2018/7/28

温室効果の90%は水蒸気・・・人為的二酸化炭素の影響は極めて小さい  温暖化問題
 

■ 温室効果ガスが無ければ地球の平均気温はマイナス18度 ■


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上の図は太陽からのエネルギーや地球自身が発するエネルギーが宇宙空間に放射される過程を示す図です。

1)太陽からのエネルギーは大気や雲や地面で30%が宇宙空間に反射される
2)残りの70%は一旦、地面や水や大気に吸収され、それらを温める
3)吸収された70%のうち64%が大気から宇宙に放射される
4)残りの6%も最終的には大気から宇宙に放射される

この図だけを見ると、地球の温度は宇宙の温度である極低温と等しくなると勘違いしがちですが、地球の平均温度は約15度です。

地球を真空中の浮かぶ黒い鉄球と過程します。これに光を当てると鉄球は光を吸収して温度が上昇しますが、ある一定の温度に達すると、鉄球の温度は一定を保つ様になります。この時、鉄球は温度に応じた赤外線輻射によってエネルギーを放出していますが、光による入射エネルギーと鉄球の赤外放射が同じ値になる温度が、温度均衡点となります。

地面や海水なども太陽光のエネルギーで熱を持ちますが、地球に大気が無ければ地表の気温はマイナス18度で安定します。(地球の反射率を0.3として計算)

地球の気温を生命にとって快適な温度に維持しているのは「温室効果ガス」による「大気の蓋」です。「温室効果ガス」は、地表から宇宙に向けて放射される光を吸収する気体で、二酸化炭素やオゾンやメタンなどが主なものになります。

吸収された光(赤外線を含む)のエネルギーは分子振動に返還され、大気の温度を上昇させます。

■ 実は最大の温室効果ガスは水蒸気 ■


下のグラフは日本において「温暖化問題」の総本山である地球環境センターのホームページに記載されている、大気による地表からの宇宙に向けた光の吸収スペクトルです。

地球から放出される放射エネルギー(紫外線 + 可視光 + 赤外線)の地表近傍と衛星軌道上での比較グラフで、その差が温室効果ガスによる光エネルギーの吸収となります。。

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「ここが知りたい温暖化」の「水蒸気の温室効果」 地球環境センターより

説明文にはこうあります。

「現在の大気中の水蒸気やCO2がもつ温室効果の強さを示したのが図1です。水蒸気は広い波長域で赤外線を吸収するため、温室効果としてもっとも大きな寄与(48%)をもちます。しかし水蒸気はすべての波長の赤外線を吸収するわけではなく、15µm付近の赤外線はCO2によってよく吸収されます。このため全温室効果に対するCO2による寄与は21%程度になります。」

地表から放出される光(エネルギー)のうち、48%が水蒸気によって吸収され、21%が二酸化炭素によって吸収されると説明されています。さらに雲による地表への反射が19%あるので、水蒸気による温室効果の影響は67%となります。

確認の為に島津製作所が赤外線分光器の説明で水蒸気と二酸化炭素の吸光スペクトルの比較を掲載しているので、二つのスペクトルをスケールを合わせて合体してみました。
https://www.an.shimadzu.co.jp/ftir/support/faq/faq.htm

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二酸化炭素と水蒸気の赤外線吸光スペクトル比較

水蒸気の吸収波長は15μm以上の波長までも伸びているのでこのグラフでは入り切れませんが、いずれにしても、二酸化炭素よりも水蒸気の方が「幅広い波長において光を吸収する=温室効果が高い」事が分かります。


■ 水蒸気の影響は95%あるという説 ■

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上の円グラフは温室効果の割合を示すものとして一般的です。

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上のグラフは「二酸化炭素による温暖化仮設」の懐疑派が引き合いに出す温室効果の割合を示すグラフです。水蒸気の影響が95%と高く、一方、二酸化炭素の影響は3%に過ぎません。

何故、この様な開きが生じるのでしょうか?

