2019/10/15

「大型台風は温暖化が原因」という刷り込み・・・昔の台風はもっと巨大だった  温暖化問題
 

■ 台風で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます ■

関東に上陸した台風としては近年では最大級とも言える台風19号。

多くの河川で越水や堤防の決壊が発生し、洪水の被害が大きい台風でしたが、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

千曲川の堤防決壊現場の近くはゴールデンウィークの「東京ー直江津ワンデイライド」の時に通ったので、記憶に残っている風景なだけに、胸が痛みます。

今回の被害地域はちょっと遠いので、「災害救援のふるさと納税」か「特産品をお取り余せして応援」を考えています。

■ 「近年の巨大台風は地球温暖化が原因」という間違った刷り込み ■

大きな台風が日本列島を襲う旅に「温暖化によって台風が巨大化している」という報道がされたり、一般の方も「やっぱ、温暖化の影響だよね」などと会話されたりします。

「台風の巨大化=温暖化」という刷り込みがマスコミによってなされているからです。

しかし、台風が巨大化するのは「表層の海水温が高い」事が原因で、これは「人為的二酸化炭素による地球温暖化仮設」とは全く関係が有りません。台風のエネルギーは海面から発生する水蒸気によって供給されます。上昇気流によって水蒸気が水滴になる時に大量の熱エネルギーを発生し、それがさらなる上昇気流を生み出して気圧が加速度的に低下して台風になるのです。

1) 西太平洋や日本近海の表層海水温度が高いと台風は巨大化する
2) 伊勢湾台風や狩野川台風など、過去に巨大な台風の例は多くある
3) 人地球温暖化が進行していると言われる現在より過去の台風は大きい


科学的思考が出来る方ならば、「あれ?」っと思うハズです。

<枕崎台風>
1945年(昭和20年)
最低海面気圧 916.3hPa
最大風速51.3m/s、最大瞬間風速75.5m/s (宮崎県細島灯台)

<伊勢湾台風>
1959年(昭和34年)
最低気圧 894mb(米軍機観測)(上陸時 930mb)
最大風速 60m/s

<狩野川台風>
1958年(昭和33年)
最低気圧 877mb (上陸時960mb)
最大瞬間風速 100メートル

<2019年 台風19号>
2019年 (令和元年)
最低気圧 915 hPa (上陸時955hPa)
最大瞬間風速 43.8 m/s



上陸時の気圧の低さ(台風の勢力)順では・・・

925(mb) 1961年 高知県室戸岬の西

929(mb) 1959年 和歌山県潮岬の西

930(hPa) 1993年 鹿児島県薩摩半島南部

935(mb) 1951年 鹿児島県串木野市付近

940(hPa) 1991年 長崎県佐世保市の南
      1971年 鹿児島県大隅半島
      1965年 高知県安芸市付近
      1964年 鹿児島県佐多岬付近
      1955年 鹿児島県薩摩半島
      1954年 鹿児島県西部

上陸時の気圧の低さだけが台風の勢力を表す訳ではありませんが、温暖化が進行していると言われている現在よりも、過去に今回の台風19号よりも気圧の低い台風は沢山あります。

■ 「観測史上初」のカラクリ ■

最近良く耳にする「観測史上初」という言葉。多くの人が「温暖化している」と思い込み易い言葉です。

実は「観測史上初」というのは、「気象庁が測定点をその場所に設置してから最高の数値を観測した」という意味です。

アメダスの無かった時代には、各地の気象台や少数の観測点しかありませんでしたが、アメダスが全国津々浦々に分布した現在、年間50か所程度は「観測史上初」のデータが観測されます。

さらに、「1時間の雨量」やら「降り始めから24時間の雨量」やら、測定される数値の定義にも色々あるので、「観測史上初」が量産される訳です。

今回の台風19号は雨が長時間降った事で被害が拡大しました。



NHK NEWS WEB 「台風19号 わずか一日〜二日で年間降水量3〜4割の雨」より

各地の48時間の雨量は、
▽神奈川県箱根町で1001ミリに達し、
▽静岡県伊豆市市山で760ミリ、
▽埼玉県秩父市の浦山で687ミリ、
▽東京 檜原村で649ミリと年間降水量の3〜4割にあたる雨となり、いずれも観測史上1位の記録を更新しました。

さらに東北でも断続的に猛烈な雨が降って、13日未明までの24時間の雨量は、
▽宮城県丸森町筆甫で587.5ミリ、
▽福島県川内村で441ミリ、
▽岩手県普代村で413ミリと年間降水量の3〜4割にあたる雨が一日で降り、いずれも観測史上1位の記録を更新する記録的な大雨となりました。

<引用終わり>


この報道だけ見ると、「観測史上初」の凄い雨量の様に感じますが、48時間雨量で4か所、24時間雨量で3か所の測定点が「測定点を開設してから最大の数値」を記録した事になります。測定点は関東地方だけでも大量にありあmす。

ただ、今回の台風は「広範な地域で、観測史上初に近い雨量を長時間記録した」という点で、多くの河川で越水や堤防の決壊を起こしました。「雨の被害の大きい台風」であったという事は事実です。

