ・ガリレイは優れた洞察力と綿密な観測によって、「地動説」を唱えました。
しかし、教会は世界は神た作りしもので、世界は地球を中心に回っているという「天動説」を説いていました。
ガリレオは「反キリスト教」として宗教裁判に掛けられ、投獄されます。
刑期を終え、牢屋から出た時に彼はつぶやきます。「それでも地球は動いている・・。」

放射線の安全性を巡る論争は、まさに「宗教論争」の様相を呈しています。

決して統計的な処理が出来きる人数で人体実験をする事が出来ないので、マウスの実験から類推して「危険である」とか「安全である」とか論議しています。

それは、決して姿を見せる事の無い、「神」について論じる行為に似ています。

■ 低線量率放射線についての議論の対立は存在していた ■

黒柴氏より教えていただいたサイトは必読です。

「NRCが「しきい値なしの直線(LNT)仮説」に基づく規制を行っている理由」
http://www.transis.co.jp/infobase/base02-01.htm

<引用 開始>

微量放射線が人体に及ぼす影響(すなわち、有益なのか有害なのか)をめぐる論争は世界の保険物理学会を二分し白熱しているが、悪玉説、良玉説のベースとなっている仮説の統計学的立証が困難であることから、白黒がつくまでにはまだまだ時間がかかりそうである。

後略

<引用 終わり>

先ず、我々が認識すべきは、微量放射線が人体に有益なのか無益なのかをめぐる論争は学会を二分しているという事です。

我々の耳には普段、「放射線は危険である」という情報しか入ってきません。メディアバイアスが明らかに掛かっています。

■ 細胞の自己修復をほとんど無視した外挿法 ■

<引用 開始>

@ 現行の放射線防護基準は、どれだけ微量な線量であろうとも、人の健康に有害な影響を及ぼす原因になるとの仮定に基づいている。

A 動物や細胞への放射線影響研究および広島・長崎の原爆被災者や一部の医療患者を対象とした研究結果に基づいて、放射線作業従事者や公衆が通常遭遇する低線量・線量率の放射線による健康影響を説明する線量―反応関係として「しきい値なしの直線(LNT)仮説」が採用された。

B LNT仮説の厳格な適用が不必要に保守的な放射線防護基準(特に、認可施設の除染や廃止措置といった特定目的に対する基準において)の設定につながっているとの意見も一部にある。

C 不必要に制限的な、あるいは過大に保守的とみなされる放射線防護基準の適用を免れるためには、その基準の根底をなしているLNT仮説を覆す必要がある。NRCが規制の対象としている比較的低い線量・線量率の放射線による健康影響には科学的不確実性がある。LNT仮説では放射線によって損傷した細胞の修復といった補償メカニズムを考慮しておらず、低線量での健康リスクを過大に見積る可能性がある。更に、放射線の影響にしきい値があることや、放射線影響にホルメシスが存在することを示す証拠もある。

D しかし、そのような証拠は、疑う余地がまったくないものでなければならない。現行の放射線防護体系の根底となっているLNT仮説から別離することを検討する前に、人間においてもしきい値やホルメシス効果が存在することを実証しなければならない。

E 国際放射線防護委員会(ICRP)やアメリカ放射線防護測定審議会(NCRP)等の国際委員会や国内委員会は、規制のためにLNTモデルを使用することは安全かつ安全側にたったアプローチであり、たとえ誤りがあったとしても、防護を強化していることを意味するとの共通的な考えを持っている。これら機関がこのようなコンセンサスを持っていることから、NRC、DOE及びEPAといった連邦政府機関はこのモデルに従っている。

<引用 終わり>

LTN仮設とは「広島や長崎で観察された、高線量率放射線による被曝の影響を、低線量率領域まで直線的に延長(一次関数グラフ)してくれば、どんなに低い放射線量においても何らかの発ガンリスクが存在する」という理論です。

どんなに少ないリスクでも、リスクが存在する限り、その対策は必要であり、放射線の害は確実に存在する。

放射線によるDNA破壊は科学的破壊などに比べて複雑なプロセスを有している為、自己修復される確率が低い。


はっきり言って、私は大笑いしてしまいました。
仮にも博士号を持つ頭脳の方達が、DNAの修復や、免疫反応としてのアポトーシス、あるいはT型細胞による異常細胞の排除を殆ど無視しているのです。

はっきり言って、これは学問ではありません。「現代の天動説」です。



■ 生体反応には閾値が存在する ■

自然界の現象には「閾値」(スレッショルド)が存在します。
それは、自然界が複雑系で成り立っているからです。

例えば重たい石を押してみましょう。
はじめは動きません。
しかし、力を大きくしたり、2人、3人で押すと動き始めます。
これは、石には重さに応じた摩擦力が地面との間に働いていて、それを越える力で押さなければ石は動かないのです。

物理の問題としては摩擦力をゼロにも出来ますが、自然界では石が氷の上にあっても摩擦力を受けます。

ところが、「低線量率放射線が危ない」と言っている学者達は、「摩擦力は考慮しなくても良い」と言っているに等しいのです。

生体は自然界における複雑系の最たるものです。

生体は絶えず外界からの攻撃にさらされてきました。
細胞の進化の過程では、強い放射線に曝される時期もありました。
ミトコンドリアを取り込むまでは、酸素(酸化)こそが細胞にとって一番の恐怖でした。
ウィイルスや科学部質の攻撃も受けてきまいた。

