2020/9/15

自転車と登山の両立・・・ヤビツから丹沢表尾根  自転車/マラソン
 

■ キャンプツーリングの道具でテント泊登山出来るんじゃねぇ? ■

千葉県は平地なのでキャンプ場も夏は暑い。今年は夏の前半に雨が多く、広範は酷暑ですっかり自転車キャンプをしていません。

部屋の中でお荷物と化しているキャンプ道具を眺めながら、私、ふと気づいてしまったんです。「ザックと登山靴があれば、テント泊登山が出来るんじゃねぇ?」

思い立ったら居ても立っても居られなくなる性分。とりあえず軽量登山靴を買って軽い登山で足慣らしして、秋の紅葉シーズンに八ヶ岳にでも行ってみよう・・・。ところが、登山専門店に行くと物欲がムクムクと頭をもたげ、気付けば45リットルのザックと登山靴を買ってしまいました。

自転車用に揃えたキャンプグッズは、ウルトラライトの登山グッズそのものなので、秋のテント泊の登山なら出来そうです。ウエアーはズボンだけ買いました。後は、何となく代用品を持っています。

■ 自転車と登山を同時に出来ないだろうか? ■

私は多趣味なので、趣味が増えるとお金と時間が足りなくなります。お金は仕方ないとして、時間はどうにかならないものか・・・。

そもそも、平らな地面の広がる千葉県は、登山には最も不便な土地柄。ちょっと高い山に登ろうと思ったら、奥多摩や丹沢方面に出かける必要が有ります。車が無いでの公共交通機関で出かけると、半日は移動に費やす事に。これは不合理だ・・・。ちょっとの登山の為に、時間のロスが大来すぎます。

さらに、登山に出掛けると自転車に乗れません。自転車は持久系のスポーツなので、1週間空いてしまうと、パフォーマンスが目に見えて低下します。だから、土曜日は自転車、日曜日は登山と連続で体を動かす必要が有ります。しかし、土日の何れかが雨だと・・・どちらかが犠牲になる。

そこで私は思い付いたんです。自転車で登山に出掛ければ良いと・・・。


■ ザックと登山靴の性能、そして自分の今の登山力を試す ■

クリックすると元のサイズで表示します
ヤビツフォトでもあまり見かけない写真が撮れました

秋の連休に登山に出掛けるにしても、真新しいシューズとザックには不安が有ます。さらに、10年近く登山をしていないので、自分の「登山力」にも疑問が有ます。

そこで、諸々を確かめる為に、登山靴を履いて、ザックを背負って、MTBでヤビツ峠まで浦安から自走し、さらに、そこから丹沢表尾根を塔ノ岳までピストンするという無謀な計画を立ててみました。

ザックの性能と脚力チェックも兼ねて、テントやボンベも含め、テント泊が可能な装備一式もザックに詰め込みます。ザックの重さは水と衣類を抜いて凡そ9kg。フル装備なら12Kg以上にはなりそうです。

この計画を思い付いたのが朝の4時だったので、出発は5時になってしまました。登山には少し遅い時間なので、ヤビツ峠に着いた時間で、その後の予定は調整する予定。


都内は例によって信号ストップの連続。乾燥重量13KgのMTBと9Kgのザックを背負っているので、登り坂で足を使わない様に軽めのギアーを回します・・・って、フロントは42Tシングルなので限界は有りますが。

皇居からは青山街道(国道246)を真っすぐ秦野まで走ります。この道、相模原を抜けるまではアップダウンの連続で、尾根幹を長くした様なコース。以前、夏場にヤビツまで自走しようとして、途中、町田街道で挫折して江の島に逃げた記憶が有ります。

本日は曇りで気温も低く、脚を残しながらも10時前に名古木のセブンイレブンに到着。休憩の後にヤビツ峠を目指してヒルクライムです。蓑毛辺りは自転車を降りて押してもいいと割り切って、1時間30分を目標に上り始めます。

実はチェーンステイが極太クロモリのMTBは意外に坂道が得意です。諦めていた蓑毛の坂道も時速7kmで足付き無してクリアして、止まる事無く、そのまま菜の花台を目指します。

