2019/9/30

久しぶりの房総ライド・・・復興の始まる千葉県  自転車/マラソン
 



■ 久しぶりの房総ライド ■

9月9日の台風15号で大きな被害を受けた千葉県。とりわけ南房総地域の被害は甚大で、停電が復旧するまではサイクルウェアーを着て自転車を乗り回すのは気が引けました。さらに、山中の道は至る所で倒木が発生して道が寸断されていました。

3瞬間程が経過して、世帯単位の停電は残るものの、ライフラインはほぼ復旧し、被害の少なかった観光施設も営業を再開しています。しかし、台風被害に気後れを感じたり、観光施設が閉まっていると思われたりで、観光客の戻りが心配です。いわゆる「風評被害」。

これからは「行って応援、泊まって応援、食べて応援」こそが南房総にとっては一番の支援です。ボランティアに行かれて南房総地域に繋がりを持たれた方も多いでしょう。是非、今度は「観光」で訪れて頂き、素敵な景色と、海の幸、山の幸を堪能して頂けたらと思います。

9月28日の土曜日、私もサイクルウェアに身を包み、久しぶりにロードバイクで房総ライドにGO!。

(実はジーンズ姿にMTBでは先週台風の中出かけましたが・・・10mを越える向かい風のの100kmライドは、マジ死にましたが・・・)

■ 山間部の被害状況 ■

本日のライドの目的は、山間部の被害状況・復旧状況の確認。
被害の大きかった君津地域と、国道の復旧が遅れた、房総半島の中央部を縦走する国道410号線を走ってみます。

内房を君津まで走り、鹿野山に向かう沿道には、ブルーシートが目立ちます。

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袖ヶ浦の国道沿いのラーメン屋。看板が飛ばされて、下から寿司屋が現れました・・・。

常代の交差点で国道を離れ、鹿野山に向かいます。千葉県のヒルクライムの「練習」のメッカの鹿野山ですが、本日は自転車乗りは二人にすれ違っただけ。道路状況も不明なので、ゆっくりと登ります。(実は先日入手したレイノルズ853チューブにクロモリバイクをゴリゴリ漕いでいたら、膝が痛くて・・・)

■ 鹿野山神野寺の被害は目を覆うばかり・・・ ■

鹿野山の山頂近くには房総の名刹の一つ、鹿野山神野寺が有ります。真言宗那智派に属する密教のお寺で、推古天皇の時代の598年に開闢された関東最古の寺院と伝わっています。永正年間(1504年 - 1521年)に真言宗の僧侶によって中興されます。

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静かな山中に佇む神野寺は古刹として充分な風格を漂わせています。

仁王門、本堂の被害は少なかった様ですが、境内の小さなお堂が倒木と風で大きな被害を受けていました。奥の院は半壊、国の重要文化財に指定されている「表門」も完全に倒壊してしまいました。

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倒木に押しつぶされた護摩堂

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屋根が吹き飛ばされた奥の院

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国の重要文化財の表門は、保護の為の建造物もろとも完全に倒壊

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本堂の彫刻も一部落下


■ 道の倒木処理はほぼ終わっている ■

神野寺の再興を祈りながら、九十九里展望台に上って行きます。道端のスダジイの枝が相当折れていますが、道端に片付けられているので走行には支障ありません。

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展望台から見える房総の低山にはそれ程被害は見られません

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展望台のケヤキの大木が倒れえています

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倒木置き場には杉の倒木が多数


今回の台風では、君津市や富津市、鋸南町など内房地域の山林被害は、山の東側斜面に多く見られます。鹿野山でも、秋元郵便局に下る道の両側で、杉の倒木が多く見られました。

■ 国道410号線の周辺の山林被害は大きい ■

鹿野山を秋元郵便局に下り、房総半島を縦断する国道410号線に向かいます。沿道は房総でも一番のどかな山村の風景が広がり、小糸川の作る深い切り立った崖が、迫力ある景観を生み出しています。