■ 首都圏の大河川の治水は高いレベル ■

今回の台風の引き合いに出された1958年の狩野川台風。死者不明者が1269名にのぼりましたが、多くが水害による死者です。伊豆半島で多くの死者が出ていますが、東京でもゼロメートル地帯と呼ばれる江東区や荒川区などの地域に限らず、山の手でも水害は発生しました。これは、貯水能力の高い水田などが、急激な宅地開発で失われた為とされています。

一方、今回の台風19号では、東京やその近郊での水害は、多摩川の二子玉川付近での越水と、世田谷区玉堤から野毛にかけては、多摩川に注ぐ谷沢川が氾濫して浸水被害で出ています。又、武蔵小杉で雨水の処理が追い付かずに浸水が発生しています。

以前は、この程度の大雨が降ると神田川や善福寺川などが氾濫を起こしましたが、地下の貯水施設などが整備されてた為に今回は被害は発生していません。

多摩川の水害はドラマ「岸辺のアルバム」の元ネタにもなった1974年(昭和49年)の「多摩川水害」が皆さんの記憶にもあると思いますが、堤防が決壊して家が流されました。

これだけの雨量が広範に長時間降りながら、多摩川、荒川、江戸川、利根川の下流域での洪水被害は限定的でした。上流部で堤防の決壊や越水が起きたからとも言えますが、長年の堤防整備や貯水施設の整備によって、「東京は水害に強い街」になっている様です。

■ 中流域の水害 ■

今回の台風で被害が大きかったのは、河川の中流域ので越水や堤防の決壊です。支流が本流の流れ込む部分や、本流でも川幅が狭くなる場所の上流部で被害が大きかった。

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上の写真は今回千曲川が氾濫した箇所(赤の点線)のgoogleマップ(航空写真)です。川は画面下から上に向けて流れています。この個所より上流では河川敷の幅が広いのですが、下流で緑の濃いエリアでは河川敷が狭まっています。多分、この場所で流れが妨げられ、その上流の水位が上昇したと思われます。

実は千曲川は、この少し下流、中野市と飯山市の市境周辺でさらに川幅が狭くなります。しあの写真は昨年夏の「東京-直江津」ワンデイライドの時に撮影したものですが、これまで平野部を悠々と流れていた千曲川が、急に山に挟まれ蛇行していたので、思わず撮影したものです。実はこのすぐ上流の立ヶ花地区では2004年と2006年に越水が発生しています。

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この様に越水や決壊が起こり易い場所は凡そ検討は付くのでしょうが、全ての危険個所の堤防を高くしたり、川底を深くする工事は急には出来ません。

多くの市町村はハザードマップを公開しています。下の図は長野市が公開しているハザードマップです。中央付近が今回堤防が決壊した場所です。

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実はこのハザードマップ、「1000年に1回起きる洪水」を想定して作成されてたものです。しかし、今回の決壊も2004年、2006年の越水も「普通の台風」で発生しています。「1000年に一度」という想定は、確かに避難地域を広くしますが、実は現実的では無い様に感じます。このハザードマップを見た人も「1000年に一度なんて自分の生きている間には起こらないに決まっている」と考えるでしょう。

ハザードマップを作製するにあたり、市町村がどの程度の災害を想定するかは、結構大切な問題様に思えます。現実的な想定の方が、危険地域が分かり易いのでは無いか。(公共工事を誘致する場合は被害想定地域が広い方が良いのでしょうが・・・。)

■ 私の自宅も水害で避難をしなければいけない地域 ■

ところで、私の住む地域は水害でどうなるのだろう・・・。以前も集中豪雨でマンションの前の市道が冠水したので、凡その見当は付きますが・・・。

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バッチリ、「避難して下さい」の地域に入っています。ところで、どんな水害を想定しているのでしょうか・・・

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「想定最大規模の大雨が利根川上流域に降り、江戸川が増水し、江戸川放水路が氾濫した場合」を想定したシミュレーションだそうです。「1000年に一度」よりも現実的に思えます。

ところで、今回の台風、浦安市の皆さんは結構万全の事前対応をされていました。コンビニは自動ドアを手動設定にして、養生テープで飛散防止をしていましたし、近くの美容院は入り口に土嚢を積んでいました。車のウィンドーを段ボールで養生している方もいらっしゃいました。

実は浦安の11日時点での予測最大風速は29m。直前には23m程度に下方修正されましたが、南風だったので、マジでアルミサッシの窓が風圧で割れるかとビビりました。(以外に窓ガラスは風圧では割れないものですね)

我が家は、お風呂に水を張って断水に備えました。家内が前日の午前中にスーパーに買い出しに行った時には、既に食パンは売り切れ、カップラーメンも残り僅かだったとか・・・。



ところで政府の対策会議、被害が明らかになってから設置されましたね。西日本豪雨で避難された後には、すぐに設置して「やってる感」を出していましたが、多分、政治家が出て来ると各省庁も動き難いのでしょう。今回は事前に「連絡会議」が設置され、対応も迅速だったと思います。

安部首相は森ビル会長とフランス料理を食べていらした様ですが、その方が役人も動きやすいのでしょう。やってる感を出す為には「森ビル会長と、カップラーメンを試食」の方がPR効果は有りそうですが・・・。
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2019/10/1