世界の温暖化問題の総本山「気候変動に関する政府間パネル(ICPP)」など「二酸化炭素による温暖化仮設」の支持者は、「地表と大気上空での光放射の差」だけを比較して温暖化を論じています。

しかし、実際には水や水蒸気が地球の熱循環に与える影響は、光の吸収のみで無い事は簡単に分かります。地表か海面から水が蒸発する時に大量の気化熱を奪い、これらは大気の循環によって上空に上昇し、断熱膨張によって水に戻る時に液化熱を放出します。

同様の事が海水でも起こります。太陽の熱に温められた海水は、海流となって世界を巡ると共に、極地方では冷却され深海に潜り込みます。深層海流は長い年月を掛けて上昇へと再び浮上します。

この様に水や水蒸気は地球の熱循環において支配的な役割を担っており、これらの複雑なプロセスの効果を見込めば、地球を暖める温室効果の90〜97%を占めるというのが「二酸化炭素による温暖化」懐疑論者の主張です。


■ 水蒸気の影響は無視できる、或いは副次的だとする温暖化支持者 ■

「二酸化炭素による地球温暖化仮設」の支持者はICPPは、「二酸化炭素は大気に人為的に強制的に注入されて上昇いているが、水蒸気量は気温によって定量的に決まるので、水蒸気の温暖化の影響は無視できる。或いは、二酸化炭素による気温上昇で水蒸気量が増えるので、二酸化炭素による温暖化は水蒸気による温暖化を二次的に引き起こす」などと説明しています。

バカです。

二酸化炭素が水に溶ける事は良く知られています。二酸化炭素の水に溶ける量は温度によって決まります。人類は産業革命以来、大量の二酸化炭素を放出し、森林を伐採して二酸化炭素の吸収を阻害して来たから、大気中の二酸化炭素が増え続けていると温暖化論者は主張しています。

しかし、大気中の二酸化炭素量も、水蒸気量と同様に海水温によって定量的に決まります。海水温が高くなれば、大量の二酸化炭素が海水から放出され、大気中の二酸化炭素濃度は上昇します。一方、海水温が低くなれば大気から二酸化炭素が海水に取り込まれ、大気の二酸化炭素濃度は減少します。

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上のグラフは海水温度と二酸化炭素濃度の変化を表すグラフです。海水温度は様々な地点を平均化したものです。二酸化炭素濃度はハワイと南極で観測されたものの平均値かと思われます。(詳細不明)。このグラフを見ると、海水温度が上昇した後に二酸化炭素の濃度も上昇し、海水温度が低下した後に二酸化炭素濃度も低下している事が分かります。

これは海面において大量の二酸化炭素が吸収、或いは放出を繰り返している事を示します。そしてそれは海水温に依存する。

ここで注目されるのは、人類の放出する二酸化炭素は年々増え続けているのに、二酸化炭素は海水温が低下した時には低下する点です。これは二酸化炭素濃度が地球上で平衡状態にある事を示します。「二酸化炭素濃度は海水温度によって定量的に決まる」と考えて事が自然です。

「近年の大気中の二酸化炭素の増加は、地球の気温(海水温)が何等かの影響で上昇している為に、海水中から大気に放出される二酸化炭素が増加する事で起きている」と考えるのが科学的思考です。


「水蒸気は気温によって定量的に決まるから温室効果ガスとしての効果は無視できる」のであれば「二酸化炭素の濃度は海水温によって定量的に決まるので温室効果の影響は無視できる」と言う事も出来ます。

様は、人為的に放出される二酸化炭素の量を多少減らした所で、人類が海水温をコントロール出来ないのであれば何ら意味を持たないのです。


■ そもそも過去の気温上層を説明出来ない「温暖化仮設」 ■

「人為的二酸化炭素による地球温暖化仮設」、これは「産業革命以来人類が排出してきた二酸化炭素の大気中での増加によって、地球が温暖化している」という仮説です。

現在分かっている事実だけを書き出します。

1) 産業革命以降、地球の気温は上昇を続けている
2) 気温上昇のペースは近年になる程拡大している

この原因として着目されたのが「人為的二酸化炭素の排出量の増大」です。二酸化炭素には「温室効果」が有る事は昔から知られています。(詳しくは後述します)そこで、一部の研究者が次の様に考えたのです。

1) 気温上昇が顕著になった近年で大気中で増えた温室効果ガスは二酸化炭素だ
2) 産業革命以降、人為的に排出される二酸化炭素は加速度的に増えている
3) 気温上昇と人為的二酸化炭素の増加は相関が有るハズだ

この発想から、二酸化炭素の温室効果に着目して、かなり強引に作り出した仮説が「人為的二酸化炭素による地球温暖化仮設」です。


しかし、地球の気温は太古より周期的に変化しており、人為的な二酸化炭素の排出が無い時代にも、気温が上昇する時代は何度も有りました。日本の平安時代から鎌倉時代初期は温暖で、海水温も高く、現在より海水面も高かった。海岸線は現在の内陸に入り込んでいました。霞ヶ浦や印旛沼周辺は入江でした。

