2020/9/28

雲取山・・・トザツーで山頂をGETせよ!!  自転車/マラソン
 

 経済記事まだー?とか、アニメ記事はどうしたとお怒りの諸兄。このブログのタイトルを良く見て欲しい。「人力でGO」とは、私が「人力」でトライしたアクティビティーを記録するブログです。決して陰謀論ブログや、逆指標相場ブログでは有りません。ましてアニメブログなどという軟弱なものとは決して違う!!熱い男のチャレンジと挫折を綴る硬派なブログなのです!!

という訳で今回も「トザツー」のネタ。




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■ 東京の最高峰「雲取山」を「トザツー」で目指せ! ■

先週の金峰山ですっかり気を良くして、トレラン用のザックを新調し、ウルトラライトのレインウエア(上だけ)を特価60%OFFで手に入れ、すっかり山モードの私。

東京近郊で「トザツー(登山+自転車)」に良い場所は無いかと探していたら、雲取山がヒットしました。標高2017m、東京の最高峰にして日本百名山の一つ。

一般的には奥多摩湖川の鴨沢登山口から頂上を目指しますが、このコース、標高差約1500m、片道15kmと非常に距離が長い。浦安を始発で出ても登山口到着は10時近くなるので、全行程走らない限り、日暮れまでに登山口に降りて来るのはキツイ。

ところが、鴨沢登山口から青梅街道を少し行った先に、「三条の湯」登山道にアクセスする林道の入り口が有る。もしやと思いググったら、やはりこの林道を自転車で走って「時短」する裏ワザが有る事が判明。林道後山線は国道から三条の湯登山口までの10Kmを繋ぎ、標高も1000m近くまで稼げます。

■ 新兵器、マルチスポーツバックと軽量レインウエア ■

本日デビューのトレラン用のザックは、ブラック・ダイヤモンドの15リトルタイプ。

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ブラック・ダイヤモンドはイギリスのアルピニスト系の軽量装備を作る攻めてるメーカーらしいですが、私の選択基準は自転車で使える事。ストラップの収納性が高く、簡易防水で、車からの視認性が高く、背中が暑くならず、さらに自転車ウエアのバックポケットにアクセス出来る大きさ。実はこのザック、これらの条件を全て満たします。

ウエストストラップが無いのですが、500mlのペットボトルがショルダストラップに2本入り、その他小さなポケットが複数付いています。外側の布地は補強されたナイロンでクライミングで岩に擦り付けても破れない強度。このシェルが蓋も兼ねます。ザックの容量はトレラン用としては大きめの15ℓ。これならテントを持たない登山には充分です。

本日の装備はザック含めて4kg台(但し、水を除く)

飲み物 ・・・水2ℓポカリ500ml
食べ物 ・・・カップ麺x1
携帯食 ・・・スティックx2 / マグネシウムゼリーx2
レインウエア上下、ゲーター、防寒着(ダウンベスト)、着替え(長袖Tシャツ、短パン)
ガスボンベ(OD缶)+バーナーx1、クッカーx1
ヘッドライト

行動着は・・

登山ズボン(長ズボン)、コンプレッションタイツ、自転車用の長袖インナー、Tシャツ、裏起毛ポリエステルパカー、軽量登山靴

本日投入の秘密兵器第二段は、MONTANEの777レインウエア。非常に軽量でシナやかですが、しかりと防水放湿性能の有るULのレインウエアです。これ、60%OFFで手に入れました。この薄さ、この軽さで三層構造は優秀。2層タイプの様に内側が肌に貼り付く事が無く、トレランやハイペースな登山に最適です。

レインウエアの下は、大昔に買ったオンヨネ。確か上下で8千円だったかな。下は何でも良いんです。上半身ほど蒸れて不快では有りませんから。むしろ、レインウエアの下は消耗品。泥だらけになるし、自転車のサドルで摺れるし、重くても、多少ゴワゴワしていても気にならないし・・・。


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■ 中央線の特別快速のワナ ■

土曜日は雨予報でしたが、山岳天気では雲取山山頂付近は12頃までは晴れ。レインウエアとザックの防水性のチェックも兼ねて取り合えず奥多摩を目指します。

東西線の始発で奥多摩を目指すと非常に乗り継ぎが悪い。そこで、6:17分発に乗ると中野で中央特快に3分で乗り継ぎが出来、始発より10分程度遅く奥多摩駅には8:21に到着します。

ところが、問題が・・・。トイレタイムが取れないのです。重いMTBを運んでの乗り換え、さらに輪行は最前か最後尾の車両を使うのがルール。中野の3分の乗り換えでトイレに行くのは無理。そんな不安を覚えつつ電車の乗り込んだら、変に意識してしまって、そこはかとない尿意が・・・。気のせい、気のせいと、中野で乗り換え・・・青梅で電車を降りるハメに。ちょっと停車時間が長いかなと思ったのですが、ホームに戻ると電車は居なかった・・・。

そんなこんなで、奥多摩到着は8:48分。自転車パートを2時間で片づけても、雲取山頂ピストンは微妙な時間です。

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ホリデー快速は混雑するので、きちんと後輪も外し、フレームに前後輪固定。でも、電車空いてました・・・雨だからね。MTBを一荷物にすると超重たいです。  8:48


■ ダート林道ってスピード出ないよね・・・ ■

さっさと自転車を組み立ててHEAR WE GO!!(今期アニメ「天晴爛漫!」、皆さん観てますか。最高っス!!)

いつもは帰りのコースで使う奥多摩湖までの道、逆に進むと結構な登り坂です。奥多摩湖に到着した時には空腹MAX!!。売店でアンパンとどら焼きを買って、アンパンを腹に詰め込み再出発。

後山林道に取りついたのが10:19でした。ここから徒歩ならば「三条の湯」まで10kmを3時間の行程。それをMTBで短縮しようという計画ですが・・・普通に500mのヒルクライムですよね・・。「お祭」のバス停が564m、三条の湯が1100mですから・・・。

さらに、ダートと言っても拳大のカドの尖った石がゴロゴロしてフルリジットのMTBでは非常に走り難い。さらに地面から岩の頭が出ていたりと・・・タイヤが転がり難いのに、スリップし易い。結局11:26分に林道の終点に到着しました。95%は乗車で登りましたが、石がゴロゴロした急坂で「押し」が入りました。三条の湯まで登山コースを30分程歩くので、コースタイムはだいたい2時間。徒歩に比べて1時間の節約ですが、多分、私はこの斜度は走ってしまうので、自転車のメリットは奥多摩駅の移動しか無い様な・・・。ただ、久しぶりのダートとMTBは楽しい。本日、ここから引き返してもも悔いは無し!!


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最近、何故か良く来る奥多摩湖


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林道後山線の入り口。「お祭」のバス停のすぐ先に有ります。バスは1日4便なので、徒歩の場合は鴨沢のバス停から徒歩10分。 11:19


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三条の湯までは10km、徒歩で3時間・・・林道ハイクって単調だよね・・・。

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林道の入り口から3km程度で車両通行止めのゲート。自転車はOK・・多分。


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こんな崩落個所が至所に有る。山側はほぼ落石防止ネットで覆われています。山は常に崩れ続けるので林道の維持って大変です。


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ようやく林道の終点です。カブが2台停まっていまいした。渓流釣りの人でしょうか?しかし、この林道を登れるスーパーカブ、パナイです!! 11:26

■ 三条の湯までは、谷に貼り付いた細い登山道でスリリング ■

雨が強くなったので、ゲーターとレインウエアの上下を着ます。ゲーターはレインパンツの上か下かという永遠の論争が有りますが、本日はゲイターをレインパンツの下にします。理由は・・・ゴアテックスのゲーターはオンヨネのレインパンツより高いから汚したく無い・・・。

ウソピョーーン!雨が強い時はレインパンツをゲーターの中に入れると、パンツを伝わった雨がゲーターの中に侵入するからです。小雨や、泥道や富士山の砂走の様に浸水の可能性が無い場合はゲーターを上にします。パンツの裾が汚れるのを防ぐ目的です。