過去の二酸化炭素濃度・・・現在の濃度なんて屁みたいなもの  温暖化問題
 

■ 地球の二酸化炭素は減り続けている ■

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上の図は国連温暖化委員会(ICPO)が温暖化詐欺を煽る時に引き合いに出すグラフです。直近1000年の二酸化炭素濃度を抜き出して、「ほら、産業革命以来、こんなに二酸化炭素濃度が上昇しているから、地球はどんどん温暖化しているんだよ」と恐怖を煽ります。

このグラフ、ホッケーのスティックに形状が似ているので、「ホッケースティックス論」などと呼ばれています。

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上のグラフは地球の40億年に渡る二酸化炭素やその他の大気組成の濃度を示すグラフです。二酸化炭素がどんどん減り続けている事が分かります。最近の10憶年の間に、1/1000の濃度に減少しています。

■ 森林は二酸化炭素を吸収しない ■

二酸化炭素が減る原因は、植物が光合成によって二酸化炭素を吸収して、それが石炭などになる過程で地中に固定されたからとの話を聞いた事があるかと思います。だから、森林は二酸化炭素を吸収すると思っている人が多い。

しかい、現在の森林は植物が成長する過程で二酸化炭素を吸収しますが、枯れて微生物などによって分解される過程で二酸化炭素を放出します。実は森林は二酸化炭素の吸収に関しては、長期的にみば、ほぼプラスマイナス・ゼロなのです。(寒冷地などでピートモスなどが湿地で腐敗せずに堆積する僅かな量を除けば)。

■ 二酸化炭素の吸収のほとんどが海洋生物 ■

過去も現在も二酸化炭素の吸収に主だった役割を果たしたのは海洋生物です。大理石は過去の海洋生物の死骸によって出来ましたが、その主成分は炭酸カルシウム(CaCO3)です。貝の殻の主成分も炭酸カルシウム。

海底に堆積したプランクトンの死骸の炭酸カルシウムが長い年月で圧縮して出来たのが大理石や石灰石です。南欧は石灰石地帯ですし、日本でも秋吉台など鍾乳洞が有る場所は石灰石地帯です。東京でも多摩地区に鍾乳洞があります。

植物も石炭という形で二酸化炭素を封じ込めていますが、そのほとんどが「石炭紀」と呼ばれる3億5920万年前から2億9900万年前に形成されたものです。大型のシダ植物が繁茂した時代です。二酸化炭素を吸収する植物が大繁殖し、さらに石炭になる事で二酸化炭素が大気中から取り除かれる事で「氷河期」の一因になったという説もありますが、これはチャンチャラオカシイ。

上に載せた二酸化炭素濃度の長期推移を見れば、植物の繁殖の影響など受けていない事が分かるでしょう。その主役は海洋生物による固定で、その働きは現在も含め延々と継続しているのです。

さらに、氷河期に原因は太陽の活動の変化であって、地球の環境変化では無い事は、二酸化炭素う濃度が減り続けているのに、極寒の氷河期の間に現在の様な、温暖な「間氷期」が挟まっている事でも明らかです。

■ 火山の噴火一つでオーストリア一国程度の二酸化炭素を排出する ■

さらに二酸化炭素の排出源ですが、人間の経済活動由来の排出量は全CO2排出量のうちの2.93%に過ぎず、温暖化対策によって削減される二酸化炭素の量は無視して良いレベルです。その他の二酸化炭素の排出元は自然界です。

例えば、アイルランドにある小規模な火山の噴火で排出される二酸化炭素はオーストリアなど中小国家の排出量に匹敵します。

フィリピンのフィナツボ火山などはもっと大量の二酸化炭素や二酸化窒素など温暖化ガスを走出しましたが、実はフィナツボ火山の噴火によって地球の気温は数年間低下しました。これは、火山が噴出した微細が粉塵が上空に停滞して、太陽光を遮った為です。

この様に地球の気温は太陽のエネルギーに大きな影響を受けます。これは一日の気温変化を見るだけでも明らかです。

■ 雲の量が気温を左右する ■

太陽光を遮るものとして、先ず最初に浮かぶのは雲です。曇りの日が太陽光が遮られて気温が低い。

雲は上空の大気の中で核が形成され、その周囲に主蒸気が凝縮して細かい水の粒となる事で形成されます。飽和水蒸気圧に近い大気でも、雲の核が形成されなければ雲が出来にくい。

雲の核は大気中の細かな粉塵(エアゾル)などが代表的ですが、宇宙線も雲の形成に大きく寄与しています。宇宙線の多くは太陽の活動によってもたらされます。ただ、太陽活動の活性と地球到達する宇宙線量は比例しません。それは太陽に極がある為で、宇宙線は限られた範囲に強く照射されます。

過去の宇宙線量と地球環境に関する研究も盛んになっています。

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上のグラフは宇宙線量と雲の量の関係です。強い相関がある事が一目で分かります。

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上のグラフは宇宙線量と気温の関係です。ここでも相関が見られます。



■ 表層海水温度が支配する二酸化炭素濃度 ■

大気中の二酸化炭素濃度と表層海水温の相関がある事は昔から知られています。

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上のグラフは表層海水温と二酸化炭素濃度のグラフです。海水温が下がると、少し遅れて二酸化炭素濃度が下がり、海水温が上昇すると、少し遅れて二酸化炭素濃度が上層する傾向が見て取れます。

