2020/2/20

ウイルスより問題は政府の対応力・・・強毒性のウイルスの感染を防げるのか?  時事/金融危機
 

■ 福島の放射線の風評被害に似ている新型コロナウイルス被害 ■

今回の新型ウイルスに対する世界的な混乱は、福島原発事故の風評被害に似ています。

原発事故の風評被害は「年間1mSvの放射線でも危険」とする国際射線防護委員会(ICRP)の「厳しすぎる防護基準」が作り出した被害です。

同様に、新型コロナウイルス騒動は、「指定感染症の指定による過剰な対策」が生み出した混乱だと言えます。今回の流行後に統計的なデータが出ますが、結果的に「インフルエンザ並かそれ以下の脅威」と認定されるでしょう。

■ 弱毒性ゆえに感染力が高い新型コロナウイルス ■

新型コロナウイルスが中国の武漢を中心に流行してしまった原因は、初期対応の悪さもさる事ながら、このウイルスの毒性の低い事に起因しています。

感染しても症状の出ない「不顕性感染」が多く、発症しても軽症なので人々は普通に生活します。しかし、発症していなくても他人を感染させる能力があるウイルスらしいので、感染はこれらの健康な人や、軽症の人を通じて通じて、あっと言う間に広がって行きます。

これが毒性の強いウイルスだと、発症者は動き回る事が出来ませんし、感染した事も明確になりますから適切に隔離される事で、ウイルスの拡散は限定的です。

■ 日本のSARSが流入した場合、政府は感染拡大を防げるのか ■

今回の新型コロナウイルスは、潜伏期間の長さと、症状が出にくい事で感染拡大を防ぐ事が難しいウイルスである事は前述の通りです。しかし、今回の対策で、日本の感染予防における問題点も見えて来ました。

1) アメリカの米疾病対策センター(CDC)の様な専門の部署が無い
2) 政治的思惑が感染予防に影響を与える

厚生労働省の中にも感染の専門家は居ますが、彼らに感染予防の強い権限は与えられていないでしょう。だから、アドバイスは出来ても命令は出来ない。彼らが正しい「提言」をしたとしても、厚労省内の上級官僚がそれをそのまま実行しないケースは多いはずです。さらに、現在の官僚を、政治家の顔色を見ながら行動しますから、クルーズ船のケースの様に「信じられない」結果が生まれます。

この様に、日本の感染予防は、専門家、或いは専門部署に権限が与えられていない為、「ウイルス流入」という事態に、実効的に対応する事が出来ません。

新型インフルエンザや、新型コロナウイスの様な弱毒性のウイルスでは、問題は有りません。かし強毒性の鳥インフルエンザや、SARSやMARSの様な致死率の高いウイスで現状の対応力では、ウイルスの流入も、感染拡大も防ぐ事が出来ずに、国民に少なからぬ犠牲者が出るでしょう。

「天然ウイスス」以外にも「生物兵器の流出」という事態も起こり得ます。ウイルスが兵器となる以上、ウイルス対策は「安全保障問題」に他なりません。

クルーズ船内では「レッドゾーン(感染危険地帯)と、グリーンゾーン(安全地帯)」の線引きう明確、或いは、その運用が徹底されずに感染が拡大したと指摘されています。現場に感染症対策の専門家が居て、その人がある程度の権限で現場を指揮したならば、こんな初歩的なミスは起こり得ません。


今回のウイルスがSARSや、MARSだったならば・・・そう考えると背筋が寒くなります。


政治家の介入にもある程度対抗出来るウイス対策の専門機関・・・私は必要だと思います。


・・・・ただ、彼らがウイルスビジネスの手先とならない保証は無い。これが問題。

「国民全員、インフルエンザワクチンを接種しろ」だの、「若い男女は、子宮頸がんワイクチンは強制接種だ」などと言い出しそうなので・・・国民にとっては、現状の方が好ましいかも知れません。
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2020/2/17

新型コロナより怖いQE4・・・毎月600億どる  時事/金融危機
 

■ 新型コロナ騒動もへっちゃらな市場 ■

新型コロナウイルス騒ぎに若干の動揺は見せたものの、株式市場はなかなか強気です。米にしてみれば「海の向こうのウイルス騒ぎ」なので、「材料」程度にしか見ていない。

ところで、この強気相場、何を隠そうFRBのQE4が支えています。FRBは利下げにばかり注目が集まりますが、実は昨年から資産購入を再開しています。(それまでは売却していた)