三条の湯までは谷川沿いの崖に貼り付いた細い登山道を登ります。片側は崖。高さはそれ程無いので、怖くは有りませんが、そこそこにスリルング。道はしっかりしているので滑落の危険性は低いです。

雨に濡れた緑が美しく、谷川の流れもキレイなので、Goporoと写真を撮りまくって、中々先に進めません。30分程して三条の湯が見えて来ました。


登山開始が11:41、三条の湯到着が12:10。ほぼ標準タイムですね。


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もっと、崖に道がへばり付く様な箇所が有ったのですが、写真を撮ってませんでした。高所恐怖症の人は、この道は辛いかも・・。


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三条の湯が見えて来ました。


■ ムリゲーだけど行ける所まで ■

「三条の湯」は知る人ぞ知る秘湯。昔、漁師が手負いの鹿が湧き水で傷を癒す姿を見て、ここに湯治場を開いたとか。当時は湯舟だけが有り、訪れた人が自分で湯を沸かして入ったらしい。ちなみに、正式には温泉では無く鉱泉。水温は10℃程度で、薪で焚いています。

入湯料は600円。窓から緑の山々や谷が見渡せるらしい・・。宿泊もできるので、登山者だけで無く、温泉ファンも宿泊しています。

自国は12:15分。山頂までの往復の標準タイムは5時間40分。どんなに急いでも3時間ちょっと掛かりそうです。谷間は16時には暗くなり始めるので、MTBのダウヒルを考えたらギリギリの時間。山頂や途中で休憩したらアウト・・。

本日は登山は止めて温泉でマッタリして帰ろうかとも思いましたが、次に来た時の為に登山道をある程度は確認しておきたい。尾根筋に付けば迷う事は無いので、本日は三条のダルを目標に登山を開始します。2時間歩いたら、絶対に引き返す事を自分に誓います。(これが難しい)


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秘湯として知る人ぞ知る「三条の湯」。ここだけを目当てに来る人も。

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ここから雲取山まで3時間20分。・・・急いでも登り2時間、下り1時間・・・。


■ 雲取山ってこんなに「深い」んだ!! ■

後山川を木の橋で越えると、いよいよ本格的な登山の開始です。序盤だけ、崖に沿った細い道で鎖も付いていますが、そこから先は樹林の中をトラバースの形で徐々に標高を上げて行きます。

問題は崩落して登山道が崩れてしまっている箇所。迂回路が出来ていると思いますが、無理は禁物です。

雨は小康状態で、樹林の下では気になりません。湿度は高いのですが、気温も高くは無いので、山に入ってからはレインウエアーは快適です。

軽く霧が掛かって幻想的な風景の中、1時間程進と、大きな崩落個所に突き当たります。迂回路に入り、暫く歩くと、こちらも崩落で道が無い。何となく、踏み後らしき物が有るので、進んでみます。しかし、これも途中で途切れてしまいます。

・・・これ、完全にルートをロストしました。こういう場合は自分の足跡を辿って戻る事が正解ですが、何となく斜面の上の登山道らしき物が見えます。斜面の傾斜はけっこうキツク、足元もズルズルと崩れるので、四つん這いになって、木々の根や幹を手掛かりに直登します。この手の直登は久しぶりです。

どうにか、迂回路に復帰します。帰りに確認したら、迂回路の九十九折れのターンを見逃した様です。(相当に分かり難い)

迂回路は尾根の反対側を巻いているので、尾根を越えたら下り坂が続きます。だいぶ標高を無題にした感じ・・・。

本来の登山道に復帰してしばらくすると、登山道に岩場が出て来ます。白い色なので石灰岩でしょうか。この辺りは鍾乳洞も有るので、石灰岩地帯です。岩の表面は結構滑りやすく注意が必要です。慎重に進みます。

岩場を過ぎると、道は再び樹林下の緩い傾斜に・・・。登山開始から1:30経っています。後30分で三条のダルの尾根にデレルか微妙なので、ここで勇気ある撤退を選択。

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雨の為か水量も豊富です。水車で発電して小屋に送っているのか、ここから送電線が伸びています。

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崩落していますが、道がしっかり付いています。

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途中、一瞬尾根筋に出ますが、再び樹林帯の中へ

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岩が出て来ました。滑り易いので注意して進みます

■ キノコ祭りだーーー!!■

帰り道は、登山道をロストした箇所の確認と、登山道に脇に沢山生えていたキノコの写真を撮りながらノンビリ帰ります。しばらく山の自然と森の恵みをお楽しみ下さい。

・・・キノコ、どれが食べられて、どれが毒キノコなのか素人には分からないですね。


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鎖場を越えたら直ぐに三条の湯です

三条の湯に戻って来たのが2:50分。鹿肉入りのカレーを御馳走になって(美味しかったけど一気に食べてしまて鹿肉の記憶が・・・)、常連の宿泊客の女性が薪ストーブに着火に苦戦していたので手伝って、リュックの中でかさ張るカップラーメンをリリースして、三条の湯を後にします。

下りはハイペースで自転車が停めてある登山口まで戻ります。さて、ここから楽しいダウンヒルですが・・・パンクとスリップが怖くて慎重に下ります。その分、国道に出てからは全力でペダルを漕ぎます。

奥多摩駅の交差点で後輪がグニャリとしたので確認すると・・・パンクです。小さな穴らしく、一気に空気は抜けていません。林道の下りで穴が空いたにしては空気に減りがゆっくり過ぎます。(帰宅後に確認したら細い金属線が二本刺さっていました。街中で踏んでタイヤに刺さっていたものが、石に押されてチューブに到達したのでしょう。


■ 日帰り登山では勿体ないルートだった ■

雲取山の日帰り登山は、ネットでも様々な議論が有る様です。アクセスが良いので、車の方は5時頃に鴨沢登山口からピストン出来ますが、体力の有る経験者に限ります。初心者が日帰り予定で途中で立ち往生する事も多いとか。

浦安からだと登山道に到達する時刻が遅いので、多分、トレランペースで無ければ秋の時期の日帰りは無理でしょう。

ポピュラーな鴨沢ルートは行った事が無いのですが、樹林帯の下のダラダラした登りが長いらしい。丹沢の大倉尾根みたいな感じですかね。あれは精神的にキツイ。

私的には今回の「三条の湯」コースは相当に気に入りました。川沿いの登りは林道と言えども楽しいですし、「三条の湯」の雰囲気が良い。このコース、日帰りには勿体ない。風呂に入った後に宿に前泊しても良し、テントを張っても良し。或いは、鴨沢からこちらに降りて風呂に入って泊まるというのも楽しいかも知れません。

・・・次はテント泊で是非来たい。

キツイと思ったMTBのヒルクライムも、今は「面白かった!!」に変わっています。フルリジットのダート走行は体幹が鍛えられてトレーニングにも成ります。


雲取山よ、待っていておくれ。直ぐ、又チャレンジするよ!!
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2020/9/24

トザツー(登山 + ツーリング)で大弛峠 と金峰山を制覇せよ!!  自転車/マラソン
 

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■ 自転車乗りの天国と地獄 ■

自転車乗りは、二つのタイプに大別されます。

1)レース派      ひたすらレースやヒルクライムの速さを追及する人達
2)アドベンチャー派  ロングライドやツーリング、ブルべなど遠くへ行きたい旅行系

現在の自転車業界は、ツールドフランスを走る様なレーシングバイクを勧める傾向が強い。カーボンの高級車は50万円を超える価格が普通で、パーツやホイールなどを交換するとさらに50万円が消えて無くなる。これはお店にとってはオイシイ商売です。