菜の花台でも足は大丈夫そうだったので、その先に進みますが、流石に緩斜面になる手前で足が攣って、しばらく休憩。そこからは、脚が攣らない強度でヤビツに到着します。1時間25分掛かりました。


■ 意外に登山がキツカッタ ■

ヤビツの売店で自転車乗りの方とお話しながら休憩して、12:00にザックを担いで、丹沢表尾根の登山口を目指します。ここからは1.5kmを車道を下ります。自転車で下ればあっという間ですが、少し登山靴に脚を慣らしておきたい。

クリックすると元のサイズで表示します
最近の登山靴、良く出来ていますね。履いたその日に既に足にフィットしています。ちなみにメーカーはサロモン。その気になればトレランも出来る軽量シューズ。


この日の丹沢は終日、雲の中。湿度が高く、蒸し暑い。ミストサウナの中の様です。気温は低く無いのでTシャツに短パン。心配したヒルは、表尾根には居ない様です。(蓑毛は酷いみたいです)

登山口から塔ノ岳は片道6Km。この時間からでは往復は難しそうなので、三の塔まで行って戻るピストンコースにします。学生時代は毎週の様に大山や丹沢表で遊んでいたので、「丹沢はオレの庭」。伊勢原から大山登って、ヤビツから表に上り返して、大倉を下るなんて、ラクチンだった。

しかし、30年も経つとコースの記憶も曖昧です。二の塔までの登りって、こんなにキツかったっけ・・・こんなに長かったっけ・・。

結局、三の塔まで1時間掛かってしまいました。まあ、9kgを背負って初めての登山靴で、雨で滑り易いからこんなモンだと、自分を誤魔化します。(途中、脚が攣りました。。。)

三の塔から見渡しても、一面真っ白で視界は有りません。新しく出来た休息小屋で、お昼にします。と言ってもコンビニで買ったオムスビ2個と、ミネラルチャージのゼリー一個。

実は背中にはコンロもお米も背負っているのですが・・・何と、水を忘れた。これ、前回の筑波山登山でもやっちゃいましたが、自転車を離れる時に、ボトルを外して持って来るのを忘れてしまいます。ゼリーを2個持っていたので、どうにかなりましたが・・・危険。水が無いから、コンロがあってもお湯も沸かせず、米も焚けず・・・。(まあ、そんな時間も有りませんが)

20分程休憩して、山頂を一回りして、ヤビツに向けて下山します。岐路も当然、真っ白な景色の中。下りで膝が笑うかと思いましたが、意外に大丈夫で、脚も攣らず、割と良いペースで下れました。

ただ、10kg近い荷物を背負うと、ショートカットの登山靴は、ちょっと足首が不安定です。石が濡れていなければ走ってしまうので、足首に掛かる力を逃がせるのですが、きちんとストップをかける場合はハイカットの方が安定感が高い。まあ、2Km程度の下りなので、どうって事ありませんが・・・。

下りは登りの二倍速は過去の話。50分掛かりました・・・。まあ、雨だし、自転車乗った後だからと・・・自分を誤魔化します。

三の塔の標高が1200m程度ですから登山口からは500m以上な登ったでしょうか。


■ ゴアテックスの靴の中が浸水 ■

ヤビツつ付く直前に雨が強く降り始めました。MTBのブロックタイヤでVブレーキなので安全ではありますが、慎重にスピードを落として下ります。途中、カーボンホイールのリムブレーキに方に思い切り抜かれますが・・・命知らずだな・・・。まあ、下りはテクニックですから、上手な方なのでしょう。

蓑毛に付く頃には雨も上がり、気温も暖かくなります。ここからも、マンホールの蓋などに気を付けながら、慎重に名古木まで下り、秦野の駅から輪行します。着替えのTシャツを持って来て正解でした。雨で汗も流れたので、さっぱりして電車に乗ります。

ところで、防水のハズのゴアテックス。雨でしっかり中が水浸しになりました。むしろ入った水が抜けない。ゲーター(防水スパッツ)も雨具も付けていなかったので当然ですが、ゴアテックスでも上からの浸水は防げません。これも当然。