最初は、「ちょっとだけよ・・」と始めた資産購入ですが、現在は600億ドル/月の規模で、今年の第二四半期まで継続する事を発表しています。日本円にして6兆円/月を越える規模。

これ、日銀やECBが資産買い入れを縮小する影響を相殺する形で始まった可能性が高い。日銀は既に大量の日本国債を抱え、購入額を増やす事が難しい。さらに、日本もECBも金利が下がり過ぎてしまい、色々と弊害が出ています。そこで、FRBはちゃかり資産購入を再開しましたが、決してこれを「QE4」とは呼びません。

■ 「QE4」でバブル化する市場と、新型コロナパニック ■

現状、米国市場が新型コロナウイルスを楽観視しているのは米国内での感染が拡大していないから。しかし、CDCは5都市で新型コロナウイルスの簡易検査キットを配布を開始するなど、既に
アメリカ国内でも感染が拡大している可能性が有ります。

経路としてはハワイが疑わしいと言われています。中国人観光客が多いですから。日本人でもハワイから帰国して発症した方が居ます。アメリカ人はハワイ大好きですから・・・ハワイで感染が広がれば、全米にお持ち帰りです。

たいして怖いウイルスでは在りませんが、米国内で感染が拡大すると、市場は混乱するハズです。一番恐ろしいのが、QE4バブルで水膨れした市場がオーバーシュートする事。風船をパンパンにして針で刺すと一気に破裂します。

■ 今度のブラックスワンは王冠を被った姿で現れる? ■

リーマンショック以来、各中央銀行は量的緩和という物量投入で市場を復活させ、さらに拡大させて来ました。気づけばダウが3万ドル目前と、随分と高い所まで登って来てしまいした。一方でウィワークの例を見るまでも無く、足元はだいぶ怪しくなって来ています。コロコロと小石が転げ落ち始めています。

そろそろ頂上でご来光・・・そんな夢を見る方も多いでしょうが、頂上に表れるのは後光が差したブロッケンのバケモノかも知れません。

後光は「王冠=コロナ」かも知れません。


出来る事なら感染したく無いコロナウイルス(症状よりも社会的にヤバイ)ですが、感染しなくとも危険がイッパイ。
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2020/2/15

完全に後手に回ったウイルス対策・・・水際よりも市中感染の対策が重要だった  時事/金融危機
 

■ 1月の上旬にはウイルスは日本に持ち込まれていた ■

昨日から渡航歴の無い方々の新型コロナウイルスの感染が複数発見され、既に国内で「市中感染」が広がっている可能性が高い。

時系列で振り返ってみます。


12月31日 武漢で原因不明の肺炎

1月7日 新型コロナウイルスと判明

1月12日 中国で初の死者を確認

1月13日 中国以外で初の感染確認

1月16日 国内初の感染確認

1月23日 武漢封鎖


1月27日 中国人の団体ツアー旅行が禁止に

1月28日 日本人の感染者を初確認

1月31日 WHOが緊急事態宣言


2月1日 日本で「指定感染症」・・・湖北省からの入国を禁止


多分、武漢の市内にウイルスが蔓延したのは1月に入ってからですが、武漢が封鎖される1月23日までは、武漢からの観光客は普通に日本国内に入国出来ました。この時点でウイルスが日本に持ち込まれた事は、武漢からの観光客を乗せたバスの運転手が感染した事でも明確です。

政府はこの時点で、日本国内でヒトからヒトに感染が広がる「市中感染」を視野に対策を始めなければいけなかった。

しかし、ダイアモンドプリンセス号の例を見るまでもも無く、政府の対策は「水際対策」に偏っていました。

■ 中国からの入国を禁止しなかった「無策」 ■

中国政府は1月28日に中国から海外への団体旅行を禁止していますが、ビジネス旅行や個人旅行は規制していません。

又、日本は2月1日から湖北省からの入国を禁止していますが、中国の外の地域からの入国は野放しです。(現在は浙江省からの入国も禁止されている)

