2020/9/4

さすがにダウも調整するよね  時事/金融危機


■ さすがに調整したくなったダウ ■

皆んな大好きラノベトークで盛り上がっていたら、ダウが調整に入りましたね。流石に今年最高値更新というのは、現実から乖離し過ぎていますから。

日本株はダウにお付き合いして下落ですが、GPIF、日銀が支える限り、海外投資家と、それに便乗する個人投資家にお小遣いをあげるだけに終わるのがいつものパターン

■ 大統領選の影響 ■

ただ大統領選挙を前にウォール街がどう動くかが注目されます。バイデンは投資家や金持ちに不利な政策を打ち出していますが、投資家が株価でバイデンに圧力を掛けても、現職のトランプもダメージを被るので、余り派手には下落させられません。

陰謀論的には「仕掛け時」ですが、トランプとFRBが追加緩和に出たら予定変更でオイシイ汁戦略をもう少し続けるかも知れません。

■ 金融危機は分断の仕上げ? ■

注目は大統領選挙自体よりは、それに伴うアメリカ 社会学の分断。金融崩壊で分断をさらに決定的なものにするというのが今回の危機のシナリオだと妄想しているので、一番気になるのは警官による黒人殺害のニュース。しかし、昨日の「全裸黒人」の事件では、デモ派もチョット盛り上がることに躊躇します。


■ インデクス取引とNFG(ネガティブ・フィードバック) ■

株式市場の主役はインデックス取引なので下落に敏感に反応した後は、スタビライザーが働いて、次第に正常に戻るというのが現代の株価の構造。

このスタビライザー、リスクヘッジの反対取引引きという「ネガティブフィードバック」が適度に働く事で、「発振」を防ぐシステムだと私は理解しています。ネガティブフィードバック(NFB)はオーディオのアンプの設計で、発振を防ぐ回路としており入れられています。出力信号を反転させた信号をある割合で入力信号に入れる事で、振幅(下落)が極端に大きくなる事を防ぐ手法です。

インデックス取引主体の市場では、株価はマスで捉える事が出来るので、個々の株価を個別の調整する必要はありません。インデックスという枠に対して、売り買いを適切化する事で、株価をコントロールする事が出来ます。

■ NFBとしての仮売りの買い戻し ■

出力信号はダウ平均などの株価指標。NFBは反対取引。実際には空売りの買い戻しがこれに相当する。フィードバックの量は、買いを入れる下値設定と考えると分かり易い。

要は、市場参加者がどの程度の底値で買い戻すかを予め決めておけば、大きな暴落はたいがい防ぐ事が出来ます。仮に、投資家達の運用するAIが、過去の経験から同じ様な買戻しラインを予測するならば、インサイダー取引などの不正を行わなくても、フィードバックは適切に機能します。

下落を仕掛けるタイミングも似た様なもので、人の勘も、AIも予測も材料は似たり寄ったりの市場の経験則や過去のデータですから、仕込みも仕掛けるタイミングも、だいたい似たり寄ったりになる。

■ 管理された市場 ■

この様に現在の市場は、ある程度適切に管理されているので、資金が流入する分だけ株価が上層し、そして下落は一時的なもので収まる傾向がある。(短期的には大きく値を下げますが、それもシステムが同調していると考えれば分かり易い)

■ 管理された市場で崩落が発生するメカニズム ■

暴落はこの様な「システムの制度設計による暗黙の協調」が乱される時に発しします。例えば、システムが予測し得ない大きな危機が起きた時などに、フィードバックの調整を越えてしまう状況が考えられます。

これは〇〇ショックなど、分かり易い危機で、個人投資家が恐怖に囚われるケースなどで発生するでしょう。要は、システムの予想下落ラインを株価が一時的に大きく下回った時、人間同様にシステムもパニックを起こす。

ただ、現在の市場は、この様なケースではサーキットブレーカーが働き取引が一時的に中断します。システムの設計で、サーキットブレーカー発動後に売りを抑制して、買いを入れる様なプログラムが導入されていれば下落は鈍化させる事が出来ます。多分、共通の利益として、そういう協定が暗黙に存在しているのかも知れません。