「ロングライド」「ヒルクライム」「登山」の三点セットが可能な事を確認しました。新たな「遊び」を開発してしまったので(やっている人は結構いらっしゃるみたいですが)、しばらくはこの遊びに熱中しそうです。


当然、翌朝には腿の筋肉痛に悲鳴を上げています。やはり自転車で使う筋肉と、登山で使う筋肉は違う様です。




クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します
3

2020/9/15

激走!オリンピックコース・・・東京2020を走る  自転車/マラソン
■ そうだ! オリンピックを走ろう!! ■

今年の酷暑で千葉県の平地を走るのは危険です。そこで、2週連続で奥多摩方面に遠征していますが、行き帰り電車輪行は楽ですが、「ルートを楽しむ」というロードバイクの楽しみと、「長距離を走りぬく」という達成感に乏しい。

そこで、「達成感の得られる涼しいロングライドは無いものだろうか?」と考えている内に、「東京五輪のコースならば長距離で涼しいのでは無いか!」という結論に至ります。

府中を出発して「尾根幹」「同志みち」を走って山中湖に至り、「三国峠」を走り「富士スピードウエィ」ゴールの男子のレースコースは距離約244km、獲得標高:約4,865mの強烈なコースですが、ゆっくり走ればブルべのコース設定に似ているとも言えなくも有りません。山岳ブルべならば300km、獲得標高6000mなどというイベントも有りますから・・・。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

■ とりあえず浦安から自走で山中湖まで行って、天気が良ければ富士山に登ろう ■

実は東京五輪の自転車コースは、富士山周辺で自動車専用道路や富士スピードウェイを走る為、素人がコースを正確に辿る事は出来ません。

そこで、前半の「尾根幹」と「道志みち」を走り、山中湖を目指した後、脚が元気で天気が良ければスバルラインで富士山の5合目まで登るルートにチャレンジする事にします。涼しい時間に尾根幹を抜けたいので浦安から自走します。出発時刻は午前2時半。

自転車はロングライドで体に優しいクロモリのレモン君をチョイス。フロントシングル42T、リア12−27Tで、ちょっと登り向きでは有りませんが・・・激坂は無い様なので、多分、大丈夫でしょう。

先ずは東京の自転車乗りの聖地「尾根幹(おねかん)」を目指します。尾根幹は正式には「南多摩尾根幹線」という調布市と町田市を結ぶ道路ですが、道幅が広く、ゆるやかな起伏が続く為、多くのサイクリスト達がトレーニングに使っています。今回のオリンピックコース選定では、ロードバイク愛好家が日頃走るコースを、オリンピック選手が走るという大サービスをしてくれるのです。

夜中の都心を抜け、新宿から甲州街道をひた走り、電気通信大学の交差点を左折すると、多摩川が現れます。この辺りで空が白み始めます。40km程走りましたが、都内は信号が多くて時間が掛かりました。食事をせずに家を出たので、牛丼屋で朝食を取ります。

早朝の尾根幹に自転車乗りの姿は有りません。噂通り、ほとんど登っているか、下っているかの道ですが、山や谷の部分に必ず信号が有って、何故か殆ど引っ掛かります。多分、ある程度の速度で走れば信号に引っ掛からないのかも知れまませんが、本日は後半の山岳コースに脚を残したいので、ゆっくり走行・・・。

尾根幹の南側は多摩丘陵の自然が残っています。北側は新興住宅地が広がります。そして、道沿いには国士館大学や大妻女子大学などが有ります。道は現在も整備中で、周辺もこれから開発が進んで行くのでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します
「尾根幹」を走ります。時刻は5:30頃。

少々、登り下りと信号に飽きた頃、短いトンネルが現れ、そこを抜けると、一気に町田街道に向けて下って行きます。ここ小山沼陸橋というのだそうですすが・・・wikipediaで後から調べたら「軽車両通行禁止」だそうです・・・。自転車は軽車両です。

尾根幹は町田街道に突き当たって終わりますが、ここからは「道志みち=国道413号線」を目指します。国道16号線に出て413号に入るコースが分かり易いのですが、交通量が多い市街地を通過するので却下。