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「中世の温暖期」と呼ばれる時代ですが、10世紀から14世紀はヨーロッパも温暖で、グリーンランドは草原に覆われていた。

ところが国際温暖化パネル(IPCC)は第4次評価報告書で「中世に比較的温暖だった時期があり、地域によっては現在以上に温暖だったことも示唆されるもののその証拠は一様ではなく、地球全体が現在よりも温暖であったとは言えない」と、不都合な事実を科学的根拠も「局所的現象」として片付けています。

中世の温暖期に世界的に気温が現在より高い事を認めてしまうと、「人為的二酸化炭素による温暖化」という詐欺が簡単に覆ってしまうからです。何故なら、人為的な二酸化炭素の排出が少なかった時代に地球が温暖化する原因を、「人為的二酸化炭素による温暖化仮設」は説明できないからです。


この様に「温暖化仮設」は二酸化炭素の温室効果だけに注目し、その他の要因を全て無視する事で成り立つ「トンデモ仮説」である事は、物理に詳しい方ならば直ぐに気付きます。
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2018/7/25

近年否定されるスベンスマルク効果と、ちょっと気になる宇宙線による火山噴火説  温暖化問題
 

■ 近年否定される「スベンスマルク効果」 ■


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上のグラフは宇宙線量と気温の相関を現したものです。青線が気温、赤線が宇宙線量です。宇宙線とは宇宙から地球に降り注ぐ高エネルギーの放射線。主な成分は陽子であり、アルファ粒子、リチウム、ベリリウム、ホウ素、鉄などの原子核が含まれています。これらが超新星残骸などによって加速され、銀河系内を飛び交っています。


1) 地球に飛来する宇宙線は太陽風によって吹き払われる
2) 太陽活動が活発な時は、太陽風も強く、地球に飛来する宇宙線量は少ない
3) 太陽活動が不活発な時は、太陽風が弱く、地球に飛来する宇宙線量が増える

地球の気温変動と宇宙量の間に相関がある事に気付いたスベンスマルクは、その原因として次の様な仮説を立てます。

1) 宇宙線は水蒸気飽和状態の大気に入社すると「雲の核」を作り出す
2) 宇宙線は低高度の雲の生成に影響を与える
3) 宇宙線量が増えると、低高度の雲が増える
4) 雲が増えると太陽光は宇宙に反射され、地球の気温は低下する

これを「スベンスマルク仮説」或いは「スベンスマルク効果」と呼びますが、「二酸化炭素由来の温暖化仮設」を否定する私の様なへそ曲がり達に注目されます。

ここ十年程、「スベンスマルク効果」の検証研究が行われていますが、衛星による地球全体の雲量把握が可能になって来た事により、この効果(仮説)を否定する研究結果も出て来ています。

1) 地球全体では雲量と宇宙線量の明確な相関は見られない
2) 中緯度地域において相関が見られる場所がある
3) 仮にスベンスマルク効果があったとしも、気温への影響は数パーセント

スベンスマルク効果に関しては検証が続けられているので(多くは否定的な予見から)、今後、この仮説が正しかったかどうかが明らかになると思われます。

■ 火山噴火に影響を与える宇宙線 ■

「二酸化炭素由来の温暖化K説」の懐疑派は「スベンスマルク効果」に飛び付きましたが、どうも最近の研究では旗色が悪い。

しかし、最初のグラフを見ても分かる様に、宇宙線量と気温には確かに相関が在ります。


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上のグラフは太陽黒点数の長期変化を示すものですが、1645年から1715年の期間は黒点数が極端少ない事が分かるかと思います。この時期を「マウンダー極小期」と呼びます。この時期、中緯度地域の気温が低下し、冬は極寒、夏も気温が低かった事が分かっています。

同様に1790年から1830年の期間も黒点数は顕著に少なく「ダルトン極小期」と呼ばれています。この期間は地球の気温が約1度低かった様で、その影響で農作物の不作が頻繁に起こります。鎌倉時代から江戸時代に掛けて飢饉が頻発した原因と言われています。

