2020/10/15

ソフトバンクの上場廃止予測と特別買収目的会社の設立  時事/金融危機
 

■ ソフトバンクが上場廃止? ■

ソフトバンクが上場廃止を目指しているのでは無いかとの憶測が流れています。

ソフトバンクは携帯電話の会社では有りません。投資企業です。携帯電話事業は高い通信費によって独占的に利益を稼ぎ、投資の元でを作り出す装置です。

将来有望と思えるハイテク企業の未公開株に投資して、上場時にガッポリ利益を上げるという投資スタイル。アリババの上場で8兆円の利益を上げ、やり手の投資家として世界から資金を集めるまで投資会社となった。

しかし、最近は上場株のデリバティブ取引で巨額の利益を上げるなど、「ソフトバンクはいつから上場株式の投資家になったのか?」と揶揄されています。コロナショックの株価の乱高下で利益が出る投資をしていた様です。

ソフトバンクの運用する資金は巨額ですから、相場にも影響を与えます。投資家達はソフトバンクの投資の手の内を知り違っています。一方、ソフトバンクの大口出資者達も、運用内容を知り違っています。極端にリスクの高い投資をしていないか心配なのでしょう。

「冒険的投資家」の孫さんは、大口株主や出資者が投資戦略に口出しする事を嫌っている様で、過去に何度か、上場廃止を口にした事が有る様です。今回も、その流れで、上場廃止を検討している様です。「冒険的投資」にはインスピレーションと独断が不可欠だと考えているのでしょう。

■ ハイテク企業のIPOで儲からなくなる? ■

ソフトバンクがここに来て、ハイテク企業株などの資産を整理し、上場株にシフトしているのは、株価維持の為に自社株買いの資金が必要だからとも言われています。一方、自社株買いが進めば、残りの株式に占める孫氏の比率は高くなり、上場廃止のハードルが下がって行きます。

しかし、ソフトバンクの投資戦略の変更をもう少し陰謀論的視点で観ると、市場の予測とは違った側面が現れて来ます。

ソフトバンクが将来的なIPOで利益が上げる為には、投資した企業の価値が高まっている事も大切ですが、IT企業の株価が高く維持されている必用が有ります。現在、アメリカのIT株はバブルだとも言われていすが、これが近々崩れるとするならば、ソフトバンクの戦略が根底から覆る事になります。実際のWeWorkの様な失敗例が出始めています。

ARM株の売却も、「高値で売れた」と言われていますが、売却額の一部はARM株でソフトバンクに支払われる様なので、その実態は果たして・・・。これで株価が下落したら損が出るかも知れません。

いずれにしても、ソフトバンクの経営戦略の変更は、IT株市場の将来的な危機を予想したものだと私は妄想しています。そして、その結果、ソフトバンク自身の株価も下落しますから、乗っ取りを防ぐ意味でも、上場廃止を急ぐ必要が有るのかも知れません。


■ 特別買収目的会社(SPAC)の設立を目指すソフトバンク ■

ソフトバンクは「ブランク・チェック」と呼ばれる特別買収目的会社(SPAC)の設立を急いでいる様です。

1) 買収する会社などの詳細が決まっていないのに、
   取り合えず買収目的の会社を立ち上げ、上場します。

2) 投資家や個人投資家がこの「空箱会社」の株を買います

3) 集まった資金で非上場の有望な会社を買収してIPOで利益を出します。

4) 株主は配当利益を得ます


従来はプライベート・エクイティ・ファンドなどが、これに近い投資で利益を上げていましたが、それを、さらにスピーディーにし、個人投資家からも小口の資金を集める方法として注目を集めています。

ただ、出資者は「ブラックボックス」に投資をする様なもので、とにか投資をしてリターンが得られれば良い・・・そんな危うさも感じます。

現在SPACに資金が集まるのはバブルだからです。「SPACがIPOで利益を出すかもしれない」というだけで株価が上場します。バブル相場では株価が上がるから買う、買うから株価が上がるという連鎖が繰り返されます。「巨額資金を運用してアリババなどで巨額の利益を出した孫正義のSPAC」という看板だけで、実態の無い「空箱」に資金が集まり、株価が上場するから更に高値で株が売れる。まさに錬金術です。

一方、ハイテクバブル自体は昨年の半ば頃に崩壊が始まっており、コロナバブルが無ければ今頃資産市場は崩壊していたはずです。今更、ハイテク企業の買収をしたところでIPOで利益を出す事は難しい。WeWorkを例にとるまでも無く、市場は実質的に詰んでいます。

ソフトバンクにSPACの設立を急がせている連中はゴールドマンサックスなどの大口の出資者の様ですが、彼らは孫正義の看板を利用して、既に不良債権化している手持ち非常上のハイテク株価を売り抜けたいだけでしょう。

バブルが弾けて、ソフトバンク自体の経営が傾いたら買収して美味しい所だけ頂く腹づもりでしょう。だから孫さんは上場廃止に舵を切った。

尤も孫さん自身もSPACにソフトバンクの保有する非上場株を押し付ける気満々でしょう。

ソフトバンクがSPACの設立を急ぐ理由を陰謀論的に妄想すると、近い将来、ハイテク市場が崩壊して、多くのベンチャー企業が資金難から、二束三文で売りに出されるのでは無いか・・・・。そこで、今の内に資金を集めておいて、ゲットしちゃおうって戦略。その結果SPACの経営が破綻しても責任は株主の自己責任です。

■ 収穫祭が始まっている ■

1929年の世界大恐慌の原因となったNY株式市場の暴落では、アメリカの土着企業が二束三文で金融資本家の手に渡っています。日本のバブル崩壊でも、日本企業の株式の多くが、外国人投資家に買い占められました。


バブル崩壊は「仕掛け人の収穫祭」なのです。


尤も、ソフトバンクは収穫される側にも成り得る。だから、上場廃止を急ぐ必要が有るのでは無いか・・・。


本日は陰謀論的妄想を垂れ流してみました。
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