水は大量の二酸化炭素を吸収しますが、吸収量には温度依存性が有ります。冷たい水には二酸化炭素が多く溶け込み、暖かい水には少ししか溶け込みません。

要は、二酸化炭素が増えるから気温が上昇するのでは無く、気温、或いは表層海水温が上昇するから、海水に溶け込んでいた二酸化炭素が大気中に放出され、大気中の二酸化炭素濃度が上昇するです。

二酸化炭素濃度は気温に従属的に変化するのであって、気温変化の主役では無いのです。

そして、海水温度の変化は、深層海水との熱交換も含めて複雑な要素が絡み合って決定されます。エルニーニョやラニーニョなどは、大きな海水循環の結果発生するので、現在の太陽のエネルギーで起こる現象では有りません。

■ 氷河期の原因を妄想する ■

様々な要素によって決定される気温や地球の気象ですが、一番大きな原因となるのは太陽のエネルギーがどれだけ大気中に到達するかです。二酸化炭素由来の温暖化説は「蓄積」に着目していますが、地球に入射する太陽エネルギーは長期的に見ればほぼ100%宇宙空間に輻射されてしまうので、入射エネルギーの大小の影響は「蓄積」の比ではありません。

そして、地球に入射する太陽を効率良く反射するのが雲と雪です。


1) 太陽活動の変化により宇宙線量が増える
2) 雲が大量に形成され、気温が下がる
3) 降雪によって雪原の面積が増える
4) 太陽エネルギーが雲と雪原によって宇宙に反射され寒冷化が加速する


多分、この様なサイクルで寒冷化が進むと考えられます。

■ 地球は周期的に暖かくなったり、寒くなったりしている ■

氷河期までは行かなくとも、歴史的には温暖な時期と寒冷な時期が繰り返されて来ました。縄文時代や平安時代は比較的温暖で、海水面は今より高く、日本でも内陸まで海が侵食していました。

一方、鎌倉時代から江戸時代に掛けては比較的寒冷で、飢饉が頻繁に発生しています。浮世絵に江戸の雪景色の多いのも、その時代に雪が多かったからでしょう。

直近でみても、1940年代は温暖で、真夏に北極点に海氷が無く、潜水艦が北極点に浮上したりしています。逆に1970年代は寒冷で、日本でも冷夏で農作物に被害が出ています。その後、現在までは温暖化の時期が続いています。

歴史的には1645年から1715年の期間は太陽黒点が極端に少なく、「マウンダー極小期」と呼ばれていますが、この期間は気温が低くヨーロッパでは飢饉が発生してぢます。

NASAは今年、太陽黒点の状況がマウンダー極小期と似て来ているとして「寒冷化」への警告を発しています。


■ 寒いよりは暑い方が良い ■

経済的に見れば寒冷化より温暖化が望ましい。

温暖化により干ばつが起きると勘違いする人も多いのですが、地球レベルの水の循環は温暖化の方が活発化します。かつて温暖だった時期には、サハラ砂漠もゴビ砂漠も緑の草原でした。

実際、現在より0.5度平均気温が下がったら、北海道や東北地方は冷夏による不作の心配をする年が増えるでしょう。

二酸化炭素濃度が極端に下がる事は考えられませんが、植物の育成にとっては二酸化炭素濃度は高い方が好ましい。



この様に、「人為的なCO2由来の二酸化炭素による温暖化仮説」など毛の先程も信じていない私ですが、夏は暑い方が良いと思っています。だって、ビールが美味しいから。


我が家にはエアコンが有りません。夏は暑いのが当たり前だから!! そして、もちろんビールが旨いから!!

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2018/7/28

温室効果の90%は水蒸気・・・人為的二酸化炭素の影響は極めて小さい  温暖化問題
 

■ 温室効果ガスが無ければ地球の平均気温はマイナス18度 ■


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上の図は太陽からのエネルギーや地球自身が発するエネルギーが宇宙空間に放射される過程を示す図です。

1)太陽からのエネルギーは大気や雲や地面で30%が宇宙空間に反射される
2)残りの70%は一旦、地面や水や大気に吸収され、それらを温める
3)吸収された70%のうち64%が大気から宇宙に放射される
4)残りの6%も最終的には大気から宇宙に放射される

この図だけを見ると、地球の温度は宇宙の温度である極低温と等しくなると勘違いしがちですが、地球の平均温度は約15度です。

地球を真空中の浮かぶ黒い鉄球と過程します。これに光を当てると鉄球は光を吸収して温度が上昇しますが、ある一定の温度に達すると、鉄球の温度は一定を保つ様になります。この時、鉄球は温度に応じた赤外線輻射によってエネルギーを放出していますが、光による入射エネルギーと鉄球の赤外放射が同じ値になる温度が、温度均衡点となります。

地面や海水なども太陽光のエネルギーで熱を持ちますが、地球に大気が無ければ地表の気温はマイナス18度で安定します。(地球の反射率を0.3として計算)