「最初はアルミで充分ですよ」と甘い言葉で誘い込めば一丁上り。男子は物欲と闘争心の塊ですから、カーボンバイクにビュバーーンと抜かれると、「オレもいつかはカーボンを買おう!」と物欲が膨らみます。「ヒルクライムでタイムが出ない・・・」とショップの店員に話せば「カーボンならもっとタイムが出ますよ」と誘惑される・・。こうして、多くの自転車乗りは「自転車沼」にハマる事になります。彼らは延々に幸せにはなれません・・・だって、エンジンは自分自身だから・・。パワーメーターを買い、室内トレーナーを買い、遠くのレースに参戦し・・・そして悟るのです。己の限界を。


一方、アドベンチャー系の自転車乗りは直ぐに天国に到達します。器材は安いクロモリ(鉄)の自転車で充分。軽さよりも、頑丈さや荷物の積載量が重視されます。コンビニ休憩中に自転車が倒れてもカーボンの様に破損する心配は皆無。高価なパーツよりも、より効率的なパッキングを重視しますが、バックの類は安価で長持ち。近場は自走で出かけるので交通費も掛からず、テントで寝れば宿泊費も安い。彼らは、アドベンチャーライドを始めたその日から天国を味わえますが、悩みは連休がなかなか取れない事。日本地図や世界地図を眺めては、ここに行きたい、あそこに行きたいと夢を膨らませますが・・・それすらも幸せな時間です。


ところで、私はと言えば、断然後者。元々、都会から離れる為のツールとして選んだのが自転車です。ランニングでは一日50Kmが限界です。これでは浦安から成田まで行けません。自転車ならば1日300kmは走れますから、本州を横断して日本海を見る事も可能です。


しかし、最近、自転車で山越えをしている時に「山が俺を呼んでいる」声が聞こえるのです。「こっちはもっと高いよーーーー。こっちはもっと眺めがイイよー!」って。簡単に天国を味わえるアドベンチャー系自転車ですが、さらなる天国がきっとあるハズ。

■ 「トザツー」初めました ■

自転車に乗っていると、土砂崩れの崩落個所に出合うシーンは少なくありません。そこを、自転車を担いで超えるとワクワクします。

自転車に乗ってヒルクライムをすると、山の反対側に降りたくなる事が有ります。そこで、登山道を自転車を担いで降りると、ワクワクします・・・。

こういう変態はMTB乗りに多いのですが、日本には古来「山岳ツーリング」という宗派が存在してる様です。ツーリング自転車の乗って坂道を登り、ダートに入り、道なき道を自転車を担いで超える・・・。自転車は乗ってナンボの「乗り物」ですが、担ぐと大きくて重い「荷物」に変わります。その荷物を担ぐ事に生き甲斐を見出す真性変態が少数ながら生息しているらしい・・。(ネットで検索すると痕跡が見つかります)

あるブログで「トザツー」(登山 + ツーリング)という呼称を見付けました。「山岳ツーリング」はカルト系の匂いがプンプンしますが、「トザツー」ならばカジュアルです。

出掛けに「今日は山岳ツーリングに行って来るよ」と家を出ると、帰って来るまで家の人は心配するでしょう。でも、「ちょっとトザツーして来る」と言えば、「あ、そう、気を付けてね」でおしまい。

■ 今時のトザツー ■

「山岳ツーリング」系の人達のスタイルは登山に近い。7分丈の登山用のズボンを履いている人が多い。

前回、それを真似て、9Kgのリュックを背負って「ロングライト + ヒルクライム + 登山」を試しました。


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自転車と登山の両立・・・ヤビツから丹沢表尾根 人力でGO  09.15

結果は、ロングライドで尻が痛くなり、ヒルクライムで脚が攣り、登山で足が終わる結果となりました。アクティビティーのスタイルとしても「鈍重」で、私の好みからは少し外れます。

そこで、今回はUL(ウルトラ・ライト)に拘って装備とコースをチョイスします。カーボンロードバイクにバイクパッキングで荷物を積載し、トレイルランのバックパックに軽量登山靴を放り込みます。コンロの類は持って行きません。天気が悪ければ引き返す事前提で、雨具も自転車用の薄い物にしました。

目的地は大弛峠ヒルクライム + 金峰山登山

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ULスタイルの「トザツー」に挑戦

<自転車装備>

カーボンロード   NEILPRIDE ZEPHER
ホイール      MAVIC・キシリウム・エリート + Panadonic グラベルキング28C
バイクパッキング  大型サドルバック + 中型フレームバック
シューズ      SPDシューズ
他         工具・空気入れ、  ボトルx2、 ツールボトル
ウェアー      夏用ウェア上下   長袖インナー  コンプレッションタイツ 

<登山装備>

ザック       トレラン用ザック(15ℓ?)
登山靴       ローカット、軽量登山靴
ミッドレイヤー   CRAFT ランニング用 フード付き ポリエステル裏起毛
ボトム       登山用長ズボン
防寒        ダウンベスト
雨具        自転車用(上のみ・ウィンドブレーカーとして)

<携帯食>     コンビニおにぎり x5
          エナジージェルx1、プロテインジェルx1、ミネラルジェルx1
          携帯スティック食x2
          Mag-on(マグネシウム系補給)x2
          ポカリ900mlx1 水500ml
          脚釣り対策用の梅酢(自家製)50ml


■ 決戦前夜 ■

大弛峠は、通り抜け出来る車道の日本一の標高2360mを誇ります。そこへ至る道の延々30km以上も登り坂が続く、日本屈指の超級山岳コース。自転車乗りの聖地の一つです。

金峰山は奥秩父の盟主とも言われる日本百名山の一つ。標高2599mながら、山頂付近は大きな岩がゴロゴロしており、「五丈岩」という巨岩が鎮座する人気の山。

今回はこの二つを同時に楽しむという「欲張り企画」です。


最寄り駅の塩山までは輪行します。実は浦安を始発で出ても塩山到着は8:14分になってしまいます。これは山登りを考えると遅すぎます。1500m付近の「廻り目平キャンプ場」にテント泊する事も考えましたが、荷物が重くなるのと、ヒルクライムが二別されてしまうので却下。

そこで、前日終電で大月まで行き、夜明けまでノンビリと甲州街道を塩山まで自転車で走る計画を立てます。急に思いついたので2時間の仮眠で22時過ぎに家を出ます。電車の中で充分眠る時間は有ります。

しかし、ルートをチェックしていた重大な問題点に気付きました。大月から塩山の間には、自転車乗りに悪名高い「笹子トンネル」が有ます。路肩が無い3kmのトンネルは相当に怖い。昼間の混雑時ならまだしも、夜間は大型トラックが高速で走行します。これはマジヤバイ。

トンネル回避としては旧道の「笹子峠」が有りますが、夜中に1000mの標高の峠越えもマジヤバイ。猪とか熊とか、この世ならざるモノとか、マジ怖い。

そこで急遽、立川で下車して始発を待つ事に。大月まで行っても良かったのですが、夜を過ごす場所が無い様です。さらに、立川からでも大月からでも塩山到着は変わらないので、東京に近い場所の方が始発の時間が早くなり、夜明かしの時間が短くなります。立川駅前のマックは24時間営業。開いてて良かった・・・。

店内は寒くて、登山用ウエアが活躍します。硬いスツールでは仮眠も出来ず、ブログの記事を書きながら時間を潰します。4時過ぎに店を出て、4:35分の始発の高尾行に乗ります。高尾、大月と乗り継いで6:22に塩山に到着。車内でオニギリ2個の朝食を済ませます。塩山駅では私の外にもう一人、輪行の方がいらっしゃいました。当然、行先は大弛峠でしょう。

大弛峠の登り口の途中、セブンイレブンで補給を済ませます。さて、いよいよヒルクライムパートの始まりです。時刻は7:26。

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7:26 琴川ダムまで登って来ました。日本で一番高い場所にある多目的ダム。

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笛川小学校・柳沢分校、日本で一番高い場所に有る小学校でしたが、今は廃校となっています。

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「金峰山荘」。自転車乗りの間では有名な「ラスト自販機」の有る場所。通年、普通に人が暮らしている場所としては日本最高点とも言われています。


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冬季ゲートを越え、後半戦です。正面に奥秩父の稜線が見え始めました。