ところで「ダルトン極小期」の気温低下の原因として火山の噴火を指摘する研究者も居ます。この時期、インドネシアのタンボラ山が大噴火を起こし、噴煙が太陽光を遮ったとする説です。実際に大量の噴煙を伴う火山の噴火が地球全体の気温低下を引き起こす事が、近年のフィリピンんのフィナツボ火山の噴火によって明らかになっています。

「ダルトン極小期」と呼ばれる期間、確かに日本でも火山の噴火が続いています。

有珠山     1663年
北海道駒ケ岳  1694年
富士山     1707年  「宝永大噴火」
桜島      1779年  「安永大噴火」
浅間山     1783年  「天明噴火」

火山噴火によって噴出した噴煙には微小粒子が大量に含まれており、これらはエアゾルとなって大気中に留まり、直接太陽光を遮ったり、雲の核として雲の形成を促進したりします。

何故、太陽活動が不活発な「極小期」に大規模が火山活動が多いのか、興味深い論文を見付けました。

「太陽活動と火山活動 -泡箱としての火山」
戎崎俊一(理研)、宮原ひろ子(東大宇 宙線研)、片岡龍峰(東工大)、石峯康 浩(理研)、小園誠史(防災科研)


1)珪酸に富むマグマによる噴火は太陽活動が不活発な時期に噴火する傾向が有る
2)珪酸に富むマグマは粘度が高く過飽和状態で水を含んでいる
3)過飽和状態に水を含んだ珪酸質マグマに宇宙線が当たるとトラックを形成
4)アニールが収まる頃いトラックを格にした「発泡」アニールを上回る
5)「発泡」連鎖して爆発が起きる
6)固化した溶岩の蓋を吹き飛ばし噴火が始まる
7)地下からのマグマが本格的に噴出する

あくまでも仮説に過ぎませんが、1991年のフィリピンのフィナツボ火山の噴火も宇宙線量が減少した時期に起きているというデータも示されるなど、大変興味深い研究です。

高圧化のマグマ内で、宇宙線によって「発泡」が実際に起きるのか、さらにそれが噴火の原因になり得るのか、今後の研究の進捗を期待します。







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2018/7/24

酷暑の原因はジェット気流の乱れ・・・気流の交通渋滞  温暖化問題
 

■ 熊谷で最高気温41.1℃を記録 ■

昨日、埼玉県熊谷市で最高気温41.1℃を記録しました。これは観測史上の最高記録だそうです。熊谷市が暑いのは、都心のヒートアイランドの熱が風によって運ばれるからで、言わば熊谷市は被害者。岐阜県多治見市も夏の暑さの上位ランカーですが、これは名古屋のヒートアイランドの被害者と指摘する研究者も多い。

昨日は都心ものきなみ35℃越えの酷暑日となっていますが、東京でのヒートアイランドの影響は約3℃だと言われています。ですからむ「35℃の酷暑日なんて昔は無かった、やっぱり地球は温暖化しているのね」なんて会話はナンセンスで、都会における気温上昇はビルや車などからの排熱の増加や、地表がアスファルトで覆われた事が原因。

■ 異常気象の原因はジェットストリームの乱れ ■

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地球の上層大気は地球を一周する形でグルグルと回っています。これをジェット気流(ジェットストリーム)と呼びます。通常、ジェット気流は多少蛇行しながらも比較的スムースなコースで流れています。

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earth

上の画像はリアルタイムでジェット気流の流れを可視化しているサイトの本日の日本上空のジェット気流の様子です。本来なら帯状に連続して流れているハズのジェット気流が所々で途切れて渦を巻いている様図が分かります。

昨今の異常気象の原因が、このジェット気流の乱れです。気流が分断されてい場所や、乱れている場所では、極端な気象現象が発生する事が分かっています。

■ ジェット気流の乱れは、「気流の交通渋滞」 ■


先ごろ、アメリカのシカゴ大学の研究チームが、ジェット気流の乱れ予測をシミュレートする事に成功した様です。シカゴ大学の研究の執筆者に筆頭は「ノボル・ナカムラ」という日本人の名前が記載されています。

カレラはジェット気流の乱れの原因を次の様に語っています。

ジェット気流は地球を循環する大気の流れだが、ジェット気流がある地域で急速に失速することが起きる。ジェット気流には能力の限界があり、それは高速道路を例えとしてもいいが、道路を過度の量の車が通過しようとすると渋滞が起きるように、ジェット気流でもそのキャパシティを超過した場合、交通渋滞と似たように「止まって」しまうのだ。

