2021/12/21

攻め時時、引き時・・・強気相場はいつ終わる  時事/金融危機
 

■ 緩和的金融政策が継続している間は「攻め」 ■

リーマンショック以来「オオカミが来たよ」と言い続けて外し続けている当ブログですが、結論から言えば「緩和的金融政策が継続している間は攻め」が正解なのでしょう。

個別銘柄は別として、インデックス取引では、市場に資金が流入し続ける間は上昇を続けます。リーマンショック後に損失を出した金融商品も知らず知らずに利益を出している。皆さんの年金運用もプラスとなっています。

日本国債一辺倒から株や債券へのリスク投資に切り替えた、厚生年金の積立金の運用(GPIF)の、以前は損失が問題視されていましたが、運用益のプラスが積み上がているので、最近は誰も「年金が消える」などと言わなくなりました。コロナバブルで運用益が跳ね上がり、20年間で95兆円の運用益を上げています。運用資産額も160兆円に達しています。

・・・・ただし、「今は」という言葉を先頭に付ける事をお忘れ無く。


■ ブースター祭りでトランス状態の市場の終焉 ■

現在の市場はコロナ禍以降、ブースタに次ぐブースター注入を続けている状況です。コロナ禍の1年半程前頃には、既にFRBが利上げを断念するなど、市場には「終わりムード」が漂っていましたが、コロナで一変しました。もう市場はオーバードープで「トランス祭り」状態。

こんな状態が継続する訳が無い事は市場参加者全員が認識している訳で、先にもFRBが緩和縮小に入るのではという誤解で市場が震撼した。結果的にFRB議長が否定して平穏を取り戻しました。

市場参加者の多くが「崩壊のビジョン」を共有しているので、条件が揃えば今の乱痴気騒ぎは簡単に終焉する。

■ イングランド銀行が利上げ・・・ ■

足元のインフレ率の上昇を警戒して、イングランド銀行が利上げに踏み切ります。

イングランド銀行は面白い中央銀行で、いつも利上げタイミングが早い。世界の金融センターはウォール街では無く、ロンドンのシティーなので、イングランド銀行の政策はいつも意味深です。ただ、市場のプレーヤーの目はFRBの動向だけを見ているので、イングランド銀行の利上げの影響はほぼ有りません。

イングランド銀行の利上げがアドバルーンなのか、或いは一部市場関係者への「合図」なのかは私などには伺い知る事は出来ません。


■ 誰もが知りたい崩壊の時 ■

知り合いと話をすると、「年金運用がプラスになってるんだよねー」とか「株EFTて儲かるよね」なんて呑気に話していてます。多くの人が、再びマイナスになるとは思っても居ない。

一方、市場に詳しい人は「崩壊は何時か?」という事にしか興味は無いでしょう。懸命な方は既に売り抜けていると思いますが、これだけ市場が過熱すると、「もうちょっと・・・」とムズムズ病が再発する。

■ カエルは意外にのんびりしている ■

リーマンショックの時にはFRBの利上げの影響は、先ずサブプライムローンで現れ、それがリーマンブラザーズの破綻に到達するまで2年掛かっています。

この前例から、多くの人が「FRBが緩和縮小や利上げを匂わせたら手仕舞い」と考えていると思いますが、FRBも匂わせては「やっぱ止めた」を繰り返すので、市場も段々とこれに慣れて来ます。要は鈍感になる。

短期金利に比べ、長期金利の上昇が鈍いのが、市場が楽観的な要因ともなっています。米国債市場がとりあえず安定している。

素手の風呂の温度は相当に熱いのですが、多くのカエルはのんびりしている様に見えます。

■ ブラックスワンはどこから? ■

FRBの利上げ以外にブラックスワンが有るとすれば中東有事や、台湾有事、ウクライナ有事などですが、ウクライナは中国が絡まないので微妙。

台湾有事と声高に言われ始めてはいますが、これは唐突感がハンパ無い。アメリカと中国のデカップリングの度合いを考えるに、まだまだ先の話だと思います。

中東は・・・・これも、不安定ながらも安定している。

戦争というカードが切られるのは危機の後だと思います。

では、一時話題だったドイチェバンクはどうか・・・・。コロナバブルで一息着いた感じでしょうか。でも、これ、裏を返せば・・・全ての金融機関が金利上昇でドイチェバンク化するという意味でも有ります。

もう、湖の水面下は黒い白鳥だらけ・・・今回の危機はこんな感じで、やはりFRBが水面を下げると恐ろしい光景が出現するのでしょう。
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