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時折、雲が晴れると、目的地の金峰山の五丈岩が見えます。

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11:02 ヒルクライム終了です。トータルで3時間36分掛かりました。走行時間は3時間12分。

標高2360mの大弛峠まで約30km、獲得標高2000m、登山の脚を残す為、余裕を持って登って来ました。大弛小屋の自転車ラックに自転車を駐輪して、登山の装備に着替えます。登山靴に履き替えて、サイクルウェアーの上からズボンとミッドレイヤーを身に着けます。今回は水を忘れずに持ちます。


■ 登山パート ■


いよいよ登山パートの始まりです。金峰山までは片道4.2km、標高差250m程度ですが、朝日岳を越えるので、登りは500m程度でしょう。往復の標準時間は4時間半。既に11時を過ぎているので、五丈岩で遊ぶ時間と、帰りの時間を考えると、歩く時間は3時間で片づけたい所。軽装なのでちょっと急げば大丈夫でしょう。

ファミリーコースと思っておましたが、大きな石がゴロゴロ有る急な登攀もあり、なかなかハードなコース。前日の雨で泥濘も多い。写真を撮る時だけ立ち止まって、後はノンストップで金峰山まで歩きます。途中から、大弛峠に戻る人とのすれ違いが多くなり、朝日岳を過ぎた頃より金峰山に向かう人を追い抜き始めます。

軽装登山ですので、結局トレラン風になってしまいます・・・。ゆっくり歩くのって昔から性に合わないんですよね。学生時代は「標準時間x0.5」が行程タイムでしたから。基本、走れる所は走る!!

金峰山の山頂には12:55分に到着。1時間31分掛かりました。登山道、結構混んでました。



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11:24 登山開始です


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前日の雨で泥濘も多い。稜線は大きめな石がゴロゴロしている場所も有ります。

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キノコの季節ですが・・・これは如何にも毒キノコ・・・。

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11:45 朝日峠に通貨

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12:12 朝日岳

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12:44 金峰山 到着。山頂付近は標高2500m越え。ハイマツ帯です。シャクナゲも生えています。

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大きな岩がゴロゴロしています。フィールドアスレチックの様で楽しい。石の鳥居みたいな所を潜れば山頂は直ぐ。

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12:55 山頂の標識に到着します


■ 五丈岩、楽し過ぎます ■

山頂から少し下った所が広場になっていて、その先に五丈岩がそそり立っています。何人かの人達がナンチャッテ・フリークライミングにチャレンジしています。

当然、私もチャレンジしましたが、中段で引き返します。ガンバレば上まで登れますが、怪我をしたりしたら社会人的にマズイ。Goproの絶好の映像チャンスですが、ストラップを持っていないので、クライミング中の撮影は出来ませんでした。(家に帰って速攻でポチっとなしました)

しかし、金峰山、楽し過ぎます。山体は蔵王権現を祀る山で、五丈岩はご神体でも有りますが、フィールドアスレチックの乗りで、皆さんクライミングのチャレンジしています。頂上まで到達した人には拍手が起きてました。

ちょっと遊んだ後はオニギリを食べて、山頂付近の眺めを写真に収めます。日本百名山の一つ、瑞牆山が雲の晴れ間に見えます。花崗岩が侵食された峻嶮な姿には迫力が有ります。今度は瑞牆山に登ろうと心に決めます。



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霧の向こうに五丈岩が現れます


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五丈岩の高さは15m。チャレンジしたくなる高さです。実は五丈岩は山岳信仰のご神体。山伏がこの岩の上で修行をする姿も見られるとか。登ると神罰が下りそうでも有りますが・・・


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頂上まで到達した人には、やんやの拍手が送られていました!!

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風化した花崗岩が中国の水墨画の様な山容を作り出す瑞牆山。日本百名山の一つです。


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山頂からの景色は、流石は2500m級の山です。丹沢や奥多摩とは一味も二味も違います。(丹沢表は関東大震災の崩壊で、結構似たような景色も有りますが)


■ ULは速い! ■

山頂で遊んだり、お昼を食べたりして1時間程度を過ごし、13:35分頃に帰路に付きます。

登り返しがキツイだろと思っていた朝日岳の山頂付近は、「あれ、急登はどこだっけ」という感じで難なくクリアして14:51分の大弛峠の駐車場に戻って来ました。

帰りの時間は1時間16分。

トータルの歩行時間は往復で、2時間47分でした。標準行程時間の半分の2時間15分を目標としていたので、ちょっとオーバーしました。

ヒルクライムで脚を使った後なので、後半、脚が攣りそうでヤバかったですが、マグネシウムのジェルが効いたのか、どうにか切り抜けました。


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14:51 駐車場に戻って来ました。前を歩く親子連れが速かった。5歳位の男の子のルート取りが的確で、山道に慣れている感じ。ママに伺ったら、よく山に連れて来るとの事、ママも速かったですよ!!

駐車場に着いたら、速攻で自転車乗りにジョブチェンジです。上は自転車ウエアに薄手の自転車用の雨具をウィンドブレーカーとして来ます。下は登山ズボンの裾を捲るだけ。この恰好で、そのまま電車に乗る予定。

実は大弛峠の難関は下り。なんせ30kmも下ハン握りっぱなしですから。今回はフロント38tのシングルなので、緩斜面でスピードが出ません。しかし、ブラインドカーブが多いので、その方が安全です。

1時間程度で塩山の街中に戻って来て、14:30頃に高尾行の普通電車に滑り込みます。お土産を買う時間が有りませんでした。この電車を逃したら、塩山温泉で汗を流そうと思っていましたが、そうすると帰宅が21時頃になります。

電車の中でウツラウツラしながら、浦安到着は20時頃。


始めたばかりの「トザツー」ですが、私的にはUL(ウルトラライト)の装備で、スピード重視の行程が性に合っている様です。

ただ、そうなるとULのレインウェアが欲しくなります。後、これから紅葉シーズンの掛けて、フリースのミッドレイヤーも欲しいところ。トレランザックもボロボロでバックルが割れてしまってりうので新調したい所。


・・・・結局、物欲は満たされる事無く、アドベンチャー系ライドも物欲地獄に繋がっている事を実感しました。

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2020/9/15

自転車と登山の両立・・・ヤビツから丹沢表尾根  自転車/マラソン
 

■ キャンプツーリングの道具でテント泊登山出来るんじゃねぇ? ■

千葉県は平地なのでキャンプ場も夏は暑い。今年は夏の前半に雨が多く、広範は酷暑ですっかり自転車キャンプをしていません。

部屋の中でお荷物と化しているキャンプ道具を眺めながら、私、ふと気づいてしまったんです。「ザックと登山靴があれば、テント泊登山が出来るんじゃねぇ?」

思い立ったら居ても立っても居られなくなる性分。とりあえず軽量登山靴を買って軽い登山で足慣らしして、秋の紅葉シーズンに八ヶ岳にでも行ってみよう・・・。ところが、登山専門店に行くと物欲がムクムクと頭をもたげ、気付けば45リットルのザックと登山靴を買ってしまいました。

自転車用に揃えたキャンプグッズは、ウルトラライトの登山グッズそのものなので、秋のテント泊の登山なら出来そうです。ウエアーはズボンだけ買いました。後は、何となく代用品を持っています。

■ 自転車と登山を同時に出来ないだろうか? ■

私は多趣味なので、趣味が増えるとお金と時間が足りなくなります。お金は仕方ないとして、時間はどうにかならないものか・・・。

そもそも、平らな地面の広がる千葉県は、登山には最も不便な土地柄。ちょっと高い山に登ろうと思ったら、奥多摩や丹沢方面に出かける必要が有ります。車が無いでの公共交通機関で出かけると、半日は移動に費やす事に。これは不合理だ・・・。ちょっとの登山の為に、時間のロスが大来すぎます。

さらに、登山に出掛けると自転車に乗れません。自転車は持久系のスポーツなので、1週間空いてしまうと、パフォーマンスが目に見えて低下します。だから、土曜日は自転車、日曜日は登山と連続で体を動かす必要が有ります。しかし、土日の何れかが雨だと・・・どちらかが犠牲になる。