異常気象の原因がジェット気流の乱れ(ブロッキング)である事は以前から知られていましたが、ブロッキングの原因は特定されていませんでした。彼らは交通渋滞の予測プログラムを用いるとブロッキングの場所と時期が比較的性格に予測出来る事を見付けました。ブロッキングは空気の流れが限界量を越えた時に発生していると予測します。

ただ、気流の流量増加の原因自体は、この研究では明らかになりません。多くの学者が「温暖化が原因」と考えている事でしょう。確かに地球の平均気温は上昇していますから、大気のエネルギー量(熱量)の増加は、気流の増加の原因となっているのは容易に予測出来ます。ですから「異常気象の原因=ジェット気流の乱れ=地球温暖化」という関係は間違えではありません。

■ 「地球温暖化」は事実であるが、「人為的二酸化炭素の増加」が犯人では無い ■

但し、温暖化の原因は人為的な二酸化炭素の増加などで無い事は、このブログを長年お読みになられている方には「常識」ですね。温暖化ガスの90%以上が水蒸気であり、人間が排出した二酸化炭素の温暖化効果などは1%未満なのですから。

私は温暖化の原因は太陽活動に有ると考えていますが、その理由として最も有力なのは、今の所「スベンスマルク仮説」「スベンスマルク効果」です。

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宇宙線量と気温変化の相関グラフ

1) 地球の中長期的な気温変動によって現在は温暖化している
2) 温暖化によって海水温が上昇する事で海水中の二酸化炭素が空気中に放出される

3) 気温上昇の主原因は太陽活動
4) 太陽活動が活発な時期には太陽風によって宇宙線が減少し、低層の雲の核が形成され難い
5) 雲は太陽光を反射するので雲の減少は気温上昇を誘発する


「スペンスマルク仮説」は気温変動の長期的な周期には良く合致する様ですが、短期的にはズレが生じる事があります。

「スベンスマルク効果」が注目されて以来、検証も続けられています。これにより「スベンスマルク効果」に否定的な結果も出てきています。

1)雲の生成と消失は絶えず繰り返され地球全体の低層の雲量の把握は難しい
2)人口衛星の観測で宇宙線量と雲量の相関が薄い事が分かって来た
3)中緯度地域においては宇宙線量と雲量に相関が見られる地域も有る
4)雲量が地球の気温に影響を与えたとしても数パーセント程度

これらの私的は「低層の雲量が気温に影響を与える」事は否定できますが、「宇宙線量が気温に影響を与える」事の否定にはなっていません。様々な観測結果が示す通り、宇宙線量と気温の関係には雲量以外の要素も有るのかも知れません。

過去を例に取ると、江戸時代の世界的な低温期(マウンダー極小期)には太陽黒点が異常に少なく、太陽活動が不活発であった事が分かっています。

地球全体の気温の様な「複雑系」の現象は、複数の原因が影響しあい、フィードバックも掛かるので「振動」的な挙動を示す事が多い。温暖化の原因の変動がダイレクトに気温の変化に影響を与えるとは限りません。

■ 南半球は気温低下が続いているのに南極の氷が解けるのは火山活動が原因だった ■


「二酸化炭素由来の地球温暖化仮設」信者は、「地球が温暖化しているから南極の氷河が溶けている」と主張して来ました。

しかし、近年南極の気温は低下傾向に有り、さらに一年を通じてほぼ氷点下なので氷河が溶ける理由は気温では無い事は、まともな科学者ならば容易に気付きます。「温暖化で南極の氷が〜」と言う学者は「バカ」なのです。

では南極の氷山は何故溶けているのか。その理由を先ごろNASAが発表しています。実は南極大陸には138もの化火山が氷の下に存在したのです。そして、火山活動が活発化すると地熱が上昇して氷河を溶かしていたのです。

実は南極では火山によってイエローストーンと同等の地熱が発生し、氷河の下には川が流れているのです。仮に南極の氷が全て溶けると海水面は現在より60mも上昇します。

縄文時代には現在より気温が2℃程高めで、海水面が2〜3m高かった。その為、関東平野の奥にまで海岸線が浸入していました。これを「縄文海進」と呼びますが、その原因は「氷河期」から現在の「間氷期」に移行する気温上昇によって北半球の大陸に広く分布していた氷河が溶けた事に原因しています。