地球の気温を生命にとって快適な温度に維持しているのは「温室効果ガス」による「大気の蓋」です。「温室効果ガス」は、地表から宇宙に向けて放射される光を吸収する気体で、二酸化炭素やオゾンやメタンなどが主なものになります。

吸収された光(赤外線を含む)のエネルギーは分子振動に返還され、大気の温度を上昇させます。

■ 実は最大の温室効果ガスは水蒸気 ■


下のグラフは日本において「温暖化問題」の総本山である地球環境センターのホームページに記載されている、大気による地表からの宇宙に向けた光の吸収スペクトルです。

地球から放出される放射エネルギー(紫外線 + 可視光 + 赤外線)の地表近傍と衛星軌道上での比較グラフで、その差が温室効果ガスによる光エネルギーの吸収となります。。

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「ここが知りたい温暖化」の「水蒸気の温室効果」 地球環境センターより

説明文にはこうあります。

「現在の大気中の水蒸気やCO2がもつ温室効果の強さを示したのが図1です。水蒸気は広い波長域で赤外線を吸収するため、温室効果としてもっとも大きな寄与(48%)をもちます。しかし水蒸気はすべての波長の赤外線を吸収するわけではなく、15µm付近の赤外線はCO2によってよく吸収されます。このため全温室効果に対するCO2による寄与は21%程度になります。」

地表から放出される光(エネルギー)のうち、48%が水蒸気によって吸収され、21%が二酸化炭素によって吸収されると説明されています。さらに雲による地表への反射が19%あるので、水蒸気による温室効果の影響は67%となります。

確認の為に島津製作所が赤外線分光器の説明で水蒸気と二酸化炭素の吸光スペクトルの比較を掲載しているので、二つのスペクトルをスケールを合わせて合体してみました。
https://www.an.shimadzu.co.jp/ftir/support/faq/faq.htm

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二酸化炭素と水蒸気の赤外線吸光スペクトル比較

水蒸気の吸収波長は15μm以上の波長までも伸びているのでこのグラフでは入り切れませんが、いずれにしても、二酸化炭素よりも水蒸気の方が「幅広い波長において光を吸収する=温室効果が高い」事が分かります。


■ 水蒸気の影響は95%あるという説 ■

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上の円グラフは温室効果の割合を示すものとして一般的です。

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上のグラフは「二酸化炭素による温暖化仮設」の懐疑派が引き合いに出す温室効果の割合を示すグラフです。水蒸気の影響が95%と高く、一方、二酸化炭素の影響は3%に過ぎません。

何故、この様な開きが生じるのでしょうか?

世界の温暖化問題の総本山「気候変動に関する政府間パネル(ICPP)」など「二酸化炭素による温暖化仮設」の支持者は、「地表と大気上空での光放射の差」だけを比較して温暖化を論じています。

しかし、実際には水や水蒸気が地球の熱循環に与える影響は、光の吸収のみで無い事は簡単に分かります。地表か海面から水が蒸発する時に大量の気化熱を奪い、これらは大気の循環によって上空に上昇し、断熱膨張によって水に戻る時に液化熱を放出します。

同様の事が海水でも起こります。太陽の熱に温められた海水は、海流となって世界を巡ると共に、極地方では冷却され深海に潜り込みます。深層海流は長い年月を掛けて上昇へと再び浮上します。

この様に水や水蒸気は地球の熱循環において支配的な役割を担っており、これらの複雑なプロセスの効果を見込めば、地球を暖める温室効果の90〜97%を占めるというのが「二酸化炭素による温暖化」懐疑論者の主張です。


■ 水蒸気の影響は無視できる、或いは副次的だとする温暖化支持者 ■

「二酸化炭素による地球温暖化仮設」の支持者はICPPは、「二酸化炭素は大気に人為的に強制的に注入されて上昇いているが、水蒸気量は気温によって定量的に決まるので、水蒸気の温暖化の影響は無視できる。或いは、二酸化炭素による気温上昇で水蒸気量が増えるので、二酸化炭素による温暖化は水蒸気による温暖化を二次的に引き起こす」などと説明しています。

バカです。

二酸化炭素が水に溶ける事は良く知られています。二酸化炭素の水に溶ける量は温度によって決まります。人類は産業革命以来、大量の二酸化炭素を放出し、森林を伐採して二酸化炭素の吸収を阻害して来たから、大気中の二酸化炭素が増え続けていると温暖化論者は主張しています。

しかし、大気中の二酸化炭素量も、水蒸気量と同様に海水温によって定量的に決まります。海水温が高くなれば、大量の二酸化炭素が海水から放出され、大気中の二酸化炭素濃度は上昇します。一方、海水温が低くなれば大気から二酸化炭素が海水に取り込まれ、大気の二酸化炭素濃度は減少します。

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上のグラフは海水温度と二酸化炭素濃度の変化を表すグラフです。海水温度は様々な地点を平均化したものです。二酸化炭素濃度はハワイと南極で観測されたものの平均値かと思われます。(詳細不明)。このグラフを見ると、海水温度が上昇した後に二酸化炭素の濃度も上昇し、海水温度が低下した後に二酸化炭素濃度も低下している事が分かります。