さらに、入国に際しては「14日居ないに湖北省、或いは浙江省に滞在した事はありますか」というアンケートを記入するだけです。高い渡航費用を払って日本まで来て、正直に記入して追い返される人がどれだけ居るでしょうか・・・。

アメリカやシンガポールなど多くの国が、入国禁止の対象を中国全土に広げているのに対して、日本は未だに湖北省と浙江省のみを規制しているだけです。

多分、4月の習近平主席の来日を気遣ての事と思いますが、「安全保障」の観点から危機感が無さすぎます。

■ テーマパークで戯れる国民の危機感の低さ ■

中国からの観光客が減ったとは言え、東京の近くの巨大テーマパークには依然、中国人の姿がチラホラと見受けられます。そして、多くの日本人が何の危機感も無く集まっています。

私はネトウヨでは在りませんから「中国人は帰れ」とは言いませんが、政府が中国人の入国を禁止する事に異論を唱える事はしません。

確かに観光地やデパートなどへの影響は大きいですが、ウイルスの感染拠点となって風評被害が発生して観光客が寄り付かなくなるリスクを考えれば、やはり中国人の入国は規制すべきでした。

尤も、1月の時点で既にウイルスは持ち込まれていたので、2月に入ってから中国人の入国を規制しても、現在始まりつつある「市中感染」は防げなかったでしょう。


■ 日本よりも徹底した対策をしているシンガポールですら市中感染が防げない ■

シンガポールは中国全土からの入国を禁止するなど、日本よりも対策が徹底しています。しかし、日本同様に中国からの旅行者が多いので、日本に先んじて市中感染が拡大しています。

シンガポールでは感染者が発生した地域を公開し、感染者が発生した職場を14日間在宅勤務とするなど、感染対策が日本よりも徹底しています。それでも市中感染の拡大に歯止めが掛かりません。

シンガポールと日本の共通点は地下鉄など公共交通機関を国民が多く利用している点。他のアジア諸国に比べ「閉鎖空間でのウイルスの感染リスク」が高い。


■ 日本で感染が拡大すると、日本が入国規制のリストに入る可能性も ■

昨日から「市中感染」のフェーズに入った事で、諸外国の方々は日本人の入国に抵抗を覚える様になるでしょう。中国へ投稿歴の無い感染者が100人単位で増える様ならば(クルーズ船を除き)、世界の国々は日本からの入国に何等かの制限を掛ける可能性が有ります。

感染者数は中国の例を見るまでも無く「指数関数的」に増加します。1週間ごとに感染者数が一桁増えて行きます。来週は十人単位、再来週は百人単位で感染者が発生するかも知れません。

特に、日本は中国に比べても、国内の感染予防が無策でしたから、来週に入ると、だいぶ混乱すると思います。

■ RNA型ウイルスに効果のある抗ウイルス薬 ■

新型コロナウイルスに感染しても多くの方はインフルエンザ程度の症状ですが、若い方でも、それなりの確率で重症化するのが、このウイルスの危険な所です。

2003年のSARDSの治験から、中国ではエイズウイルスの抗ウイルス薬のいくつかが効果があると分かっていました。中国以外の国でも、重篤な患者に対してエイズの抗ウイルス薬が投与され効果を発揮しています。さらにエボラ出血熱の抗ウイルス薬も効果を発揮したとの報告もある様です。

日本では富士フィルムの子会社の富山化学工業の開発した開発した「RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤」の「アビガン」に期待が集まっている様です。「アビガン」はインフルエンザ用に開発されましたが、エボラ出血熱など、その他のRNA型ウイルスにも効果を発揮する様です。ただ、催奇性が確認されているので、妊婦への投与は出来ません。

現在、世界の大手製薬会社の多くが、中国と共同で様々な抗ウイルス薬の効果を調べており、また、新型コロナウイルスの遺伝構造を解析して、その活動を阻害する薬の製造に乗り出しています。

抗ウイルス薬から、新型コロナウイルスに効果のあるものが特定されれば、重症患者の死亡率を下げる事が出来ます。


■ 出社するかどうかの判断が難しい ■

昨日から感染が明らかになった方々の多くは、インフルエンザだと思って病院を受診して陰性と判断され、自宅に戻されて症状が悪化したと思われます。現に、3つの病院を受診した方もいらっしゃいます。