では、何故、北半球の氷河が溶けた状態の現在は海面が低いのかと言えば、増えた海水の重みが地球全体で海底を押し下げたから。一方、その影響でマントルが陸部に移動し、陸が隆起する原因にもなっています。

何れにしても、南極大陸の気温は氷点下以下なので、多少温暖化した所で、氷河が溶けて海面が上昇する様な事は有りません。



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2016/12/24

地球温暖化仮説は嘘だけど、気温は上昇している  温暖化問題
 

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■ 地球の平均気温が上昇している ■

上のグラフは気象庁のホームページに掲載されている地球の平均気温のグラフです。(1981年-2010年の平均気温からの差)

2000年以降低下傾向が見られた世界の平均気温ですが、2010年頃から上層に転じ今年は観測史上最高を記録したと報道されています。

■ エルニーニョが最高記録更新の原因 ■

CO2由来の温暖化仮説の宣伝に余念の無い気象庁ですが、今年の高温の原因はエルニーニョ現象にあるとしています。

気温に影響を与える最大の要因は海水温度です。日本の月別の最低気温は2月になりますが、日照時間で言えば冬至の前後に当たる12月や1月の方が短い。当然、太陽から受けるエネルギーも小さくなります。

しかし、海水は空気よりも暖まり難く、冷めにくいので、海水温度の変化は日照時間に2カ月程遅行します。又、海水温度は気温の様に1日で大きく変化する事もありません。1日の気温変化を取ると日照の影響を強く受けますが、1カ月などという長いレンジでの気温は海水温度の影響を反映します。

■ 太陽活動が低下している ■

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太陽の活動は黒点数の多少で判断され、黒点が多い時は活発、逆に少ない時には沈静な状態です。黒点は11年周期で増減を繰り返しますが、今年は黒点数がゼロの日が度々観測されるなど、太陽の活動は低下傾向が顕著です。

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上のグラフは151カ月周期の太陽の活動状況を表しています。青いグラフが1755年から2008年までのサイクル1〜23の平均値。

赤いグラフがサイクル24(現在のサイクル)。グレーのグラフが観測史上で太陽活動が最も低調だった1798-1810年のグラフです。(この時代を「ダルトン極小期」と呼びます)

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上のグラフは1600年以降の太陽黒点の観測データです。1645年から1715年の太陽黒点数が異常に少なく、この時代は「マウンダー極小期」と呼ばれています。この時代、地球は気温が低く冬は酷寒、夏は冷夏となるので農業生産が低下しました。日本でも度々飢饉が発生しています。

実は現在のサイクル24は過去200年間で最も太陽活動が弱い時期であると確定しています。

■ 太陽活動が低下しているのに、地球の気温は上がり続けるのは何故? ■

太陽活動が顕著に低下する一方で地球の平均気温は上昇を続けています。「人為的な二酸化炭素の放出量が増大しているからだ!!」と主張されていますが、私はこんな与太話は鼻から信じていません。

むしろ、現在の気温上昇は1900年代から始まった太陽活動の活発な時期の影響を海水温度が受けている為と考えています。前述の様に海水は暖まり難く、冷め難い。

極表層の海水温度だけで無く、中層の海水温度まで含めれば、海水温度の変化のトレンドは太陽の活動周期に遅行すると思われます。

そこで最初のグラフを改めて見てみましょう。

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平均気温を表す青いグラフの小さなウネリは太陽の短期の活動周期に呼応しますが、傾向としては2年程度遅行しています。これは海水温度が太陽周期から遅行する為と思われます。

赤いグラフは長期的な温暖化傾向を示すものとされていますが、これ、太陽黒点数の長期トレンドの増加時期に一致します。1900年頃から太陽活動は歴史的に見ても活発期でした。この長期トレンドは当然海水温に影響を与えます。現在は太陽活動は歴史的に見ても低下時期に入っていますが、長期に渡る活発期の影響はまだしばらく海水温として残ると思われます。

ですから、太陽活動が低調になったとは言え、地球の気温が急に冷える事は無く、10年、20年というスパンで低下傾向が顕著になってゆくのでしょう。

■ 心配すべきは温暖化では無く寒冷化 ■

もし仮に太陽活動の低下が依然の極小期の様に長期に渡って低下するならば、鎌倉時代や江戸時代の様に「冷害」が頻繁に発生する時代がやって来るかも知れません。

「地球温暖化がーーー」とか「二酸化炭素を出すなーー」なんて言っていられるのは、現在の地球が「中世の温暖期」の様に比較的温暖な時代にある為で、一たび寒冷化が進めば事態は一変します。