これは海面において大量の二酸化炭素が吸収、或いは放出を繰り返している事を示します。そしてそれは海水温に依存する。

ここで注目されるのは、人類の放出する二酸化炭素は年々増え続けているのに、二酸化炭素は海水温が低下した時には低下する点です。これは二酸化炭素濃度が地球上で平衡状態にある事を示します。「二酸化炭素濃度は海水温度によって定量的に決まる」と考えて事が自然です。

「近年の大気中の二酸化炭素の増加は、地球の気温(海水温)が何等かの影響で上昇している為に、海水中から大気に放出される二酸化炭素が増加する事で起きている」と考えるのが科学的思考です。


「水蒸気は気温によって定量的に決まるから温室効果ガスとしての効果は無視できる」のであれば「二酸化炭素の濃度は海水温によって定量的に決まるので温室効果の影響は無視できる」と言う事も出来ます。

様は、人為的に放出される二酸化炭素の量を多少減らした所で、人類が海水温をコントロール出来ないのであれば何ら意味を持たないのです。


■ そもそも過去の気温上層を説明出来ない「温暖化仮設」 ■

「人為的二酸化炭素による地球温暖化仮設」、これは「産業革命以来人類が排出してきた二酸化炭素の大気中での増加によって、地球が温暖化している」という仮説です。

現在分かっている事実だけを書き出します。

1) 産業革命以降、地球の気温は上昇を続けている
2) 気温上昇のペースは近年になる程拡大している

この原因として着目されたのが「人為的二酸化炭素の排出量の増大」です。二酸化炭素には「温室効果」が有る事は昔から知られています。(詳しくは後述します)そこで、一部の研究者が次の様に考えたのです。

1) 気温上昇が顕著になった近年で大気中で増えた温室効果ガスは二酸化炭素だ
2) 産業革命以降、人為的に排出される二酸化炭素は加速度的に増えている
3) 気温上昇と人為的二酸化炭素の増加は相関が有るハズだ

この発想から、二酸化炭素の温室効果に着目して、かなり強引に作り出した仮説が「人為的二酸化炭素による地球温暖化仮設」です。


しかし、地球の気温は太古より周期的に変化しており、人為的な二酸化炭素の排出が無い時代にも、気温が上昇する時代は何度も有りました。日本の平安時代から鎌倉時代初期は温暖で、海水温も高く、現在より海水面も高かった。海岸線は現在の内陸に入り込んでいました。霞ヶ浦や印旛沼周辺は入江でした。

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「中世の温暖期」と呼ばれる時代ですが、10世紀から14世紀はヨーロッパも温暖で、グリーンランドは草原に覆われていた。

ところが国際温暖化パネル(IPCC)は第4次評価報告書で「中世に比較的温暖だった時期があり、地域によっては現在以上に温暖だったことも示唆されるもののその証拠は一様ではなく、地球全体が現在よりも温暖であったとは言えない」と、不都合な事実を科学的根拠も「局所的現象」として片付けています。

中世の温暖期に世界的に気温が現在より高い事を認めてしまうと、「人為的二酸化炭素による温暖化」という詐欺が簡単に覆ってしまうからです。何故なら、人為的な二酸化炭素の排出が少なかった時代に地球が温暖化する原因を、「人為的二酸化炭素による温暖化仮設」は説明できないからです。


この様に「温暖化仮設」は二酸化炭素の温室効果だけに注目し、その他の要因を全て無視する事で成り立つ「トンデモ仮説」である事は、物理に詳しい方ならば直ぐに気付きます。
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2018/7/25

近年否定されるスベンスマルク効果と、ちょっと気になる宇宙線による火山噴火説  温暖化問題
 

■ 近年否定される「スベンスマルク効果」 ■


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上のグラフは宇宙線量と気温の相関を現したものです。青線が気温、赤線が宇宙線量です。宇宙線とは宇宙から地球に降り注ぐ高エネルギーの放射線。主な成分は陽子であり、アルファ粒子、リチウム、ベリリウム、ホウ素、鉄などの原子核が含まれています。これらが超新星残骸などによって加速され、銀河系内を飛び交っています。


1) 地球に飛来する宇宙線は太陽風によって吹き払われる
2) 太陽活動が活発な時は、太陽風も強く、地球に飛来する宇宙線量は少ない
3) 太陽活動が不活発な時は、太陽風が弱く、地球に飛来する宇宙線量が増える

地球の気温変動と宇宙量の間に相関がある事に気付いたスベンスマルクは、その原因として次の様な仮説を立てます。

1) 宇宙線は水蒸気飽和状態の大気に入社すると「雲の核」を作り出す
2) 宇宙線は低高度の雲の生成に影響を与える
3) 宇宙線量が増えると、低高度の雲が増える
4) 雲が増えると太陽光は宇宙に反射され、地球の気温は低下する

これを「スベンスマルク仮説」或いは「スベンスマルク効果」と呼びますが、「二酸化炭素由来の温暖化仮設」を否定する私の様なへそ曲がり達に注目されます。

ここ十年程、「スベンスマルク効果」の検証研究が行われていますが、衛星による地球全体の雲量把握が可能になって来た事により、この効果(仮説)を否定する研究結果も出て来ています。