そこで私は思い付いたんです。自転車で登山に出掛ければ良いと・・・。


■ ザックと登山靴の性能、そして自分の今の登山力を試す ■

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ヤビツフォトでもあまり見かけない写真が撮れました

秋の連休に登山に出掛けるにしても、真新しいシューズとザックには不安が有ます。さらに、10年近く登山をしていないので、自分の「登山力」にも疑問が有ます。

そこで、諸々を確かめる為に、登山靴を履いて、ザックを背負って、MTBでヤビツ峠まで浦安から自走し、さらに、そこから丹沢表尾根を塔ノ岳までピストンするという無謀な計画を立ててみました。

ザックの性能と脚力チェックも兼ねて、テントやボンベも含め、テント泊が可能な装備一式もザックに詰め込みます。ザックの重さは水と衣類を抜いて凡そ9kg。フル装備なら12Kg以上にはなりそうです。

この計画を思い付いたのが朝の4時だったので、出発は5時になってしまました。登山には少し遅い時間なので、ヤビツ峠に着いた時間で、その後の予定は調整する予定。


都内は例によって信号ストップの連続。乾燥重量13KgのMTBと9Kgのザックを背負っているので、登り坂で足を使わない様に軽めのギアーを回します・・・って、フロントは42Tシングルなので限界は有りますが。

皇居からは青山街道(国道246)を真っすぐ秦野まで走ります。この道、相模原を抜けるまではアップダウンの連続で、尾根幹を長くした様なコース。以前、夏場にヤビツまで自走しようとして、途中、町田街道で挫折して江の島に逃げた記憶が有ります。

本日は曇りで気温も低く、脚を残しながらも10時前に名古木のセブンイレブンに到着。休憩の後にヤビツ峠を目指してヒルクライムです。蓑毛辺りは自転車を降りて押してもいいと割り切って、1時間30分を目標に上り始めます。

実はチェーンステイが極太クロモリのMTBは意外に坂道が得意です。諦めていた蓑毛の坂道も時速7kmで足付き無してクリアして、止まる事無く、そのまま菜の花台を目指します。

菜の花台でも足は大丈夫そうだったので、その先に進みますが、流石に緩斜面になる手前で足が攣って、しばらく休憩。そこからは、脚が攣らない強度でヤビツに到着します。1時間25分掛かりました。


■ 意外に登山がキツカッタ ■

ヤビツの売店で自転車乗りの方とお話しながら休憩して、12:00にザックを担いで、丹沢表尾根の登山口を目指します。ここからは1.5kmを車道を下ります。自転車で下ればあっという間ですが、少し登山靴に脚を慣らしておきたい。

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最近の登山靴、良く出来ていますね。履いたその日に既に足にフィットしています。ちなみにメーカーはサロモン。その気になればトレランも出来る軽量シューズ。


この日の丹沢は終日、雲の中。湿度が高く、蒸し暑い。ミストサウナの中の様です。気温は低く無いのでTシャツに短パン。心配したヒルは、表尾根には居ない様です。(蓑毛は酷いみたいです)

登山口から塔ノ岳は片道6Km。この時間からでは往復は難しそうなので、三の塔まで行って戻るピストンコースにします。学生時代は毎週の様に大山や丹沢表で遊んでいたので、「丹沢はオレの庭」。伊勢原から大山登って、ヤビツから表に上り返して、大倉を下るなんて、ラクチンだった。

しかし、30年も経つとコースの記憶も曖昧です。二の塔までの登りって、こんなにキツかったっけ・・・こんなに長かったっけ・・。

結局、三の塔まで1時間掛かってしまいました。まあ、9kgを背負って初めての登山靴で、雨で滑り易いからこんなモンだと、自分を誤魔化します。(途中、脚が攣りました。。。)

三の塔から見渡しても、一面真っ白で視界は有りません。新しく出来た休息小屋で、お昼にします。と言ってもコンビニで買ったオムスビ2個と、ミネラルチャージのゼリー一個。

実は背中にはコンロもお米も背負っているのですが・・・何と、水を忘れた。これ、前回の筑波山登山でもやっちゃいましたが、自転車を離れる時に、ボトルを外して持って来るのを忘れてしまいます。ゼリーを2個持っていたので、どうにかなりましたが・・・危険。水が無いから、コンロがあってもお湯も沸かせず、米も焚けず・・・。(まあ、そんな時間も有りませんが)

20分程休憩して、山頂を一回りして、ヤビツに向けて下山します。岐路も当然、真っ白な景色の中。下りで膝が笑うかと思いましたが、意外に大丈夫で、脚も攣らず、割と良いペースで下れました。

ただ、10kg近い荷物を背負うと、ショートカットの登山靴は、ちょっと足首が不安定です。石が濡れていなければ走ってしまうので、足首に掛かる力を逃がせるのですが、きちんとストップをかける場合はハイカットの方が安定感が高い。まあ、2Km程度の下りなので、どうって事ありませんが・・・。

下りは登りの二倍速は過去の話。50分掛かりました・・・。まあ、雨だし、自転車乗った後だからと・・・自分を誤魔化します。

三の塔の標高が1200m程度ですから登山口からは500m以上な登ったでしょうか。


■ ゴアテックスの靴の中が浸水 ■

ヤビツつ付く直前に雨が強く降り始めました。MTBのブロックタイヤでVブレーキなので安全ではありますが、慎重にスピードを落として下ります。途中、カーボンホイールのリムブレーキに方に思い切り抜かれますが・・・命知らずだな・・・。まあ、下りはテクニックですから、上手な方なのでしょう。

蓑毛に付く頃には雨も上がり、気温も暖かくなります。ここからも、マンホールの蓋などに気を付けながら、慎重に名古木まで下り、秦野の駅から輪行します。着替えのTシャツを持って来て正解でした。雨で汗も流れたので、さっぱりして電車に乗ります。

ところで、防水のハズのゴアテックス。雨でしっかり中が水浸しになりました。むしろ入った水が抜けない。ゲーター(防水スパッツ)も雨具も付けていなかったので当然ですが、ゴアテックスでも上からの浸水は防げません。これも当然。


「ロングライド」「ヒルクライム」「登山」の三点セットが可能な事を確認しました。新たな「遊び」を開発してしまったので(やっている人は結構いらっしゃるみたいですが)、しばらくはこの遊びに熱中しそうです。


当然、翌朝には腿の筋肉痛に悲鳴を上げています。やはり自転車で使う筋肉と、登山で使う筋肉は違う様です。




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2020/9/15

激走!オリンピックコース・・・東京2020を走る  自転車/マラソン
■ そうだ! オリンピックを走ろう!! ■

今年の酷暑で千葉県の平地を走るのは危険です。そこで、2週連続で奥多摩方面に遠征していますが、行き帰り電車輪行は楽ですが、「ルートを楽しむ」というロードバイクの楽しみと、「長距離を走りぬく」という達成感に乏しい。

そこで、「達成感の得られる涼しいロングライドは無いものだろうか?」と考えている内に、「東京五輪のコースならば長距離で涼しいのでは無いか!」という結論に至ります。

府中を出発して「尾根幹」「同志みち」を走って山中湖に至り、「三国峠」を走り「富士スピードウエィ」ゴールの男子のレースコースは距離約244km、獲得標高:約4,865mの強烈なコースですが、ゆっくり走ればブルべのコース設定に似ているとも言えなくも有りません。山岳ブルべならば300km、獲得標高6000mなどというイベントも有りますから・・・。

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■ とりあえず浦安から自走で山中湖まで行って、天気が良ければ富士山に登ろう ■

実は東京五輪の自転車コースは、富士山周辺で自動車専用道路や富士スピードウェイを走る為、素人がコースを正確に辿る事は出来ません。

そこで、前半の「尾根幹」と「道志みち」を走り、山中湖を目指した後、脚が元気で天気が良ければスバルラインで富士山の5合目まで登るルートにチャレンジする事にします。涼しい時間に尾根幹を抜けたいので浦安から自走します。出発時刻は午前2時半。