現在の厚生労働省の指針では、湖北省や浙江省に滞在履歴のある人だけが、新型コロナウイルス検査対象でしたから、取りこぼされている感染者はまだまだ居るはず。

こうなると、インフルエンザ様の症状のある人は、咳が止まらない人など、インフルエンザでは無いけれど、新型コロナウイルスの疑いもある人の登校や出社の判断が難しい。簡易検査キットが開発されていないので、一般の病院での検査が出来ないのです。

「新型コロナウイルスかも知れないので会社休みます」と言える人は心臓に毛が生えている人でしょう。下手をすれば「職場閉鎖」の原因となってしまいますから、普通の人は咳止めを飲んで、マスクをして会社に行ってしまう・・・。

それこそ、政府が大事を取って「咳の症状の強い人は2週間の在宅勤務」と決めでもしない限り、職場や電車での感染拡大を止める事は出来ません。


■ オリンピックへの影響が気になる ■

私は「安倍政権はコロナウイルス対策を失敗してオリンピック延期、ザマァ!!」なんて言う偏狭な人達の仲間になりたくありませんが、しかし、新型コロナウイルスの感染の拡大具合によってはオリンピックへ影響が出るかも知れません。

6月までに感染が収束しなければ、海外の観光客が日本に来なくなるかも知れません。仮に7月まで長引いたならば、オリンピックは中止か延期になるでしょう。観客も選手も、感染が怖くて日本に来れませんから。

普通は気温が高くなれば、コロナウイルスによる風邪は下火になります。新型ウイルスが同様な性質である事を望みます。

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2020/1/29

強い政権も内部から崩壊する・・・自民党の仁義なき戦い  時事/金融危機
 
■ 自民党の「仁義無き戦い」 ■


「桜を見る会」や「大臣辞任」や「IR疑惑」は自民党内の権力争いが表面化したものですが、それらをメディアは関連付けて報道しないので、今一つ実体が見えて来ません。

私の妄想では・・・

1) 「令和おじさん」として「ポスト安倍」で有力視され始めた菅官氏に安倍氏が警戒感を持つ
2) 菅氏と同じ神奈川を地盤とする河野太郎氏や小泉進次郎氏と菅氏の関係も気がかり。


3) 対安倍戦略として二階氏が菅氏と接近を図る
4) 組閣で安倍氏の牙城の経産省に菅-二階氏が菅氏に近い菅原氏を押し込んだ
5) 検察庁に睨みを聴かせる法務大臣に菅氏に近い河井氏を押し込んだ


6) 安倍氏はスキャンダルをリークして2大臣を辞任に追い込む
8) 法務大臣は安倍氏に近い森氏を据える


9) 共産党の追及で「桜を見る会」問題が発覚
10) 菅氏は記者会見で、わざと「隠蔽」を演出し、安倍政権への不信感を醸成する


12) 安倍氏は二階派の秋本議員を「IR疑惑」で逮捕す、IR問題で二階氏と菅氏に圧力をかける
13) 法務大臣を安倍氏側の森氏に替えた事で、逮捕、捜査が迅速に進む


14) 菅氏らは河井案理議員に1億5千万円の選挙資金を執行部が投入した事をリーク
15) 河井氏は岸田派の重鎮の溝手氏に安倍氏が支援を持っていた為に送り込まれた刺客
16) 岸田派に留まらす、自民党議員の中で不公平感と安倍氏に対する不信感が高まる
17) 「桜を見る会」の後援会接待も、安倍氏と岸田派の林方正氏の市長選を巡る争いが原因


イマココ


■ 麻生氏の動き次第 ■

安倍氏は第一期安倍内閣が崩壊した際、溝手氏が安倍氏を非難する発言を根に持っており、先の選挙で何が何でも溝手氏を落選させたかったと噂されています。

「禅譲」を餌に岸田派を抑え込んでいた安倍氏ですが、河井案理氏への1億5千万円の選挙資金によって、自民党内の反安倍勢力の不満は高まっています。特に、岸田氏はこれ以上安倍氏に従っていれは派閥の沽券に関わります。