これをした抜けする様なケースは、個人や、協定に属さない投資家が、パニック状態で許容以上の売りを浴びせた場合でしょう。

■ 均一化する市場の弱点 ■


思い付くままに書いて来ましたが、昨今の底堅い?相場の原因は、FRBなどの資金の注入もありますが、テクニカル的には、「AIが同じ様な判断をし、市場参加者も未だ大丈夫という判断をする傾向にある」という市場システムの複雑性の欠損に原因している可能性が高い。


・・・ただ、複雑性を欠いた市場は、崩れる時には大きく崩れる・・・。これが怖いのです。
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2020/9/4

お茶の間民主主義が嫌う「分かりにくい政治」...菅首相  時事/金融危機
 

総裁選は「菅首相」の出来レースの様相ですが、菅首相が国民の人気を集める可能性は低い。理由は「本音を言わない」から。

菅氏は「自分は多くは語らず人の話をよく聞く」とか「粘り強い交渉」とか「根回しが完璧」とか、会社員だったらかなり評価の高い人物デス。要は「地味だけどデキル男」という日本人好みのキャラ。

しかし「お茶の間民主主義」に於いては「分かりやすい」「カッコいい」という評価項目が世論を支配するので、「地味で本音を言わない」菅氏の人気は首相就任後にジリジリと下がって行くでしょう。これ、福田康夫元首相の時に似ているかも知れません。密室で首相が決まるのも同じ。今回は総裁選は行われてますが、派閥間の根回しが済んだ時点で勝敗は決した。要は料亭で首相が決まった。


菅氏は派閥政治に否定的ですが、派閥を使う事には躊躇が無い様です。要は所属派閥への忠誠心は薄いが、派閥に力学は良く理解しており、その使い方もよく知っている。そして根回しも上手い。


官房長官として安倍首相のサポート役、軍師役の印象が強かった菅氏ですが、「令和おじさん」で人気が出てから安倍首相が警戒を強め両者の間に溝が出来た。安倍氏は首相退任後にキングメーカーとして影響力を残したかったが、二階氏と菅氏が結託して、此処に宏池会の岸田派がくっ付くと安倍氏や細田派の影響力が薄れてしまいます。

カジノ利権問題や、河合夫妻の選挙問題は、この軋轢が原因で表面化したと思われるますが、カジノ問題のターゲットは明らかに菅氏と二階氏。河合問題も菅氏や二階氏を狙った可能性が高いと私は妄想しています。それに対して、菅氏と二階氏が表に出さない何らかの圧力を安倍首相に掛けた。こんな水面下の泥仕合の勝者が菅氏なのかも知れませんが、安倍首相や麻生財務大臣らは、今度は菅支持を打ち出しながらも、二階派を追い出して、菅氏の動きを封じ込める動きに出ています。

このままでは菅氏は国民に人気の無い首相というレッテルをマスコミに貼られ、「ピンチヒッター」として次の総裁選で岸田氏に「禅譲」を迫られる事になりそうです。

此処で菅氏が石破氏と結託すれば面白いのですが、菅氏はこうもと河野太郎や小泉伸次郎を首相にして影響力を残そうとするでしょう。その為に、この両名の組閣での待遇が注目されます。後、犬猿の仲の麻生氏の処遇も見逃せません。



菅氏は多くを語らない政治家ですが、理念が無い訳では無く、むしろ其処は二世三世の政治家よりは余程確固とした信念をお持ちでしょう。彼なりの国家観も有る。

一方で、地方分権や総務省改革を表立って主張して来たので、首相就任後は交付金制度の見直しや、携帯電話料金改革を全面に押し出しでしょう。特に携帯電話料金改革は国民も喜ぶ改革ですから、政権発足後に直ぐに着手するはず。


しかし、これらの政策は内向きで地味なので、国際政治の舞台で存在感を示し難い。プライドが高そうですからトランプにブンブン尻尾を振るような事も出来ない。(安倍さんは良くやっていたと思います。)

世界の目は首相では無く財務大臣に向いており、麻生氏以外で誰がその役に相応しいと考えているのか興味はその一点のみ。

菅氏の様な地味な政治家を私は好きですが....彼の嫌いな派閥力学に呑まれて終わるのか、それとも「名宰相」として歴史に名を刻むのか、私は安倍首相よりは興味を持っています。


菅氏が首相に当選した時の為の予定稿を依頼も無いのに書いてみました。

頑張れ菅さん!!
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