自転車はロングライドで体に優しいクロモリのレモン君をチョイス。フロントシングル42T、リア12−27Tで、ちょっと登り向きでは有りませんが・・・激坂は無い様なので、多分、大丈夫でしょう。

先ずは東京の自転車乗りの聖地「尾根幹(おねかん)」を目指します。尾根幹は正式には「南多摩尾根幹線」という調布市と町田市を結ぶ道路ですが、道幅が広く、ゆるやかな起伏が続く為、多くのサイクリスト達がトレーニングに使っています。今回のオリンピックコース選定では、ロードバイク愛好家が日頃走るコースを、オリンピック選手が走るという大サービスをしてくれるのです。

夜中の都心を抜け、新宿から甲州街道をひた走り、電気通信大学の交差点を左折すると、多摩川が現れます。この辺りで空が白み始めます。40km程走りましたが、都内は信号が多くて時間が掛かりました。食事をせずに家を出たので、牛丼屋で朝食を取ります。

早朝の尾根幹に自転車乗りの姿は有りません。噂通り、ほとんど登っているか、下っているかの道ですが、山や谷の部分に必ず信号が有って、何故か殆ど引っ掛かります。多分、ある程度の速度で走れば信号に引っ掛からないのかも知れまませんが、本日は後半の山岳コースに脚を残したいので、ゆっくり走行・・・。

尾根幹の南側は多摩丘陵の自然が残っています。北側は新興住宅地が広がります。そして、道沿いには国士館大学や大妻女子大学などが有ります。道は現在も整備中で、周辺もこれから開発が進んで行くのでしょう。

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「尾根幹」を走ります。時刻は5:30頃。

少々、登り下りと信号に飽きた頃、短いトンネルが現れ、そこを抜けると、一気に町田街道に向けて下って行きます。ここ小山沼陸橋というのだそうですすが・・・wikipediaで後から調べたら「軽車両通行禁止」だそうです・・・。自転車は軽車両です。

尾根幹は町田街道に突き当たって終わりますが、ここからは「道志みち=国道413号線」を目指します。国道16号線に出て413号に入るコースが分かり易いのですが、交通量が多い市街地を通過するので却下。

早くも気温が上昇して来ているので、地図を頼りに相模川を渡り、中津川沿いを北上して国道412号線、そして413号線を目指します。


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米軍座間基地の輸送機でしょうか?ルート上にも相模総合補給廠という米軍施設が有りました。6:15

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高田橋で相模川を渡ります。多摩丘陵から相模原台地、そして相模線の線路に沿って崖が有、さらに相模川沿いに崖が有ります。この付近は相模川の扇状地で、浸食によって3〜5段の河岸段丘が観られます。7:15


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中津川沿いの県道53号線。愛甲郡・愛川町を走ります。厚木や橋本からほど遠く無い場所ですが、丹沢山系に入ると、「ここが神奈川?」という雰囲気が漂います。7:35

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県道53号線の登り坂を上ると国道412号線に突き当たります。自転車乗りには有名な「オギノパン」を通過して、しばらく走ると「道志みち(国道413号線)」の交差点が現れます。ここを左折すると、後は山中湖までは一本道。8:22


■ 灼熱の道志みち ■

暑くなる前に標高を上げようと思っていましたが、ここまで信号が多くて9時を回ってしまいました。日向は既に30℃を越えていそうです。ダブルボトルの一本を体に掛ける水用にしていますが、ボトルが直ぐに空になってしまいます。

道志みち、最初の頃は緩やかな勾配ですが、とにかく上り下りが多い。登ったと思ったら直ぐに下り坂で、なかなか標高が上りません。セブンイレブンを見付けて、ペットボトルの冷水を頭からぶっ掛けます。ガリガリ君を食べたら、だいぶ体が冷えました。「午後は雨になりそうだ」と言いながら、自転車乗りの方が急いで出発して行きます。ガチな人達は、早くも練習を終えて東京方面に向けて爆走しています。

道は道志川に付かづ離れず進みます。地道に標高を稼いで来たのに月夜野で、一気に川まで下ってしまいます。そこからは結構急な登りが始まります。ここら辺が神奈川と山梨の県境。

道志村入ると、道は川沿いを走ります。川幅も広がり、いくつもの橋が架かっています。道志村役場には『自転車ロードレース競技』の大弾幕。オリンピックを機に、「道志みち」を自転車乗りの聖地にしたい・・・そんな街の意気込みが伝わります。

道志村に入っても気温は高く、何度、道端の川に飛び込もうと思った事か。もう暑くて限界・・と思う頃に「道の駅 どうし」が現れました。「水源の町」を売りものにするだけあって、冷たい水が巨大な石のオブジェから流れています。冷たくて気持ち良かった!!

道の駅でお昼休憩とします。名物はクレソンらしい・・・。暑さで頭がボーとしていて、ザル蕎麦大盛を注文してしまいました。


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橋のはるか下を道志川が流れています。8:35

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川幅がだいぶ狭くなり、「渓流」の風情が有ります。10:02

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「涼」を取りに川まで下りてみます・・・暑い・・・。10:12


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道志村役場、オリンピックへの期待の大きさ感じます!!10:24


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道の駅には自転車ラックが多数設置されていますが、自転車は僅かに4台。時間が遅すぎるのでしょうか。10:45


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道の駅の裏手は道志川が流れています。そして、河童の像が・・・。これ、ネットの自転車乗りの記事で観た事有る!!

■ 山伏峠を抜けると、そこは山中湖だった ■

道の駅を過ぎると、道志川の源流域に向けてひたすら登り坂が続きます。斜度が10%を超える事は無いので、大した登りでは無いのですが、ここまで随分と脚を使わされたのと、暑さの影響で思う様には登れません。

道志川は次第に小さな沢になって、分水嶺が近づいて来る頃、唐突にトンネルが現れ登りが終了します。ここが山伏峠、標高1100mの道志みちの最高点です。

トンネルを抜けると、そこは山中湖村。道は山中湖に向けて下って行きます。道志側と比べて随分と涼しく感じます。まさに高原の空気。

浦安を出る時には、オリンピックコースと同等に獲得標高を狙って、スバルラインを5合目まで登る気マンマンだったのですが・・・既にそんな気力は欠片も残っていません。速攻で観光モードに移行です。


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突然に山伏トンネルが現れ、ようやく登り坂が終わります。12:37


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湖上のボートや、湖畔の小洒落た店が点在して、リゾート感が漂います

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富士山は雲の中で見えません

■ ザ・ベスト・オブ 「残念観光地」の忍野八海 ■

すっかり観光モードに入り、一度行ってみたかった忍野八海を目指します。富士の湧き水のら立ち上る朝霧の幻想的な写真で有名な観光地。

富士山に降った雪や雨は溶岩層にしみ込み、約20年の歳月を掛けて、忍野村周辺で溶岩の隙間から湧水として地上に沸きだします。

有名な忍野八海の周辺にも、この様な湧水池が点在しており、「浅池」もその一つ。食事処の敷地内にある湧水池で、庭園は良く整備されています。

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池の中に水草がたなびきます

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コスモスが高原に初秋を告げます・・・まだ、平地は酷暑ですが

忍野八海は観光客で賑わっていましたが、以前写真で観た様な「ひなびた景色」の欠片も有りません。

池の上にまで土産物屋がせり出し、周辺も売店がひしめき、中国語が飛び交います。コロナ騒動で一時は少なかった観光地の中国人ですが、いつのまにか戻って来ました。現在は2週間の自宅待機を経れば普通に日本で生活出来ます。観光地としてはインバウンドが戻って来てホットしている事でしょう。