1) 寒冷化によって海水温が低下すれば水蒸気の発生が抑えられ乾燥地帯が増える
2) 気温の低下は作物の成長を妨げ、耕作の北限は南下する

他にも寒冷化の影響は多々ありますが、私が死ぬ頃には「世紀の大誤説・地球温暖化仮説」なんて言われているのでしょう。


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2014/7/15

太陽光発電は儲かるか?・・・官制詐欺の実体  温暖化問題
 

■ 表面金利10%の太陽光発電は儲かる?! ■

最近、農村を自転車で走っていると多く見かけるのが「野立て」と言われる休耕田を利用した太陽光発電。田んぼ1枚程度の広さの土地に、太陽光パネルが並んでいます。これ、最近では「メガソーラ」に対して「プチソーラ」と呼ばれているみたいです。

太陽光パネルは中国産や台湾産が安価に輸入される様になり、初期投資が飛躍的に低価格化した結果、元々所有する土地に太陽光パネルを設置すれば、表面金利で10%を稼ぐ事が出来ると盛んに宣伝されています。

少子高齢化で住宅需要が減少する現代は、遊んでいる土地にアパートを建てても空き室が発生すれば投資を回収する事すら難しい。金利10%が稼げるのであれば、アパート経営などよりは余程儲かると、多くの人が「プチソーラ」に飛びつきました。

■ メガソーラの時代は終わった ■

現在の太陽光発電ブームは、原発事故のドサクサで孫正義氏が政府を説得して導入された「固定価格買取制度(FIT)」に支えられた官製バブルです。当時、民主党政権は太陽光発電の電力を1KWh当たり42円固定で、20年間電力会社に買い取らせる法律を制定しました。この買取額は世界で最も高い価格でした。

まとまった土地を所有(或いは低価格で確保)出来れば、儲からないはずの無い好条件に、ソフトバンクを始め、ゼネコンやハウジングメーカ、さらにはワタミまでもが飛びつきます。フライングでも事業計画を申請すれば、土地取得以前でも認可が下りたので、大量の申請が殺到しました。

しかし、実際に稼働を開始した物件は2割ほどしかありませんでした。FITは認定を受けた時点の買い取り額が採用されます。一方、太陽光パネルの価格が値下がりしすれば利益は拡大します。そこで多くの業者は認定だけ受けて実際に発電事業は開始せずに太陽光パネルの値下がりを待っています。FITには、認定から事業開始までの期間が規定されていないという、超いい加減な法律だったのです。(現在は認定取り消しが検討されています)

一方、メガソーラで採算性を上げるには、安価で広大な土地が必要です。さらには送電設備へのアクセスが容易な場所である必要があります。その様な土地は限られており、既にメガソーラの先行企業の中からは「メガソーラの時代は終わった」との声も聞かれます。

■ プチソーラの時代 ■

メガソーラの開発が下火になる一方で、小規模な太陽光発電(プチソーラ)は増えており、電力会社の送電線に接続する工事で長期間待たされる状態が続いています、

一方、破格と言える買取価格は、自民党政権になってから36円/kwh、さらには32円/Kwhまで値下げされています。

それでも、発電効率が高ければ、10年で投資が回収できるという触れ込みでプチソーラを始める農家が増えています。

■ 金利10%は本当に稼げるのか? ■

太陽光発電事業の採算性を考えた場合、投資の回収の為には次の条件が必要です。

1) 自前の土地(無料)、或いは安価で土地を調達できる
2) 日照時間が充分に確保出切る
3) 草刈など、メンテナンスが確実に出来る
4) 買取価格が充分に高い
5) 設備が利益を確保するまで故障しない

設置後経費があまり掛からないと思われている太陽項発電ですが、「野立て」の場合、除草費用が発生します。設置前に地中に除草シートを敷き詰める工法以外は、適時に除草剤の散布や人力による草刈が必要になります。

さらに、陽光発電の設備には、固定資産税や相続税、売電収益に対する所得税が掛かります。太陽光パネルは税務署の目にも留まるので、買取電力会社に問い合わせれば売り上げは直ぐに調べる事が出来ます。