二階派は元々、安倍氏とは距離がありましたが、菅氏が二階氏と接近し、さらに岸田派がそれに加わるとなると、安倍氏が首相退任後に「院政」を敷く事が難しくなります。

ここで注目されるのが麻生氏の動きです。森友学園事件では、財務省も麻生氏も泥を被って安倍政権を支えましたが、それも安倍後を考慮した動きです。麻生氏は息子に地盤を譲る予定ですが、安倍氏が「院政」を敷くならば、息子や麻生派の将来の為には安倍氏に付いていた方が得です。

ところが、安倍氏の「院政」が不確かになると、麻生氏には安倍氏を支えるメリットが亡くなります。「盟友」と言われる安倍氏と麻生氏ですが、政界において友情は水よりも薄い・・・。

最近、麻生氏の発言があまり報道されませんが、今は大人しく「静観」といった所でしょう。


■ ジャパンハンドラー達は河野氏をポスト安倍とするのか? ■

先日、河野太郎防衛大臣がアメリカのジャパンハンドラーの牙城のシンクタンで講演し、「次は首相になって帰って来る」と発言した様です。これが、彼の野望の表明なのか、それともジャパンハンドラー達に「次はお前だ」と言われたのか・・・真相は分かりません。

何れにしても河野太郎氏は英語も堪能ですし、安倍氏よりは頭が良さそうです。しかし、「権力の魅力」に弱い一面も見え隠れします。

入閣前は「反原発」など、自民党執行部に抵抗するかに見えた河野氏ですが、外務大臣として入閣後は手のひら返しで安倍氏に従順です。「外相専用のチャーター機が欲しい」と発言するなど、安倍氏同様に国民目線無視のお坊ちゃま発言も飛び出しました。外遊先での写真をネットにアップするなど、「庶民の味方」というポーズは捨てた様です。

外務大臣、防衛大臣と重要閣僚を歴任すれば、岸田氏と並びポスト安倍に最も近い存在とも言えます。

ジャパンハンドラー達がポスト安倍を選ぶなら「使い易い方」を選びます。岸田氏は権力の為に良心を捨てきれるとは思えませんし、その優柔不断さが政権の支持率を下げるでしょう。一方、河野氏は「割り切れる」男と私は見ています。

「日本はどうせアメリカの言いなりなんだから、首相は首相の役割を上手く演じればいい」と割り切れる。

自民党では反主流派ですから、国内の既得権力との繋がりも少ない事もアメリカにとっては都合が良い。何となく小泉純一郎氏に似た立ち位置です。


■ 河野氏の取り合いになるのでは? ■

菅氏、二階氏らは、数の上からは岸田派を仲間に入れたいと思っているでしょう。しかし、河野氏の動きも気になる所です。ジャパンハンドラー達が河野氏を次期首相へと考えているのならば、河野氏への影響力も持っていたい。

安倍氏や清和会も同様に、ポスト安倍が河野氏ならば、その後ろ盾となる事で影響力を残し、「院政」を敷きたい。ここには当然麻生派も加わるはずです。

■ 皮肉な事に岸田氏は首相を諦める事で、キャスティングボードを握れる ■

岸田氏は今まで「ポスト安倍」という甘言に惑わされて存在感を示す事が出来ませんでした。ところが、「ポスト安倍」を諦める事で、岸田氏や岸田派の影響力が増大します。岸田氏が安倍氏側に着き続けるのか、それとも、菅-二階氏側に鞍替えするのか・・・。

仮に次期首相が河野氏であったとしても、自民党内の力関係は岸田氏の選択によって大きく変化します。

■ 安倍政権は野党では倒せないが、自民党ならば倒せる ■

「権力維持」こそが目的化し、「首相である事」が自身のプライドの全てである人物が日本のトップに居る事は、日本人にとっては不幸な事です。

安倍政権によって、様々な不正が公然と行われ、国民は政治に失望すると同時に、「戦後民主主義」の幻影は完全に消えてしまいました。その意味では安倍氏は「戦後レジューム」を葬り去ったとも言えます。

その過程で野党は弱体化し、政権を狙える存在では無くなりました。本来は安倍長期政権に嫌気した自民党が分裂して、新たな2大政党が出来るハズですが、「空気による利権調整」が働く日本の政治では、自民党の存続が自民党議員の利益を最大化します。だから自民党は分裂しない。