しかし、民有地だとは思うのですが、もう少し景観を考えた開発は出来なかったのでしょうか?湧水を中心とした公園整備と、少し離れた場所のお土産屋や飲食店通りに分けるべきだと思います。尤も、地元の人にすれば、自宅の庭や裏に湧水池が昔からあった訳ですから・・・「ここで稼ぐにが何故悪い?」って感覚なのでしょう。

忍野八海に中国人観光客が増えたのは2013年頃からだそうです。富士山が世界遺産に登録された時期。それまで中国人観光客は都会で「爆買い」をする為に日本に訪れていましたが、それが一巡すると、日本の様々な観光地に出かける様になります。そして、その体験をSNSで拡散して、それを見た人達が押し寄せる。忍野八海は中国人が日本で訪れたい場所の一つとして人気スポットになりました。

それまで、この地を訪れる日本人は僅かでしたから、地元としては嬉しい限りですし、ほとんど来ない日本人を相手にしているよりも、中国人観光客の満足度が優先するのは当然の事です。観光客も来ない観光地よりもマシです。

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GoToトラベルの始め頃は、激減していた中国人観光客。今は各所で観光を楽しんでいます。コロナで暗い表情の日本人よりも活気があるので、ある意味ホットします。

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忍野八海の中心部から先の川筋には人影もまばらです。ここもなかなか風情が有りますが、ここまで足を延ばす中国人は殆ど居ません。


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綺麗に整備された庭園ですが、入場料を200円取るので、何と観光客は皆無。



■ 富士吉田駅っていつから「富士山駅」になったの? ■

忍野八海を一回りしたら、小腹が空いて来ました。適当な蕎麦屋に入って本日二回目のソバ・タイム。・・・「忍野八海の瑞で打った蕎麦」が売りですが・・道の駅の蕎麦の方が風味が良かったかな。

ちょっとトホホな観光も終わったので、最寄り駅から輪行します。「富士吉田駅」を目指しますが、駅が地図に見当たらない。まあ、だいたいの方角は分かるので、鳥居下トンネルを通って、富士吉田市街に下って行きます。

ところで、日本の道って、ほとんど自転車乗りを殺す気マンマンですよね。峠道のコーナーのゼブラ塗装は、自転車の細いタイヤのグリップが抜けてしまうので本当に怖いのですが、道路の白線のデコボコ塗装はもっと怖い。

鳥居下トンネル、結構長いトンネルで歩道もしっかり整備されているので自転車は歩道を走るkとが前提なのでしょうが、トンネル内の白線にブロック塗装がされています。これに乗り上げるとハンドルを取られて超怖いのですが、狭いトンネル内だと車道側を車にブロックされるので、白線に乗らざるを得ない時が有ります。

鳥居下トンネルは忍野側からは下りなので、結構なスピードが出ますが、これでブロック塗装に乗り上げると、自転車は一瞬でバランスを失います。もう怖いのなんのって・・・良く、転ばなかったと神様に感謝しています。

国交省の方、峠でコーナーを攻めて崖から転落するバカな峠族の命と、路肩を遠慮して走るロードバイク乗りの命、どちらが大切でしょうか・・・・。

そんなこんなで、国交省を呪いながら富士吉田市街に到着。適当な交差点で左折したら、見覚えのある浅間神社の鳥居が現れました。ここから先は昔の記憶を辿って富士吉田の駅に到着です。・・・・って、駅名が「富士山駅」に変わっていました・・・。どうりで富士吉田駅が地図に無い訳だ。

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蕎麦畑が広がっていました。

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久しぶりに見る浅間神社の鳥居。もう、富士山に走って登らなくなってから10年程になるでしょうか。



■ オリンピック選手はバケモノだ ■

走り終えてみれば150Km,獲得標高2069m。オリンピックコースには遠く及びませんでした。

この季節に道志みちを越えて富士山周辺のヒルクライムを複数繰り返す事など、私にはとうてい出来ません。オリンピック選手の超人ぶりを実感した一日でした。


日頃、オリンピックなど興味も無い私ですが、道志みちを失踪する超人達の姿は観てみたい。オリンピックが仮に中止になったとしても、自転車レースだけ同じコースでやってくれないかな・・・・。



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2020/8/31

フロントシングルで奥多摩周遊・・・ムリゲーだけど暑くて無理!!  自転車/マラソン
 
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■ 皆んな大好き「和田峠」に行ってみた ■

暑い!!くそ暑い。標高の低い千葉県を走ったのでは熱中症は確実です。
そんな訳で、本日も標高を求めて奥多摩方面に遠征です。

朝一番に武蔵五日市に到着する時間に浦安駅から輪行しますが、何と中央線は人身事故で不通。三鷹で折り返し運転の高尾行に乗り換えて立川で乗り換えるハズが、すっかり寝過ごして気付けば高尾。ホームで天狗さんがお出迎え・・・。

急遽、予定を変更して、皆んな大好き「和田峠」にGO!!

和田峠は甲州裏街道とも呼ばれる陣馬街道にある、東京と神奈川県の県境の峠。標高690mと大した高さではありませんが、最大勾配18%という激坂コース。風張林道が東京激坂の横綱ならば、こちらは大関。アクセスの良さもから、東京の自転車乗りが最初にチャレンジする激坂では無いでしょうか。

以前、ヤビツ峠の帰りに山梨側から登った事は有りますが、東京側から登るのは初めて。本日の自転車はクロモリのレモン君。フロントシングルのフロント42t、リア12-27tです。インナーxローのギアー比が1.55ですから、ノーマルクランクの39x25の1.56とほぼ同じギア比。昔の自転車乗りは、皆さんこのギア比、クロモリフレームで和田峠を登っていたので、登れて当然・・・のハズ!!

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陣馬街道の前半は、川沿いの集落を巡りながら緩やかに標高を上がて行くコース。ここが東京都である事が信じられない「のどか」な景色が続きます。和田峠の激坂区間の始まりまではバスも通っています。休日のバス停は陣馬山に登るハイカーで賑わいます

陣馬山の登山口のバス停から先は激坂区間になりますが3.5Kmの区間の平均勾配は10.1%、最大勾配は18%。まあ、キツクなったらダンシングで凌げる感じでしょう。

バス停で一休みしてからトライ開始。気温が高いので足攣りしたら終わりです。無理にダンシングせずにシッティングで丁寧にペダルを押し込みます。途中、「コイツはヤバいぜ!!」って斜度は1か所だけ。そこが18%だと思いますが、ヘアピンのイン側を通らなければ、どうって事ありません。全力ダンシングで乗り切ります。

それよりも、道幅の狭い所で後ろから車が来た時の方がヤバかった。足付きはしたく無かったので、道幅が少し広くなる所まで全力ダンシングですよ・・・。まあ、坂道アルアルでは有りますが、軽く死にました・・・。

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気温が低ければ「サタデーナイト走行=オールダンシング」も可能ですが・・・本日はシッティング中心でクリアしました。のんびり登ったので「血の味指数」は低め。

■ 裏和田から都民の森に行けるか?! ■

峠の茶屋でスポドリをガブのみしてから、裏和田を下ります。峠を越えると神奈川県相相模原市です。裏和田の集落の景色は「ザ・山村」。写真だけ見せられたら「信州ですか」と聞いてしまうレベル。

裏和田を下り切った辺りから、甲武トンネル経由で都民の森に行ける事は地図で確認出来たので、それらしき標識に従って進みます。・・・と言っても手描きで甲武トンネル14Kmと書かれているだけだけど・・。

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ロールプレイングゲームならばトラップだよね、この看板。

小さな峠を一つ越え、集落に入って「上野原カントリークラブ」の看板に従って進みます。・・・進み・・。おい、何なんだよ、この集落の中の激坂。道、コンクリートの丸パターンじゃねぇーか!!10%軽々越えてるよね、パターン無いだけ、ヤビツの蓑毛の方がマシだよね!!

