2011/4/28

地方の再生・・地域通貨の可能性  時事/金融危機
 

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昨日、鍛冶屋さんから頂いたコメントはアイデアが沢山詰まっています。

<コメント>

-前略-

福島の現状は予断を許さないとは言え、やはり人力さんが仰るとおり将来の事も考えて行かなくてはならないと思います。
自分は、以前の人力さんの(予測)50mSv線量率以内への住人の帰宅解除と言う意見に賛同、または同じく新規入植者の受け入れを検討して頂けないものかと考えます。
しかし、やはり"福島〜"と言う風評被害は避けられないでしょうし、先の自主避難推進地域のように外部からの物流が途絶えたり阻害される可能性もあります。
そこで、いっそ近隣地域の耕作可能な極低線量率地域を含めての、地産地消・独立経済圏モデル地区化なんてどうでしょうか?。言うなれば大規模な「ダッシュ村」構想・・・また低俗と言われそうですが、もし出来るのなら自分は入植を希望します。
当面の現金収入は、これから何年も掛かるであろう復興支援事業と、何十年も掛かるであろう原発の管理・廃棄事業に外部から来る方々の生活支援をすることで賄います。常定住可能のなのは45歳以上の成人に限定し、原発に直接関わる仕事は不可(定住可能被曝線量を超えないために・・・)。当然おっちゃん・おばちゃん、じじ・ばばばかりの街になりますが、低線量率放射線を浴びて皆免疫系が活性化され元気になりますから大丈夫でしょう。10年・20年単位で経過観察し、人体に多大な悪影響が無いと証明できれば徐々に人々も戻って来るのでは。

そして高線量居住不適合地は、復興事業の一環とし更地にしたうえで一面の向日葵畑にしましょう。人工衛星から見えるお花畑として、日本の新たなる日の出の象徴として、世界中に見せ付けてやりましょう!!。

・・・あぁ妄想が...。

<終了>

■ 復興する東北、衰退する地方 ■

東北は今後、復興という巨大な公共事業がが発生し、他地域に比べ、雇用も資金循環も回復します。

しかし、問題は日本の他の地域で、限られた財政の中で他に地域までは予算が回りません。
ここに金融危機や財政破綻が追い討ちを掛ける様な事があれば、地方経済は深刻な状況に陥ります。

■ 地方の問題はユーロ危機に似ている ■

ユーロの問題は、税金と公共事業という財政の統合無しに通貨だけ統合した事で、不況になれば経済力の弱い国の資金が枯渇し、さりとて強いユーロを通貨として採用しているので、輸出や観光で資金を調達する事も出来なくなる事です。

これは、今後そのまま日本の地方にも当てはまる問題です。グローバル化とは日本の中に先進国と途上国が発生する事と同義です。この二者の間で、共通通貨の「円」を使用する限り、一旦景気が後退すると地方の資金は枯渇します。これを補ってきたのが公共事業です。

■ 「お金」が地方の富を吸い上げる ■

誰もが欲しがる「お金」ですが、地方は本来「実物経済」が可能な地域です。ここに「お金」が流入するとどうなるでしょうか?

@ 物や労働が一度、「貨幣」に変換される
A 「貨幣」はストックされる事もある
B 「ストックされた貨幣=預金」はより高い利潤を求める
C グローバル社会では、より投資効率の高い国に資金が移動する
D 一見利率の良いように見える、海外の金融商品に投資される

あれ、あれ?公共事業によって地域に還元された「お金」が、どんどん国外に流出しています。高齢者が多く、消費性向が低い地方のお金は、海外に流出し易いとも言えます。
(現在の日本では、日本国債購入に使用されますので、税金に近い使途になります)

■ 「マイクロファイナンス」の破綻 ■

途上国の貧困の解消の為に一時期話題になったのが「マイクロファイナンス」です。

@ 貨幣経済が発達していない地域に資金を供給する
A 村単位の保証人制度で、所得の低い人でも「お金」が借りられる
B 本来「お金」を稼ぐ手段が無いので、返済出来なくなる
C 村単位で保障人になっているので、村の人間関係が破壊される
D 結果的に「マイクロファイナンス」によって村の将来の収入が吸い上げられる

「マイクロファイナンス」で融資を受けた物が成功すれば、村に居ながら多額の現金収入を得られますが、ビジネスの大半は失敗するのが世の常です。

この様に、本来「物々交換」と「労働の相互供与」で成り立っていた地域経済に「お金」が入り込むと、既存のコミニュイティーが破壊されたりします。

日本の地方が昔より豊かになって、皆が少しずつ「お金持ち」になったのは、返済する必要の無い大量の公共投資が投下されたからであり、それを支えていたのが都会の高い生産性でした。

勿論、安い労働力が豊富にある地方に、企業の製造部門が進出した影響は無視出来ませんが。

■ もし公共投資という資金循環が絶たれたら ■

もし、国家財政破綻や恐慌の発生で、公共投資という資金循環が絶たれたらどうなるでしょうか?