しかし、安倍首相の求心力に綻びが出れば、反主流派を中心に反安倍の機運は自民党内でも高まります。そして、それに後押しされる形で、安倍氏に対抗する有力政治家達が重い腰を持ち上げるのでしょう。

安倍氏を織田信長だと見立てると、菅氏が秀吉、二階氏が家康といった所でしょうか。明智光秀の役には岸田氏が似合っています。麻生氏は前田利家といった所でしょうか。自民党政治は軍用割拠する戦国時代に似ています。はっきり言って大河ドラマよりも面白い。


最近は女性議員もキャラが立っていて面白い。杉田議員もどうか今のままキワドイ役を押し通して欲しい。大河ドラマにも「女盗賊」みたいなキャラが花そ添えるじゃないですか。もうエアー携帯とか、もう最高でした!!



「日本の政治には失望した」とお嘆きの方も多いと思いますが、「アメリカの書いたシナリオ」の中で、必死のアドリブで存在感を主張するのが日本の政治家だと私は考えます。そして官僚というスタッフがそれを支える。







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2020/1/17

ダウ3万ドル目前?・・・事実上のQE4を実施するFRB  時事/金融危機
 

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■ 資産買い入れを再開していたFRB ■

FRBの利下げ報道の影に隠れていまうが、実はFRBは2019年9月から資産買い入れを再開しています。上のグラフはFRBのバランスシート推移ですが、右端で跳ね上がっている事が分かります。

1年未満の短期の国債購入を行っている様ですが、これって「QE4(量的緩和)」じゃね?と思うのは私だけではありあません。

「それがアヒルのように見え、アヒルのように歩き、アヒルのように鳴くなら、それはアヒルだ。」と発言したのは経済評論家のピーター・シフですが、資産買い入れ再開を量的緩和では無いと言い張るパウエルFRB議長を皮肉った。

■ 資金供給量が増えればバブルは膨らむ ■

FRBの利下げ以降顕著な市場の上昇ですが、QE4の効果もそれなりに出ているはずです。焚火に燃料を追加すれば、炎は一層激しく燃え上がります。

トランプの要求に渋々対応するふりをしながらも、FRBはしっかりと市場に燃料をくべて、大統領選まで相場を上昇させる気満々です。

■ 様々な事件にに敏感に反応する市場 ■

FRBの緩和拡大で市場のファンダメンタルは上昇ですが、先日のイランと米国の緊張の高まりで大きく値を下げた様に、様々な出来事に過敏に反応しています。

現在は米中貿易協定の第一ラウンドが、どうにか丸く収まると見て、市場は相当強気になっていますが、直ぐに調整に入り、ダウが一気に3万ドルに達する事は無いでしょう。

ただ、大統領選まではトランプ政権は相場を上昇させたいので、あの手、この手を使うでしょう。FRBに強引に利下げも要求する。

■ 株式はリスクが少なく、債券はリスクが高い? ■

FRBの利下げによって債券の金利が下がってしまったので、債券市場の金利はリスクに見合わなくなっています。結果的にリスクに対して債権よりもマシな金利(利益)が確保できる株式市場に資金が流れ込み、株価を押し上げています。

日本と同様に、アメリカの株価は実体経済と乖離しています。特にIT系企業でその傾向は顕著ですが、アップルの業績が振るわなかったり、WeWorkのIPOが延期されるなど、昨年辺りから不安材料は増えています。

現在の株高は、緩和マネーの生み出した過剰流動性が行き場をを無くして、株式市場に流入しているだけかも知れません。

■ 市場との対話って・・・■

FRBは市場を焦らしたり、エサを与えたりが上手です。これを市場との対話と表現します。しかし、昨今の隠れQE4や利下げの経緯を見ると、ご主人様は市場で、FRBはその要求に屈服している様にも見えます。

結果的には相場は持ち直し、一時は凍り付いた債権市場にも再び活気が戻りつつあります。これを良しとするか、それともバブルの総仕上げと見るかは、個人の主観に任せるしかありません。

ただ、市場は今後、益々ピーキーな動きになるでしょうから、個人は振り落とされ無い様にしがみ付くか、或いは列車を降りるか判断すべき時期に来ていると思います。


・・・・正直な気持ちを言ってしまえば・・・市場って意外にタフだなと思う今日この頃。

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