早くも気温が上昇して来ているので、地図を頼りに相模川を渡り、中津川沿いを北上して国道412号線、そして413号線を目指します。


クリックすると元のサイズで表示します
米軍座間基地の輸送機でしょうか?ルート上にも相模総合補給廠という米軍施設が有りました。6:15

クリックすると元のサイズで表示します
高田橋で相模川を渡ります。多摩丘陵から相模原台地、そして相模線の線路に沿って崖が有、さらに相模川沿いに崖が有ります。この付近は相模川の扇状地で、浸食によって3〜5段の河岸段丘が観られます。7:15


クリックすると元のサイズで表示します
中津川沿いの県道53号線。愛甲郡・愛川町を走ります。厚木や橋本からほど遠く無い場所ですが、丹沢山系に入ると、「ここが神奈川?」という雰囲気が漂います。7:35

クリックすると元のサイズで表示します
県道53号線の登り坂を上ると国道412号線に突き当たります。自転車乗りには有名な「オギノパン」を通過して、しばらく走ると「道志みち(国道413号線)」の交差点が現れます。ここを左折すると、後は山中湖までは一本道。8:22


■ 灼熱の道志みち ■

暑くなる前に標高を上げようと思っていましたが、ここまで信号が多くて9時を回ってしまいました。日向は既に30℃を越えていそうです。ダブルボトルの一本を体に掛ける水用にしていますが、ボトルが直ぐに空になってしまいます。

道志みち、最初の頃は緩やかな勾配ですが、とにかく上り下りが多い。登ったと思ったら直ぐに下り坂で、なかなか標高が上りません。セブンイレブンを見付けて、ペットボトルの冷水を頭からぶっ掛けます。ガリガリ君を食べたら、だいぶ体が冷えました。「午後は雨になりそうだ」と言いながら、自転車乗りの方が急いで出発して行きます。ガチな人達は、早くも練習を終えて東京方面に向けて爆走しています。

道は道志川に付かづ離れず進みます。地道に標高を稼いで来たのに月夜野で、一気に川まで下ってしまいます。そこからは結構急な登りが始まります。ここら辺が神奈川と山梨の県境。

道志村入ると、道は川沿いを走ります。川幅も広がり、いくつもの橋が架かっています。道志村役場には『自転車ロードレース競技』の大弾幕。オリンピックを機に、「道志みち」を自転車乗りの聖地にしたい・・・そんな街の意気込みが伝わります。

道志村に入っても気温は高く、何度、道端の川に飛び込もうと思った事か。もう暑くて限界・・と思う頃に「道の駅 どうし」が現れました。「水源の町」を売りものにするだけあって、冷たい水が巨大な石のオブジェから流れています。冷たくて気持ち良かった!!

道の駅でお昼休憩とします。名物はクレソンらしい・・・。暑さで頭がボーとしていて、ザル蕎麦大盛を注文してしまいました。


クリックすると元のサイズで表示します
橋のはるか下を道志川が流れています。8:35

クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
川幅がだいぶ狭くなり、「渓流」の風情が有ります。10:02

クリックすると元のサイズで表示します
「涼」を取りに川まで下りてみます・・・暑い・・・。10:12


クリックすると元のサイズで表示します
道志村役場、オリンピックへの期待の大きさ感じます!!10:24


クリックすると元のサイズで表示します
道の駅には自転車ラックが多数設置されていますが、自転車は僅かに4台。時間が遅すぎるのでしょうか。10:45


クリックすると元のサイズで表示します
道の駅の裏手は道志川が流れています。そして、河童の像が・・・。これ、ネットの自転車乗りの記事で観た事有る!!