しかし生物はその都度、危機を乗り越える生体反応を発達させ、生き延びてきました。
その最たるものが、私達の免疫反応です。

@ DNAが損傷したら、それを自己修復する
A 自己修復出来なかった細胞は、自殺する(アポトーシス)
B 癌化して増殖しようとする細胞は、免疫細胞に食べられる

この様に3重のプロテクトが掛かっているから、私達は紫外線を浴びても簡単には皮膚がんにならないのです。

しかし、ある値を超えると、これらの免疫反応を超える癌細胞が発生したり、あるいは免疫細胞自体が甚大は破壊を受ける事になります。この境界のある値を「閾値」と言います。

西洋医学の薬は、大量に服用すると「毒」になります。しかし、「閾値」以内であれば薬として作用します。

ところが、「低線量率放射線は有害だ」と言う学者は、「閾値」の存在を否定します。

彼らの想定する「人体」は、無菌で光も当たらない場所でしか生きて行けません。
(紫外線と可視光の間に物理的差はありません。紫外線は青色の光よりも僅かに波長が短い光です)

■ 「天動説」がまかり通る「理由」 ■

「現代の天動説」である「放射線有害説」は、どうしてこんなにも力を持ってしまったのでしょうか?

一つには「反原子力が正義」であるという思い込みです。

@ 核兵器は人類を滅亡させるかも知れない。
A 核兵器は廃絶すべきものである。
B 核兵器が有害なのは、放射線が人体に有害だからだ。

C 放射線が有害ならば、原子力発電も有害だ。
D 核兵器や原子力発電を廃絶する為には、放射線は「超有害」である必要がある
E 放射線は「超有害」でなければならない

F 低レベルの放射線も「超有害」でなければ、原発建設は止められない
G 低レベルの放射線も「超有害」でなければならない

H 低レベルの放射線の「超有害」が立証できないのは、人体実験が出来ないからだ
I 放射線は「超有害」だから人体実験をしたら癌になってしまう

J 低レベルの放射線が「体に良い」という理論はクレージーだ
K 低レベルの放射線が「体に良い」という学説は無視するか、徹底的に弾圧しよう

「社会主義」もかつては正義から始まり、多くのの人を不幸にしました。
「正義」とは多分に「悪」よりも人に仇なすものなのです。

■ 誰かが得をする ■

ダイオキシン騒動を覚えていらっしゃるでしょうか?
ダイオキシンも、放射線有害論と同じ経緯で「超有害」にされてしまいました。

@ ベトナムで使用された枯葉剤で奇形や癌が多発している
A 彼らは戦争の犠牲者だ
B 枯葉剤の成分のダイオキシンが原因だろう

C ダイオキシンは「超有害」だから規制しなければならない
D ダイオキシンは「超有害」だから、きっと発ガン性があるだろう

E いくら研究しても発ガン性が立証できないけど、もっと他の毒性があるだろう
F ダイオキシンは「環境ホルモン」として内分泌系を撹乱するだろう
G 「環境ホルモン」は少量で作用するから「超有毒」だ

さて、WHOを含めあんなに大騒ぎしたダイオキシン騒動はどうなったでしょうか?日本男児が草食系になったのはダイオキシンの影響でしょうか?

こんな反論を武田邦彦氏がしています。

@ べトナムはタイでは奇形児は神として崇められので、殺される事が少ない。
A イタリアの農薬工場で爆発事故があり大量のダイオキシンを浴びたが誰も癌にならない
B 現在検出されるダイオキシンは、昭和40年代までさかんに使用された農薬由来
C そもそもDDTなどはダイオキシンと別の構造の物質で、WHOが勝手にダイオキシンに分類
D ダイオキシンによる発ガンは立証されていない(大量投与で発ガンしたと主張)
E ダイオキシンによる内分泌撹乱の影響は立証はされていない
F ある種の貝類、魚類、両生類では、性変化は自然に発生する

そしてダイオキシン騒動の結果は

@ アメリカ製の高価な測定器が沢山売れた
A 欧米のプラントメーカーが高温焼却炉を日本の自治体に大量に売った

皆さん、ダイオキシンって、何だったのでしょうか?

さらには、オゾンホールってなんだったのでしょうか?
南極上空のオゾンホールは太古の昔から存在します。
それが、近年たまたま観測可能になっただけで、現在もしっかりオゾン層には穴が開いてます。
代替フロンで大儲けしたのは、デュポン社です。

■ 低線量率放射線の有効利用の扉を閉じるLNT仮設 ■

全く根拠の無い、「外挿法による低線量率放射線の有害説」は、現代のダイオキシンです。
稲博士の言うように、低線量率放射線が人体に有害どころか、有用であるならば、LNT仮設は私達の健康を間接的に損なっている事になります。

本来、「低線量率放射線療法」で治癒する人達を、健康から遠ざけています。

さらには、福島原発の周辺住民を、必要以上に不幸は状況に追い込んでいます。

もし、LNT仮設が例によってWHOや原子力利権に巣食う者達の陰謀であるならば、私達は断固としてこれに立ち向かわなければいけません。

少なくとも、「福島県民は来るな」などという無知蒙昧な発言は決して許されるものではありません。むしろ、すり寄っていって、健康を分けてもらいたいくらいです。


■ LNT仮設が支持される間は原発は人を不幸にする ■

福島原発は以前予断を許さない状況です。

爆発的再臨界や、メルトダウンによる放射性物質の大量放出の危険が過ぎ去った訳ではありません。ですから、低線量率放射線の安全性と内部被曝の閾値が判明するまでは、福島第一原発は「超危ない」原発であり続けます。

LNT仮設は内部被曝にも有効です。

体内に進入した微量に放射線はLNT仮設では「超有害」なのです。

私はLNT仮説の信望者達は、内部被曝も過大評価していると考えます。
これは又明日説明します。
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タグ: 原発事故


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