1) 地球全体では雲量と宇宙線量の明確な相関は見られない
2) 中緯度地域において相関が見られる場所がある
3) 仮にスベンスマルク効果があったとしも、気温への影響は数パーセント

スベンスマルク効果に関しては検証が続けられているので(多くは否定的な予見から)、今後、この仮説が正しかったかどうかが明らかになると思われます。

■ 火山噴火に影響を与える宇宙線 ■

「二酸化炭素由来の温暖化K説」の懐疑派は「スベンスマルク効果」に飛び付きましたが、どうも最近の研究では旗色が悪い。

しかし、最初のグラフを見ても分かる様に、宇宙線量と気温には確かに相関が在ります。


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上のグラフは太陽黒点数の長期変化を示すものですが、1645年から1715年の期間は黒点数が極端少ない事が分かるかと思います。この時期を「マウンダー極小期」と呼びます。この時期、中緯度地域の気温が低下し、冬は極寒、夏も気温が低かった事が分かっています。

同様に1790年から1830年の期間も黒点数は顕著に少なく「ダルトン極小期」と呼ばれています。この期間は地球の気温が約1度低かった様で、その影響で農作物の不作が頻繁に起こります。鎌倉時代から江戸時代に掛けて飢饉が頻発した原因と言われています。

ところで「ダルトン極小期」の気温低下の原因として火山の噴火を指摘する研究者も居ます。この時期、インドネシアのタンボラ山が大噴火を起こし、噴煙が太陽光を遮ったとする説です。実際に大量の噴煙を伴う火山の噴火が地球全体の気温低下を引き起こす事が、近年のフィリピンんのフィナツボ火山の噴火によって明らかになっています。

「ダルトン極小期」と呼ばれる期間、確かに日本でも火山の噴火が続いています。

有珠山     1663年
北海道駒ケ岳  1694年
富士山     1707年  「宝永大噴火」
桜島      1779年  「安永大噴火」
浅間山     1783年  「天明噴火」

火山噴火によって噴出した噴煙には微小粒子が大量に含まれており、これらはエアゾルとなって大気中に留まり、直接太陽光を遮ったり、雲の核として雲の形成を促進したりします。

何故、太陽活動が不活発な「極小期」に大規模が火山活動が多いのか、興味深い論文を見付けました。

「太陽活動と火山活動 -泡箱としての火山」
戎崎俊一(理研)、宮原ひろ子(東大宇 宙線研)、片岡龍峰(東工大)、石峯康 浩(理研)、小園誠史(防災科研)


1)珪酸に富むマグマによる噴火は太陽活動が不活発な時期に噴火する傾向が有る
2)珪酸に富むマグマは粘度が高く過飽和状態で水を含んでいる
3)過飽和状態に水を含んだ珪酸質マグマに宇宙線が当たるとトラックを形成
4)アニールが収まる頃いトラックを格にした「発泡」アニールを上回る
5)「発泡」連鎖して爆発が起きる
6)固化した溶岩の蓋を吹き飛ばし噴火が始まる
7)地下からのマグマが本格的に噴出する

あくまでも仮説に過ぎませんが、1991年のフィリピンのフィナツボ火山の噴火も宇宙線量が減少した時期に起きているというデータも示されるなど、大変興味深い研究です。

高圧化のマグマ内で、宇宙線によって「発泡」が実際に起きるのか、さらにそれが噴火の原因になり得るのか、今後の研究の進捗を期待します。







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2018/7/24

酷暑の原因はジェット気流の乱れ・・・気流の交通渋滞  温暖化問題
 

■ 熊谷で最高気温41.1℃を記録 ■

昨日、埼玉県熊谷市で最高気温41.1℃を記録しました。これは観測史上の最高記録だそうです。熊谷市が暑いのは、都心のヒートアイランドの熱が風によって運ばれるからで、言わば熊谷市は被害者。岐阜県多治見市も夏の暑さの上位ランカーですが、これは名古屋のヒートアイランドの被害者と指摘する研究者も多い。

昨日は都心ものきなみ35℃越えの酷暑日となっていますが、東京でのヒートアイランドの影響は約3℃だと言われています。ですからむ「35℃の酷暑日なんて昔は無かった、やっぱり地球は温暖化しているのね」なんて会話はナンセンスで、都会における気温上昇はビルや車などからの排熱の増加や、地表がアスファルトで覆われた事が原因。

■ 異常気象の原因はジェットストリームの乱れ ■

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地球の上層大気は地球を一周する形でグルグルと回っています。これをジェット気流(ジェットストリーム)と呼びます。通常、ジェット気流は多少蛇行しながらも比較的スムースなコースで流れています。

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earth

上の画像はリアルタイムでジェット気流の流れを可視化しているサイトの本日の日本上空のジェット気流の様子です。本来なら帯状に連続して流れているハズのジェット気流が所々で途切れて渦を巻いている様図が分かります。

昨今の異常気象の原因が、このジェット気流の乱れです。気流が分断されてい場所や、乱れている場所では、極端な気象現象が発生する事が分かっています。

■ ジェット気流の乱れは、「気流の交通渋滞」 ■


先ごろ、アメリカのシカゴ大学の研究チームが、ジェット気流の乱れ予測をシミュレートする事に成功した様です。シカゴ大学の研究の執筆者に筆頭は「ノボル・ナカムラ」という日本人の名前が記載されています。