■ 山伏峠を抜けると、そこは山中湖だった ■

道の駅を過ぎると、道志川の源流域に向けてひたすら登り坂が続きます。斜度が10%を超える事は無いので、大した登りでは無いのですが、ここまで随分と脚を使わされたのと、暑さの影響で思う様には登れません。

道志川は次第に小さな沢になって、分水嶺が近づいて来る頃、唐突にトンネルが現れ登りが終了します。ここが山伏峠、標高1100mの道志みちの最高点です。

トンネルを抜けると、そこは山中湖村。道は山中湖に向けて下って行きます。道志側と比べて随分と涼しく感じます。まさに高原の空気。

浦安を出る時には、オリンピックコースと同等に獲得標高を狙って、スバルラインを5合目まで登る気マンマンだったのですが・・・既にそんな気力は欠片も残っていません。速攻で観光モードに移行です。


クリックすると元のサイズで表示します
突然に山伏トンネルが現れ、ようやく登り坂が終わります。12:37


クリックすると元のサイズで表示します
湖上のボートや、湖畔の小洒落た店が点在して、リゾート感が漂います

クリックすると元のサイズで表示します
富士山は雲の中で見えません

■ ザ・ベスト・オブ 「残念観光地」の忍野八海 ■

すっかり観光モードに入り、一度行ってみたかった忍野八海を目指します。富士の湧き水のら立ち上る朝霧の幻想的な写真で有名な観光地。

富士山に降った雪や雨は溶岩層にしみ込み、約20年の歳月を掛けて、忍野村周辺で溶岩の隙間から湧水として地上に沸きだします。

有名な忍野八海の周辺にも、この様な湧水池が点在しており、「浅池」もその一つ。食事処の敷地内にある湧水池で、庭園は良く整備されています。

クリックすると元のサイズで表示します
池の中に水草がたなびきます

クリックすると元のサイズで表示します
コスモスが高原に初秋を告げます・・・まだ、平地は酷暑ですが

忍野八海は観光客で賑わっていましたが、以前写真で観た様な「ひなびた景色」の欠片も有りません。

池の上にまで土産物屋がせり出し、周辺も売店がひしめき、中国語が飛び交います。コロナ騒動で一時は少なかった観光地の中国人ですが、いつのまにか戻って来ました。現在は2週間の自宅待機を経れば普通に日本で生活出来ます。観光地としてはインバウンドが戻って来てホットしている事でしょう。

しかし、民有地だとは思うのですが、もう少し景観を考えた開発は出来なかったのでしょうか?湧水を中心とした公園整備と、少し離れた場所のお土産屋や飲食店通りに分けるべきだと思います。尤も、地元の人にすれば、自宅の庭や裏に湧水池が昔からあった訳ですから・・・「ここで稼ぐにが何故悪い?」って感覚なのでしょう。

忍野八海に中国人観光客が増えたのは2013年頃からだそうです。富士山が世界遺産に登録された時期。それまで中国人観光客は都会で「爆買い」をする為に日本に訪れていましたが、それが一巡すると、日本の様々な観光地に出かける様になります。そして、その体験をSNSで拡散して、それを見た人達が押し寄せる。忍野八海は中国人が日本で訪れたい場所の一つとして人気スポットになりました。

それまで、この地を訪れる日本人は僅かでしたから、地元としては嬉しい限りですし、ほとんど来ない日本人を相手にしているよりも、中国人観光客の満足度が優先するのは当然の事です。観光客も来ない観光地よりもマシです。

クリックすると元のサイズで表示します
GoToトラベルの始め頃は、激減していた中国人観光客。今は各所で観光を楽しんでいます。コロナで暗い表情の日本人よりも活気があるので、ある意味ホットします。

クリックすると元のサイズで表示します
忍野八海の中心部から先の川筋には人影もまばらです。ここもなかなか風情が有りますが、ここまで足を延ばす中国人は殆ど居ません。


クリックすると元のサイズで表示します
綺麗に整備された庭園ですが、入場料を200円取るので、何と観光客は皆無。



■ 富士吉田駅っていつから「富士山駅」になったの? ■

忍野八海を一回りしたら、小腹が空いて来ました。適当な蕎麦屋に入って本日二回目のソバ・タイム。・・・「忍野八海の瑞で打った蕎麦」が売りですが・・道の駅の蕎麦の方が風味が良かったかな。

ちょっとトホホな観光も終わったので、最寄り駅から輪行します。「富士吉田駅」を目指しますが、駅が地図に見当たらない。まあ、だいたいの方角は分かるので、鳥居下トンネルを通って、富士吉田市街に下って行きます。