「やっぱ、罠じゃねぇーかーーーー!!」と心で叫びながら、暑さで意識を持って行かれる寸前に自販機を発見。地獄に仏とはこの事。頭から冷たいミネラルウォーターを被って、木陰で一休み。道が有っているかネットで確認すると、ここ「上野原カントリークラブの激坂」で有名なポイントでした・・・。そして、自販機の直ぐ先がカントリークラブの入り口で、坂道のピーク・・。

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カントリークラブの入り口って、どうして激坂の上の有るのでしょう?読売カントリークラブとか・・・。


そこから甲武トンネルの分岐までは、広々とした景色が広がります。冬ならば富士山が見えるでしょう。

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ここ、神奈川県です・・・。

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矢印にチョロリと生えたヒゲがキュート!


■ 風景ハンターの血が左折しろと囁いた・・・鶴峠って何? ■

右折すると武甲トンネル経由で都民の森に行ける交差点。でも何故かハンドルを左に切ってしまいまいた。「そっちの方が楽しいよ!」って本能が叫んでいるから。

少し下ると三叉路に出ます。「多摩川源流 小菅村」という看板が「こっちらよ、こっちだよ」と手招きしています。「源流」って言葉、チョーそそられるじゃないですか!!気付けば、ここは「山梨県」。本日、既に県境を二つも越えています!!

山梨県の県道18号線で、奥多摩湖の上流に出るらしい道は、鶴峠という「通好み」の峠に繋がっているらしい。奥多摩湖に出て、都民の森に上って武蔵五日市に出るコースにチャレンジしてみます。

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標識に書かれた、「村」とか「源流」とか、ワクワク・ワードには抵抗出来ません!

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山も谷も深い。秘境感がパナイっす!!



この道、大正解です。川沿いの集落を巡りながら、細かなアップダウンを繰り返して、標高が徐々に上がっ行きます。鶴峠の手前に「田和峠」というのが有る様なのですが、どれが峠なのか分からずに「西原」という集落に入ります。

蕎麦屋さんに車が沢山停まっていたので、ここでお昼にします。この先、多分、補給が出来なくなりそうですから。時間も丁度12時。

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パンにしようか、蕎麦にしようか迷いましたが、蕎麦に決定。

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店内にはクーラーは有りません。全開の窓から、爽やかな風と、様々な虫が入って来ます。お客さん、虫を無視です。流石は田舎・・・?


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夏だなぁーーー。


食事の後に、ちょっと西原の集落を散策します。水車という看板に誘われて、川沿いの激坂を登って行くと、木立の影にひっそりと水車小屋が佇んでいます。パイプで水車の上の水を導いて回転させる仕組ですが、今は水は止まっています。この水車で挽いた蕎麦粉を蕎麦屋では使っている様です。


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粉挽き様に現在も使われている水車。

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「ザ山村」的な風景!!


一宮という神社を見付けたので寄って行きます。中世に武田氏が興した神社として伝わっているそうです。山梨屈指の杉の巨木(御神木)を始めとした巨木に囲まれ、小さな社が建っています。

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御神木は山梨県屈指の巨木です。

■ 鶴峠って何処? ■

西原の集落を抜けると、道は再び登りになります。確実に斜度10%越えのヘアピンを曲がると冬季通行止めのゲートが出て来ます。ここから先は峠まで民家は無いのでしょう。

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ゲートのヘアピンをスマホ撮影しようと、10%越えで片手運転。スマホをポケットから取り出して、ホームボタンをタップして、指紋が認証出来ないから暗唱番号を片手で入れて、カメラを起動して、ビデオ撮影。よゐこは真似しないでね・・・。


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西原の集落が眼下に小さく見えます

しばらく登りを繰り返すうちに「小菅村」に到達しました。峠は越えていないと思うのですが・・・。ただ、「鶴峠って分かり難い」とはネットに書かれていたので、もしかして越えてしまったのかと不安になります。ただ、道は登りが続いているので、峠は越えていないハズ。

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小菅村に入りました

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気温は30℃を越えていますが、朝夕が涼しいのでしょう。ススキの穂が出ていました。標高は800m程度と思いますが、秋は一気に訪れるのでしょう。

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冬季ゲートを過ぎましたが、小菅村に入ると民家が現れます。村内は除雪されるのでしょうか?



12〜13%のヘアピンを幾つのクリアーして、箱根の七曲りを登っている気分になる頃、突然、公衆便所が出現します。そして、その先のヘアピンを曲がると「鶴峠」というバス停がポツリと立っています。

周囲は木々に囲まれ、バス停が無ければ、ここが峠とは分からない様な「存在感の薄―い」峠。奥多摩の外の峠に比べて人気が無いのも理解出来ます。だって、記念写真スポットが無い。

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奥多摩周遊道路に比べてバイクは圧倒的に少ないですが、それでも時折、爆音を残してバイクが走り去って行きます。バス停の表紙が、ここが「鶴峠」である事を証明していますが、駐車場も無いので、車もバイクも、ただ走り過ぎるだけ。

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峠を越えると、道路にローリング族(今は死語かな)のタイア後がベッタリと残されています。「頭文字D]みたいな兄ちゃんが、夜な夜なドリフトで峠を責めているのでしょう。

■ 鶴峠を越えても登り返しが結構ある。 ■

鶴峠を越えたら奥多摩まで一気に下るのかと思いきや、結構な登り返しが有ります。これは精神的ダメージが結構大きい。

しばらく下ると国道139号線に突き当たります。左は大月、右は奥多摩の表示が。一瞬、左折しようかとも思いましたが、山並みを見て、登りが有りそうなので止めにします。後で地図で確認したら、結構長いトンネルで峠をくぐり抜ける様です。その上を九十九折れの旧道が走っています。元気ならば、旧道のルートも面白そうです。

小菅の集落を抜けると、河を渡ります。多摩川の支流の一つ、小菅川です。鶴峠からの下りの途中から、河が道に並走していましたが、多摩川の源流域の一つ、白沢川というらしい。もっと秘境チックなイメージがあったので、ちょっと肩透かしですが、鶴峠が相模川支流の源流と、多摩川支流の源流の分水嶺になっている様です。源流域の風景としては、相模川の支流の鶴川の方が趣が有ました。


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多摩川の支流の一つ、小菅川。マス釣り場として、賑わっていました。

■ 奥多摩周遊道路経由で都民の森は、涼しくなってからにしよう ■

奥多摩湖が見えて来ると、先週通った道です。途中、奥多摩周遊道路から都民の森へ登って、武蔵五日市経由で帰ろうか迷いましたが、明日が月曜日なので、涼しくなったらトライしてみます。15kmの登りですが、斜度が6〜7%なので、脚的には十分に残っていました。(ただ、暑さで相当参っていますが)

東京都都内に入ると道幅も広くなります。奥多摩駅までノンストップで乗用車の後ろに付いて走ります。ダムを越えた辺りから渋滞が始まります。本日を先週よりも人手が多い様です。

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東京都に戻って来ました。


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15時以降に雨マークが付いていまいたが、天気は問題無さそう。


■ 檜原街道で都民の森に行くよりも、タフで景色の変化に富んだ素晴らしいコースだった ■

電車を寝過ごして高尾に行ってしまった事が幸いし、図らずも「和田峠」と「鶴峠」を堪能してしまいました。涼しければ、フロントシングルで全く問題の無いコース。(スピードは望めませんが、自転車は不便な方が面白い!!)

都民の森は、「整備された道路」で風景も単調です。それに比べて鶴峠を通る県道18号線は、深山と山間の集落が適度にバランスしていて、さらに景色も素晴らしい。タイムアタックとは縁の無い私としては、バイクがケタタマシク通り過ぎ、自転車乗りだらけの檜原街道よりは、断然、鶴峠の方が楽しい。

足付きしたく無いなんて考える事も無い。雄大な景色を眺め、集落の中の激坂に寄り道し、素朴な蕎麦を食べる。最高のコースです。


本日の最難関は・・・上野原カントリークラブの激坂。和田峠以上に応えました。いきなり蓑毛の坂道が住宅地の中に現れるのですから、ヒルクライムに心の準備がいかに重要か、思い知った一日でした。


重要事項なので、最後のもう一回言います。「鶴峠」最高です!!
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