2021/7/19

圧倒的な映像と圧倒的な駄作感・・・『竜とそばかすの姫』  アニメ
 

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『竜とそばかすの姫』より


ここから下は未見の方はご遠慮下さい。



■ 圧倒的なんだよ・・・ ■

未見の方が多いと思いますので、あまり細かくは書きません。

「圧倒的な映像表現が随所にちりばめられた、圧倒的な駄作」 以上。



冒頭15分のバーチャル空間の映像だけで観に行く価値は十分あり、

駅での「グラナダの奇跡」の進化系を観るだけで往年のファンには嬉しい。

なのに、何故か、観終わった後にに圧倒的なガッカリ観が襲って来る・・・・


脚本だよね・・・。


細田監督は『美女と野獣』をやりたかったと語っている様ですが、マンマじゃねぇーか!!

捻れよ・・・。



さらに・・・野獣の正体は・・・おい、これあり得んだろう・・・。

父ちゃん、モブキャラじゃねぇーか!!?

母ちゃん、何であそこで激流に挑むの?

おい、男子高校生二人・・・君ら物語に絡んでいないじゃん、「時かけ要員」ですか?

コーラスのオバちゃん達誰だよ・・・って、何で歌えない娘が市民コーラスに居るの???

おい、サックス吹いてる美少女・・・カワイイじゃん・・・

カヌー男子、お前主人公とどういう関係だよ・・・説明無いじゃん・・・・。


■ 脚本の役割 ■

カンヌで濱口監督が脚本賞を受賞しています。村上春樹の原作を映画化した「ドライブ・マイ・カー」による受賞です。

文章としては完成の域に達していると思われる村上春樹の原作を映像表現にするに当たり、脚本は「取捨選択と補足」を要求されます。(未見なので詳しくは分かりませんが)

例えば、原作では時系列で進行している物語を、クライマックスからスタートさせる手法は一般的です。観客は飽きやすいので、最初に掴みが無いと「つまらない」と感じるからです。

或いは、文章を映像化するに当たり、セリフを大幅に削る事も在ります。映像で説明出来る所は映像に任せた方が効果的な場合も多いからです。

登場人物をマルっと削る事も在ります。映画の尺に合わせる為に不要なエピソードを削る為です。或いは主人公が男性から女性に変わる事も在ります。『夏美のホタル』がこの例で、原作は男性が主人公でしたが、映画では有村架純が主人公となっています。

この様に、映像作品における脚本家の役割は非常に大きい。特にオリジナル作品の場合は、物語の全てが脚本家に委ねられています。

■ 「必然性」と「偶然性」そして「必要性」のバランス ■

上の書いた様な事は、脚本の技術的な問題に過ぎません。

脚本に限らず物語に必要なのは「必然性」と「偶然性」そして「必要性」のバランスだと私は考えています。

例えばラノベやアニメ作品がバカにされる原因となる「ご都合主義」ですが、これは「必然性の欠如」と言い換える事が出来ます。物語の進行上は「必要性」が高いのですが、「必然性」が低いので、視聴者や読者はそれを「唐突」で「ご都合主義」と感じる。

やはり作品に納得を得る為には、登場人物やプロットに「必然性」は不可欠です。ある人物が搭乗するならば、その人物が登場する「必然性」が必要です。物語の進行にその人物が不可欠であると納得する必要がある。

この場合、ランクには色々あります。ゲームの「村人A」の様な登場人物も居ますが、これも物語の進行には不可欠です。物語の分岐に関わっているからです。これは「名脇役」などと呼ばれる人達が演じる事が多い。思わせ振りな態度や視線で、一瞬で不穏な空気を作ったりする事が要求されたりします。

一方「クラスメイトA」あるいは「モブキャラ」はあまり物語には重要では在りません。これは「背景」として機能するだけで、物語の進行に関わらないからです。

もう少し重要な登場人物になると、物語の進行に不可欠で、主人公の行動に強く影響を与えます。当然、登場時間も長くなります。

これらの「必要性」と「必然性」が満たされている事が、物語の最低限のルールです。


■ 「偶然性」はスパイス ■

「偶然性」は物語のスパイスとして機能します。

例えば、「刑事と犯人が偶然出会っていた」んどという設定はテッパンです。さらに心惹かれて合っていたなんて展開は私的な好物です。

但し、「偶然性」にも禁則はあります。例えば連続殺人犯が偶々職質で見つかってしまうのはNG。「偶然の連発」もNGでしょう。(これツマラナイ推理ものでありがち)