ところで、日本の道って、ほとんど自転車乗りを殺す気マンマンですよね。峠道のコーナーのゼブラ塗装は、自転車の細いタイヤのグリップが抜けてしまうので本当に怖いのですが、道路の白線のデコボコ塗装はもっと怖い。

鳥居下トンネル、結構長いトンネルで歩道もしっかり整備されているので自転車は歩道を走るkとが前提なのでしょうが、トンネル内の白線にブロック塗装がされています。これに乗り上げるとハンドルを取られて超怖いのですが、狭いトンネル内だと車道側を車にブロックされるので、白線に乗らざるを得ない時が有ります。

鳥居下トンネルは忍野側からは下りなので、結構なスピードが出ますが、これでブロック塗装に乗り上げると、自転車は一瞬でバランスを失います。もう怖いのなんのって・・・良く、転ばなかったと神様に感謝しています。

国交省の方、峠でコーナーを攻めて崖から転落するバカな峠族の命と、路肩を遠慮して走るロードバイク乗りの命、どちらが大切でしょうか・・・・。

そんなこんなで、国交省を呪いながら富士吉田市街に到着。適当な交差点で左折したら、見覚えのある浅間神社の鳥居が現れました。ここから先は昔の記憶を辿って富士吉田の駅に到着です。・・・・って、駅名が「富士山駅」に変わっていました・・・。どうりで富士吉田駅が地図に無い訳だ。

クリックすると元のサイズで表示します
蕎麦畑が広がっていました。

クリックすると元のサイズで表示します
久しぶりに見る浅間神社の鳥居。もう、富士山に走って登らなくなってから10年程になるでしょうか。



■ オリンピック選手はバケモノだ ■

走り終えてみれば150Km,獲得標高2069m。オリンピックコースには遠く及びませんでした。

この季節に道志みちを越えて富士山周辺のヒルクライムを複数繰り返す事など、私にはとうてい出来ません。オリンピック選手の超人ぶりを実感した一日でした。


日頃、オリンピックなど興味も無い私ですが、道志みちを失踪する超人達の姿は観てみたい。オリンピックが仮に中止になったとしても、自転車レースだけ同じコースでやってくれないかな・・・・。



クリックすると元のサイズで表示します
1

2020/9/15

自民党のアンシャンレジウム・・・内向きな内閣  福島原発事故
 

■ 「後が無い」から誕生した菅政権 ■

突然の安倍氏の辞任発表のドサクサで、何故だか出来上がった菅内閣。キャラ的には首相向けでは無いのですが、安倍内閣は今年に入ってから菅氏を殆ど無視していましたから、後が無い二階氏と組んで「謀反」を企てた格好です。

しかし、本能寺の変の明智光秀と同様、「後が無いから無理して取った政権」的な印象が強く、そこに政治的な理念を感じません。


■ 経産内閣の崩壊 ■

安倍政権は「アベノミクス」や「一億総活社会」などキャッチコピーは派手ですが、実は中身を伴っていない内閣でした。安倍政権で実現したのはTPPと日銀の異次元緩和だけとも言えます。おっと、集団的自衛権の閣議決定も重要です。

安倍政権が今井氏を始めとする経産省出身者が支配する内閣である事は、コロナ禍の対策で国民にも明らかになりました。彼らは他省庁との調整もせずに様々な対策を突然打ち出して、そして失敗した。(実際には日本のコロナの影響は殆ど無いので、成功とも言えますが)

安倍氏が首相職を放棄した本当の理由は、多分、この先も明らかになる事は有りませんが、それによって「経産省内閣」が崩壊した事は確かです。実際、彼らは他省庁の「倍返し」を恐れている。

■ 菅首相と官僚の支配争い ■

安倍内閣は内閣人事局によって官僚の人事権を掌握する事で、官僚を抑え込んでいました。その中心に居たのが菅官房長官。

今回の「内閣の意見に従わない場合は移動する」と官僚達に釘を刺していますが、これは表立って言う物では有りません。むしろ、公に発言する事で官僚達の反発を招く。この件だけでも菅氏の焦りが透けて見えます。早く官僚の支配権を確立しなければ、何も出来ない内閣で短命政権になる事が分かっているからです。