この様な諸々の経費を除いて実質金利で5%以上確保できれば投資としては魅力的です。自民党政権下で買取価格が引き下げられた影響で、濡れ手に粟の大サービスこそ終了しましたが、それでも日当たりの良い遊休地を持っている人たちによとっては太陽光発電は魅力な投資です。

■ 定額買取20年で太陽光発電の事業者は損はしない ■

現在の太陽光発電の買取制度の最大の魅力は20年間の固定価格買取制度です。民主党時代の42円/kwhで申請した業者は、それこそ濡れ手に粟ですが、現状の32円/kwhで申請しても、土地が自前で発電量の多い場合は、それなりの利益が将来的にも約束されています。

将来的な空き室リスクや、老朽化によるメンテナンスがかさむアパートやマンション経営よりも太陽光発電は有利な投資とも言えます。

さらに、送電設備があって、日当たりが良い土地ならば不便な場所でも収益が変らないことは大変なメリットです。

一方で、20年間の固定価格買取はインフレの影響を受ける事も理解が必要です。例えば、アベノミクスが大成功して日本が年率2%の安定成長の軌道に乗った場合、20年後の物価は約1.5倍になっています。この他に中東情勢などによって原油価格は大きく変動するので、20年後に電力価格が現在の2倍になっている事もあり得ます。

しかし、太陽光発電事業で得られる実質金利が2%であるならば、太陽光発電の事業者は少なくとも損はしません。10年で投資が回収出来れば、その後は利益を生み続けます。

■ 電力料金負担者の負担で成り立つ詐欺ビジネス ■

実は太陽光発電の電力を割高な料金で買っているのは、私達一般の電力消費者です。電力会社は割高な電力を買ったコストを全て電力料金に価格転嫁しています。

一方、産業用の電力は安く供給されるので、一般家庭では太陽光発電など再生可能エネルギーの割合が増える程、電力料金が上積みされます。一時のドイツでは、一家庭あたりの1カ月の負担は2000円程度に達していました。

もし、仮に20年間の固定価格買取の期間に電力コストが大幅な値上がりをする様な事態が発生した場合、電力各社は私達一般ユーザーのお金で、将来的な安価な電力を確保している事になります。一見、電力会社が不利に見える電力の定額買取方式は、電力会社にもメリットの多いシステムなのかも知れません。

利用価値の無い遊休地の持ち主と、ソーラーパネルのメーカーと設置業者、そして電力各社は、私達利用者のお金で、自分達はほとんどリスクを負う事無くぼろ儲けをしているのです。

これは明らかなモラルハザードであり、電力料金の逆進性を高める詐欺ビジネスです。


■ 電力が自由化されたら淘汰されるかも知れない ■

もし、将来的に電力が自由化され、様々な業種から電力供給に参入があった場合、人々は割安な電力を求めるでしょう。当然、再生可能エネルギーの割合の少ない電力の方が安ければ、それを選ぶでしょう。

しかし、電力が自由化されても、再生可能エネルギーの構成比を法的に規定する事で、私達は誰かの儲けを負担させられる可能性は高いと思います。

■ 効率が悪いから割高な再生可能エネルギー ■

太陽光は密度の低いエネルギーなので、そこから電力を取り出す事は非常に非効率でコストが割高になります。

現在において再生可能エネルギーのコストは在来エネルギーに比べてとても割高です。電力会社の発電減価は7円/kwh程度と言われていますが、太陽光発電の買い取り価格の32円は5倍に近く割高な電力だと言えます。

原油や天然ガス価格の上昇によってこの差は徐々に縮まっていますが、中東戦争で石油ショックでも起こらない限り、価格が逆転する事はありません。


■ 再分配のシステムが良く無い ■

太陽光発電など再生可能エネルギーのコストは私達が負担していますが、売電という形で恩恵に預かっているのはソフトバンクなどの一部の企業と、遊休地を所有していた地主や農家です。

さらには中国は中国国内で資金と募って、太陽光発電ファンドを設立して、日本で発電事業を始めています。

FITによる太陽光発電事業は、投資者がほとんどリスクを取る事無く、一般の電力消費者が一方的に負担を強いられるシステムとなっています。これは、一般の人達から税金を取る事に等しいのですが、その恩恵に預かるのは社会的弱者では無く、いわゆる既得権者達です。その意味で税金よりも性質が悪いとも言えます。

「エコロジー」という見せかけのクリーンさの裏で、とんでも無い詐欺が続いているのです。
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