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清和ゆめの丘牧場では、ポニーが道端の草を食べていました

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彼岸花が満開でした。直ぐに色あせてしまうので、見頃の短い花です。

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三島地区の藁葺の農家には、市の職員が被害調査に訪れていました

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旧道に一歩入ると、倒木が電線にもたれかかっています

いつもなら長狭街道を左折して鴨川市街に向かうのですが、本日は直進して南房総市方面に向かいます。この先、嶺岡山系を越える辺りが道幅も狭く、山の傾斜も急なので、倒木被害が多く発生したと思われます。

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強風が吹き抜けて、稜線近くの杉がのきなみ倒れています

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鴨川市と南房総市の市境周辺の倒木被害は大きい。未だ電話線は切断されたまま。

実は先週、MTBで台風の向かい風の中、養老渓谷から清澄山を通って鴨川へ行ったみましたが、こちらの倒木被害はそれ程でもありませんでした。外房地域の被害は海岸沿いの家屋被害が多く、森林被害は半島中央部から内房寄り、そして半島最南端周辺に多い様です。

■ 食べて応援 ■

「酪農の里」の先で県道89号に入り、直ぐに186号へと右折します。お腹が空いたので、和田浦の道の駅を目指してみます。

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小向ダムは落差も大きく、房総では珍しいダムらしいダム。

和田浦の道の駅「WA/O!」は営業を再開していました。駐車場に並んでいた自衛隊車両は姿を消していました。防災物資の配布場所となっていた地域センターは外壁修理の足場が組まれていました。この地域の停電は台風後1週間以上と時間が掛かりましたが、ようやく街も平穏を取り戻しちつつある様です。

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道の駅「WA/O!]はクジラ料理が有名ですが、本日は「サンガ焼き」定食。房総のソールフードです。

10月も近いというのに気温は28℃程。暑くてたまらないので、冷たいものを食べに江見の「MAKAI」というレストランに立ち寄ります。「MAKAI」とはハワイ語で「海辺」を表す言葉の様です。「ここはハワイ?」と思わせる、トレーラーハウスと、ヤシの木が並ぶレストランと宿泊施設です。実は「MAKAI」さん、娘の大学時代のアパートの名前と一緒で気になっていたのですが、やはり同じオーナーさんでした。

手作りのサイクルラックがあったので、自転車を立てかけようとしましたが、高さが足りずハンドルが引っかかってしまいます。後でオーナーさんんが、「サイクルラック作ってみたんだけどどうでした?」と伺うので・・・「実は言おうかどうか迷ってたんですが、低過ぎて使えませんでした・・」とお伝えしました。

地震の後、停電で冷蔵庫が冷やせなくなった為、食材をお弁当にして近所に配られたそうです。被災後も皆さん助け合って急場を凌がれたのでしょう。

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正面の建物は輸入の「トレラーハウス」。東日本大震災の後「よく売れた」そうです。車扱いなので固定資産税と不動産所得税が掛からず、自走出来ないので自動車税も掛かりません。内装はオシャレなものも多い。ネットで調べると500万から1000万程度の価格帯。建設に時間が掛からないので、災害後の避難住宅などの需要が見込めます。日本のプレハブの避難住宅よりオシャレですよね。房総の景色にもマッチします。

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冷蔵庫が復活して冷えっ冷えのかき氷が頂けました。もちろんブルーハワイ!!

この後、父の老人ホームに寄ってから、鴨川から輪行で帰りました。


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鴨川小学校横のアパートは、屋根が全て飛ばされていました・・・。これでは住めない・・・。

電気や水道の復旧がほぼ終わった南房総地域ですが、台風の傷跡は随所に残っています。ただ、被害が軽微だった観光施設から営業を再開していますので、皆さん、秋の観光シーズンに是非、観光に行かれては如何でしょうか。

防災意識を高める旅行として、地元に方に体験談を伺うのも良いかも知れません。
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