一方で、目の上のタンコブだった経産省の官邸官僚の影響力が無くなった事で、官僚達の綱引きは既に始まっています。人事権を掌握する菅首相は恐ろしい存在である一方で、全く話の通じない相手では有りません。上手く取り入って、政策を実現させる好機と考えている官僚は少なく無いでしょう。総務省の改革派や、金融庁当たりの動きが活発化すると私は妄想しています。

一方で、財務大臣の麻生氏が留任した場合、財務官僚は麻生氏の顔色を見ながら従来通りの対応をします。

菅新政権で官邸内の各省庁の力関係に変化は生まれますが、経産省の影響力が低下する事で、結果的に財務省が従来の力を取り戻すと私は見ています。菅首相も財務省を敵に回したくは無いので、「将来的な消費税増税」に言及するなど、財務省に秋波を送っています。

■ 日米関係 ■

「アメリカに気に入られない内閣は短命に終わる」というのが日本の内閣の特徴です。第二次安倍内閣は、「歴史修正主義的なアナクロ内閣」として、政権発足当時はオバマ政権に距離を置かれていた。TPP阻止などを公約に上げていた事も影響していたでしょう。

しかし、モリカケ事件が発覚した頃から、安倍政権はアメリカに従順になります。そして、トランプ政権発足後は、アメリカ人に「トランペット=トランプのペット」と揶揄される程、日米関係に親密さを内外にアピールします。一方で、米国産の武器輸入の拡大など、アメリカに譲歩するシーンが目立つようになります。

果たして菅新政権がアメリカ(トランプ)とどの様な付き合いをするのか興味が持たれますが、菅氏の後ろ盾となる二階氏は中国との関係が深く、ここをアメリカに目を漬けられるとに日米関係が上手くゆかなくなる可能性が有ります。「中国と手を切れ」と迫られる可能性が高い。二階氏も、この辺は十分に熟知していますから、表立った動きは控えるでしょう。

一方で、菅首相がアメリカの信頼を得られるかどうかですが、「テレ」がある様では上手く行かないでしょう。どうも代表戦を見ても、彼は口下手というか「テレ」が目立つ。これ、プライドの裏返しなのでしょうが、テレを捨てないと日米関係は上手く行きません。ただ「ツンデレ」という事もあるので、未知数ではありますが。

■ 日中関係 ■

難しいのは日中関係。コロナ禍で積極的な交流をする必要が無い事は幸いしていますが、大統領選まではトランプは票集めの為に中国への強硬姿勢を強めるでしょう。これにお付き合いする必要が有ります。

大統領選の結果によって日中関係も変化しますが、しばらくは表立った動きは無いでしょう。首脳会談も米大統領選の後に、日米首脳会談が行われ、その後に、適当な時間を空けて日中首脳会談という順番かと思われます。

安倍政権の様な明らかな反中・反韓姿勢は取らなくなると思われます。ネトウヨも活躍の場を失ってし、しばらくは「安倍ロス」状態となります。もしかすると、欲求不満が高まったネトウヨが反菅内閣の急先鋒になる可能性も有ります。まあ、安倍政権の置き土産、あるいは蒔いた地雷と言った所でしょうか。

■ 官僚機構と対立する地方分権 ■

菅氏は地方議員出身として、政治モットーに「地方分権」を掲げています。ただ、これは財務省や他省庁との折り合いが悪い政策です。各省庁とも予算を地方に移譲させられる事には抵抗します。菅政権のアキレス腱ともなり得るので、菅氏としても慎重にならざるを得ない。

地方分権は地方の有権者にも分かり難い政策なので、菅氏も殊更それを中心課題にする事は無いでしょう。ただ、自民党に地方議員の利権が増えるので、党内的には事有るごとに地方分権への取り組みはアピールすると思われます。

一方、国民に一番アピールするのは菅氏のライフワークとも言える「携帯電話料金の引き下げ」。菅氏は竹中氏の下で、総務省改革に取り組んでいました。この中で携帯電話事業のウエイトも大きかった。