「偶然」は「伏線」としても重要です。一見、物語に関係の無い人物が、実は裏で物語に大きく絡んでいたなんていうのは良く使われる手法です。読者や視聴者は、登場人物の全てに注意を配らないと、「伏線回収のアハ感」が得られない。上手な伏線が張られた作品は読後や視聴後の満足度も高い。

一方で、「こいつ怪しい」とか「実はこの人が裏で絡んでいる」と思われた人物が、ただの登場人物Aだった時の失望も大きい。少なくともその人物が物語に絡めば納得もしますが、結構登場時間が長かったり、主人公にとって重要な存在なのに、「出て来ただけ」だと興ざめします。


■ 重要なシーンをどう繋いでゆくか ■

ハリウッド映画の脚本は観客を飽きさせない為に3分に1回は笑わせたり、ハラハラさせたりする必要が有ると言われています。しかし、私はそれが優秀な脚本だとは思いません。むしろダメな脚本。

優秀な脚本とは、最後のクライマックスを盛り上げる為にコツコツと伏線を積み上げ、登場人物を掘り下げ、物語の帰結としてのラストへの「必然性のレール」を敷く行為だと考えます。

物語全体としてダラダラしない為に、重要なシーンをしっかりと描き、その間のシーンで主人公の性格や物語の背景を掘り下げる様な地味なシーンで上手に繋ぐ事こそ脚本家の手腕だとも言えます。

尤も、意図的にこの約束に反する事で成立する物語がある事も理解しています。「裏切りの快感」で成立するトリッキーな作品ですが、面白いけれど名作とは成り難い。


■ 細田監督は断片的なシーンは天才的 ■

細田監督は、単体のシーンの構築に関しては天才的な監督です。人物の配置や動かし方。寄りや引きのバランスや、その崩し方など、映像表現としては今作でも驚きの連続です。

一方で、物語をスムーズに展開させる事は苦手かも知れません。「ドレミと魔女をやめた魔女」などでは、この「違和感」が演出として非常に効果的ではありましたが、それは脚本がしっかりしていて、全体として物語が上手く収束するからこそ生きるす。

個性的な監督には同様の傾向があり、『のんのんびより』の川面監督なども物語をスムースに流す事が苦手な様です。吉田玲子の緩急自在の脚本の上で川面監督の個性が輝く。

細田監督も「サマータイム」ではしっかりした脚本によって彼の優れた演出が支えられていた。登場人物はとても多い作品ですが、親戚の人達のキャラクターがしっかりと描かれ、それぞれに物語の推進力として機能していました。私、この作品は劇場で5回位い観ました。本当に素晴らしい作品でした。

しかし、『竜とそばかす姫』では、圧倒的な映像や演出に鳥肌は立ちますが・・・・物語としては不満だらけです。


■ 制作会議の初回プロットを大金で映画化した様な作品 ■

今作では細田監督は脚本も担当していますが、オリジナルなので原作者でもあります。ここに最近の『バケモノの子』以来の細田作品の問題が有ります。


多分、監督が頭を捻って彼が考える「大人から子供まで楽しめる物語」をスタッフに提示していると思いますが、本来なら制作会議の初回で提示されるプロット的なものをブラッシュアップせずに脚本にしている。

きちんとした制作現場ならば、「この登場人物は必要なるのか」とか「この展開はもっと捻りが必要」だとか、「ここは分かり難いからシーンを加えよう」などと脚本家に注文が付いて、何回も書き直しをした後に制作に取り掛かる。それがされていないのでしょう。

これによく似た制作現場を皆さんもご存じでしょう。そう、スタジオジブリです。原作も脚本も宮崎駿がクレジットされていますが、彼の場合はいきなり絵コンテから始まる様です。制作が始まってもラストが決まっていないなんていつもの事。だから後期の作品は、物語の途中から、がらりと内容が変わってしまったり、ドタバタ劇になってしまう事が多い。


■ 観るべきか、観ないべきか ■

色々と酷評してしまいましたが、私は『竜とそばかすの姫』を劇場で観るべきか、観ない方が良いかと聞かれたら、ライトなファンは観るべきと答えます。普通に観る分には、後期宮崎アニメ程度には楽しめます。開始後15分の映像だけで満足するでしょう。