実は小泉改革によってこの現象は既に起きています。
それが昨今の地方経済の衰退に現れています。

@ 公共投資は国の財政赤字を拡大する
A 公共投資は非効率な投資である
B 小さな政府を目指し、減税を先行する
C 庶民の貯蓄が増える
D 国内より「利率」お高い海外に資金が流出する
E 景気が後退して税収が落ちる
F 公共投資がさらに縮小する

■ リフレ派の間違いと政府通貨 ■

リフレ派の「円の増刷」は、グローバル経済の下では、安い資金を海外に供給する事と同義になります。そのオコボレとして国内経済は若干上向くかもしれませんが、その効率は極めて低いといえます。

「円の増刷」は「将来的な税負担」となって私達に跳ね返ってきます。
問題はいかに海外の流出しないお金で、国内経済を活性化するかです。
これが「政府紙幣」の発行です。


ただ、政府通貨は国際金融資本家が忌み嫌います。
何故なら、グローバルな通貨システムこそが、彼らの富の吸収装置だからです。
「ドル」や「円」や「ユーロ」こそが、田舎のささやかな富までをも吸収する装置です。
政府通貨はこのグローバルな資金循環を阻害します。

途上国の通貨は、「ドルにペック」する事で、信用を裏打ちされ、グローバル通貨の枠組みに組み込まれます。

世界的な資金循環は、「金利差」によって生み出され、それは各国の「中央銀行」によって操作されます。これは陰謀というよりも、「世界経営」と呼ぶべきものなのかもしれません。

・・・だんだん、日本の長期不況の原因が見えてきましたね。

池田信夫氏の主張する様に、「有効需要」が無い中でのマネタリーベースの増加は、国内需要を喚起する事が難しいのです。

■ 地域通貨という発想 ■

地域通貨という発想は、政府通貨と同根の発想です。
地方で発生した富を、地方の中で再循環するシステムです。

しかし、現状は地方は都会から流入する「円」の投資で成り立っていますから、「地域通貨」は普及するはずがありません。

「地域通貨」が見直されるときが来るならば、それは「円」の信用が無くなる時か、「円」の供給が絶たれる時です。

■ アメリカで始まった州単位での地域通貨 ■

アメリカではドルの信認が揺らいでいます。
狂った様にFRBが発行するドルに、州政府が恐怖を抱き初めています。

ユタ、コロラド・ジョージア・モンタナ・ミズーリー・インディアナ・アイオワ・ニューハンプシャー・オクラホマ・サウスキャロライナ・テネシー・バーモント・ワシントンなどの州が、金や銀に裏打ちされた独自の通貨の発行を計画しています。

これは一見ドルの信認の低下と見えます。
しかし、グローバル通貨のドルは流動性が高いので、現在の様にアメリカの地域経済の衰退が激しいと、地域の富がもの凄い勢いで流出する事を意味します。

@ リーマンショック後、有効需要が低迷する
A 消費から貯蓄というトレンドが発生
B 地方銀行の衰退で、貯蓄は地域内で有効に再投資されない
C 地域内の預金が、金利を求めて流出する
D 流出先は「あぶない金融商品」であったり「新興国」であったりする

実はアメリカは日本と同じ罠にはまっているのかもしれません。
ただ、アメリカ人の消費好きは日本人の比較にならないので、景気がちょっとでも回復すれば、アメリカの経済は又回り始めるかもしれません。

■ ドルの終焉 ■

しかし、現状FRBの緩和策を有効需要を作り出してはいません。
このままではアメリカの財政破綻の方が先に訪れるかもしれません。

こんな筋書きが濃厚になってきました。

@ 中東危機が高まる
A 原油価格が高騰する
B 原油の高騰が物価を上昇させる(スタグフレーションの発生)
C 不本意な金利引き上げを行う
D 経済が失速し、税収が落ち込む
E 金利負担と税収減から、財政が破綻
F アメリカのデフォルト宣言
G ドルの切り下げが行われる
H あるいは「新通貨」発行

こんな流れを予測しての、州単位での「兌換通過」の発行なのかもしれません。

アメリカの憲法は通貨として「金兌換通貨」しか認めていません。
ドルは最初から、「FRB債券」であって、ニクソンショック後は通貨では無かったのです。
ドル紙幣にはしっかり「中央銀行債券」と書いてあります。

話が大分それてしまいました。
参考までに過去の記事を紹介しておきます。
私は経済も素人なので、多分妄想です。

このブログは私の日々の気になる事のメモみたいなものです。
思考の過程を文章にすると、なんとなく何が分からないのかが自分で分かってきます。
ですから、このブログは私の未熟さの記録だとも思っています。
そんな物を人様にお見せしてもいいのか、疑問ではありますが、
多分、皆さんも似たような疑問を抱かれていると思いますので、
色々とアドバイスを頂きながら、一緒に考えていければと思っています。


「マイクロファイナンス危機・・・貨幣経済の罠」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/305.html


「自給型経済」の持つ豊かさ・・・・「かみちゅ」再放送」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/341.html


「高齢者パワーが日本を救う」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/93.html

「価値の保存」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/253.html

「農業ファンド」は成立するのか? 」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/254.html

「金は天下の回りもの」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/267.html   


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タグ: 地域再生


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