電波利権は複雑で、携帯電話各社はプラチナバンドと呼ばれるTV局が占有するチャンネルが欲しい。一方で、TV局は放送から通信への流れで放送事業が斜陽化する事を防ぐ為、通信事業へのイヤガラセとして、プラチナバンドの受け渡しに抵抗しています。菅氏があまりプラチナバンドの明け渡しに積極的になると、TV局各社は「反菅キャンペーン」を展開して、政権に圧力を掛けるでしょう。

一方で通信各社はプラチナバンドというエサと引き換えで無ければ、大幅な形態電話料金の引き下げに応じない。また、訳の分からない複雑な割引制度でお茶を濁す可能性が高い。

菅政権の目玉政策とも言える「携帯電話料金の値下げ」がどこまで実現するかによって、この政権の実力が何となく分かると思います。

■ アンシャンレジウムとしての菅内閣 ■


「脱派閥政治」「派閥によらない人材の起用」は選挙時も菅新首相がアピールしていたポイントですが、党役員人事は派閥均衡となっています。しかし、実際には二階幹事長と森山衆議院議長と菅首相が中心になって自民党党内の調整も行うと予想されます。これ、はっきり言ってバリバリの派閥政治。

自民党は伝統的に派閥対立が深まると宏池会が政権を取ってバランスを取って来ました。しかし、今回は清和会と麻生派が菅氏を推してしまったので、完全な対立とはならなかった。結果的に宏池会の岸田氏と、ハグレモノの石破氏をパージする形で、派閥対立を内包した党内人事と組閣が行われる事になりそうです。何とも中途半端な内閣が出来そうな予感。

安倍一強の時には「派閥政治」という自民党の伝統が薄らいでいましたが、安倍氏の影響力が低下して事で、自民党は旧体制に戻ってしまった感が有ります。まさにアンシャンレジウム。

■ 菅氏に残された道は「ツンデレ」? ■

清和会と麻生派は、菅氏の失策を待っている状態で、当面は表立った動きはしないでしょう。別に何もしなくても、「口下手」な首相に国民はすぐに飽きる。ここで国民の興味を引くには「ツンデレ」という超高等テクニックが必要ですが、小泉純一郎氏の様に上手く「デレる」のは容易では有りません。

むしろマジメで誠実な菅氏は「暗キャラ」に陥り易く、国民はこれを嫌いますから、官邸スタッフは菅首相の「キャラ作り」には最大の注意が必要です。そこら辺に有能なスタッフを抱えるかどうかで、菅政権の支持率は大きく変わります。

現状は高齢者層にアピールする為に「苦労人」キャラを作る事に必死ですが、今時「苦労人」は受けない。安倍政権は良くも悪くも「若者受け」する政権だっただけに、若い人達の自民党離れを防ぐ為には、意表を突くキャラを期待したい。

例えば「暗キャラ」転じて「逆切れキャラ」なんてどうだろうか。


枝野代表  「総理、モリカケ問題や、桜を見る会を新内閣はどう考えているのか」

菅首相   「ご指摘には当たりません。問題無い・・・」

枝野代表  「いえ、あなたは安倍内閣の官房長官だったのだから無関係では無いでしょう」

菅首相   「問題有りません」

枝野代表  「総理!問題無いしか言えないならば、誰でも総理は務まりますよ!!」

菅首相   「問題有りません」

枝野代表  「これじゃあ、ラチが上らない。国民はTVを通じて観てるんですよ!!」

菅首相   「問題ねぇ〜って言ってるのがわぁかんねぇかぁ〜?」

枝野代表  「総理、国民の分かる言葉で話して下さい」

菅首相   「おめぇー、秋田ねめんじゃねぇーぞぉー!!」

枝野代表  「私は秋田をバカにしているんじゃなくて総理の考えを国民に分かる言葉で・・」

菅首相   「オメェー、そっただ事言ってると、ベコさ食わすぞぉ〜〜〜」



国民は政治家の肉声を聞きたい!!


5
タグ: 原発事故


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