カレラはジェット気流の乱れの原因を次の様に語っています。

ジェット気流は地球を循環する大気の流れだが、ジェット気流がある地域で急速に失速することが起きる。ジェット気流には能力の限界があり、それは高速道路を例えとしてもいいが、道路を過度の量の車が通過しようとすると渋滞が起きるように、ジェット気流でもそのキャパシティを超過した場合、交通渋滞と似たように「止まって」しまうのだ。

異常気象の原因がジェット気流の乱れ(ブロッキング)である事は以前から知られていましたが、ブロッキングの原因は特定されていませんでした。彼らは交通渋滞の予測プログラムを用いるとブロッキングの場所と時期が比較的性格に予測出来る事を見付けました。ブロッキングは空気の流れが限界量を越えた時に発生していると予測します。

ただ、気流の流量増加の原因自体は、この研究では明らかになりません。多くの学者が「温暖化が原因」と考えている事でしょう。確かに地球の平均気温は上昇していますから、大気のエネルギー量(熱量)の増加は、気流の増加の原因となっているのは容易に予測出来ます。ですから「異常気象の原因=ジェット気流の乱れ=地球温暖化」という関係は間違えではありません。

■ 「地球温暖化」は事実であるが、「人為的二酸化炭素の増加」が犯人では無い ■

但し、温暖化の原因は人為的な二酸化炭素の増加などで無い事は、このブログを長年お読みになられている方には「常識」ですね。温暖化ガスの90%以上が水蒸気であり、人間が排出した二酸化炭素の温暖化効果などは1%未満なのですから。

私は温暖化の原因は太陽活動に有ると考えていますが、その理由として最も有力なのは、今の所「スベンスマルク仮説」「スベンスマルク効果」です。

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宇宙線量と気温変化の相関グラフ

1) 地球の中長期的な気温変動によって現在は温暖化している
2) 温暖化によって海水温が上昇する事で海水中の二酸化炭素が空気中に放出される

3) 気温上昇の主原因は太陽活動
4) 太陽活動が活発な時期には太陽風によって宇宙線が減少し、低層の雲の核が形成され難い
5) 雲は太陽光を反射するので雲の減少は気温上昇を誘発する


「スペンスマルク仮説」は気温変動の長期的な周期には良く合致する様ですが、短期的にはズレが生じる事があります。

「スベンスマルク効果」が注目されて以来、検証も続けられています。これにより「スベンスマルク効果」に否定的な結果も出てきています。

1)雲の生成と消失は絶えず繰り返され地球全体の低層の雲量の把握は難しい
2)人口衛星の観測で宇宙線量と雲量の相関が薄い事が分かって来た
3)中緯度地域においては宇宙線量と雲量に相関が見られる地域も有る
4)雲量が地球の気温に影響を与えたとしても数パーセント程度

これらの私的は「低層の雲量が気温に影響を与える」事は否定できますが、「宇宙線量が気温に影響を与える」事の否定にはなっていません。様々な観測結果が示す通り、宇宙線量と気温の関係には雲量以外の要素も有るのかも知れません。

過去を例に取ると、江戸時代の世界的な低温期(マウンダー極小期)には太陽黒点が異常に少なく、太陽活動が不活発であった事が分かっています。

地球全体の気温の様な「複雑系」の現象は、複数の原因が影響しあい、フィードバックも掛かるので「振動」的な挙動を示す事が多い。温暖化の原因の変動がダイレクトに気温の変化に影響を与えるとは限りません。

■ 南半球は気温低下が続いているのに南極の氷が解けるのは火山活動が原因だった ■


「二酸化炭素由来の地球温暖化仮設」信者は、「地球が温暖化しているから南極の氷河が溶けている」と主張して来ました。

しかし、近年南極の気温は低下傾向に有り、さらに一年を通じてほぼ氷点下なので氷河が溶ける理由は気温では無い事は、まともな科学者ならば容易に気付きます。「温暖化で南極の氷が〜」と言う学者は「バカ」なのです。

では南極の氷山は何故溶けているのか。その理由を先ごろNASAが発表しています。実は南極大陸には138もの化火山が氷の下に存在したのです。そして、火山活動が活発化すると地熱が上昇して氷河を溶かしていたのです。

実は南極では火山によってイエローストーンと同等の地熱が発生し、氷河の下には川が流れているのです。仮に南極の氷が全て溶けると海水面は現在より60mも上昇します。

縄文時代には現在より気温が2℃程高めで、海水面が2〜3m高かった。その為、関東平野の奥にまで海岸線が浸入していました。これを「縄文海進」と呼びますが、その原因は「氷河期」から現在の「間氷期」に移行する気温上昇によって北半球の大陸に広く分布していた氷河が溶けた事に原因しています。

では、何故、北半球の氷河が溶けた状態の現在は海面が低いのかと言えば、増えた海水の重みが地球全体で海底を押し下げたから。一方、その影響でマントルが陸部に移動し、陸が隆起する原因にもなっています。

何れにしても、南極大陸の気温は氷点下以下なので、多少温暖化した所で、氷河が溶けて海面が上昇する様な事は有りません。



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