では、コアな方から聞かれたらどう答えるか・・・「やはり観るべき」と答えるでしょう。例え断片的であっても、バーチャル空間の演出は圧倒的であり、ディズニーアニメに真っ向からチャレンジした結果も見届ける必要を感じます。

特に書割的なシーンが連続する城へ通じるシーンなどは、アニメならではの演出でゾクゾクします。

そして『天気の子』と同様に、どんなに素晴らしい映像や演出であっても、脚本が破綻していたら物語としては成り立たない事を確認するだけでも、観る価値がある作品だと思います。


■ 『虹色ほたる』『がっこうぐらし!』『神様になった日』を見返している ■

偶々2013年のアニメ映画『虹色ほたる』がアマゾンで観れるので、観てみましたが・・・「高畑勲作品??」と思うほどに素晴らしく5回も観てしまいました。コンパクトな物語ですが、丁寧に描かれていて物語として破綻が無い。さらに動画がもう鳥肌もので、実写から書き起こしたロトスコープかと思う程、子供の動きがリアルです。

『がっこうぐらし!』も偶々見直していますが、「構成の勝利」としか言いようの無い作品。原作を褒めるべきなのでしょうが、脚本も見事。

『神様になった日』は聖地巡礼に行ったので見直していますが、一見、「ご都合主義の連続」の代表格の麻枝准の脚本は、何故か最後の感動に見事に収束して行きます。ゲーム作家ゆえの手法と思えますが、1話に普通の作品の3話分程度の内容が凝縮されており、「言葉が強い」ので、強引に物語の展開に視聴者を引きずり込む力はパナイ。(麻枝作品としては感動が薄いですが、やっぱロリは生理的に無理かも)


TV局がタイアップして予算を贅沢に欠けられる大作が駄作を量産する一方で、少ない予算をやりくりする為に、しっかりとした脚本で制作に挑む事で名作化する作品があるのも事実。


『竜とそばかす姫』・・・実は素材は素晴らしいので、きちんとした脚本家で観てみたかった。それだけが残念でなりません。



最後に・・・「主人公がゲロを吐くアニメは傑作」という私の中のジンクスが崩れました。
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2021/7/12

こんな所に行ってきた  アニメ
 
雨は嫌いでは無い。むしろ好きな部類だ。

だけど、毎日続くと嫌気もさしてくる。

雨から逃れるには標高の高い場所に行けば良い。

木曜日に思い立って直ぐに宿を予約して、

土曜日の朝、電車で出発です。

行き先は….こちら。


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風呂から甲府盆地が一望出来る絶景温泉、モチロン聖地。

雲の上に一瞬だけ富士山が頭を出しました。


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こちらは、ダブル聖地。

ユルイ奴と、泣けるヤツね。



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そしてこちらにも又伺いました。


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実は今回の旅行のメインイベントはコチラ。

野生ですゼ!


詳細は後日。
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2021/7/5

大人のガンダム・・・『閃光のハサウェイ』  アニメ
 
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■ 『閃光のハザウェイ』はハリウッド映画だった。 ■

最近はオタクに対する世間の風当たりも相当に薄れ、仕事先でもオタクトークは若者とのコミュにケーショに役立っています。特に男子はガンダムは大好きで、世代を超えて盛り上がるネタの一つ。

「ファーストガンダムをリアルタイムで観た」と言うだけでマウントが取れる・・・。

そんなこんなで、仕事先の若者がパンフレット持参で是非とも観て欲しいと力説して来たのが『閃光のハザウェイ』。

実は勧められなくても観る気マンマンだったのですが、私は原作が福井晴敏だと思っていたので、ユニコーンみたいなグダグダは嫌だな・・・と思い、劇場に足を運ぶには至らなかった。ところが、オタクトークの中で原作が富野で、監督は富野で無い事を知り、俄然、観る気がマシマシ。早速船橋のららぽーとのTOHOシネマズで観て来ました。

感想を一言でいえば「ハリウッド映画じゃん・・・これ」。これ、褒めてます。

■ クエスってうざかったよね ■

『閃光のハザウェイ』を観る為には、『逆襲のシャア』を観る必要が有ります。エヴァンゲリオンの庵野監督が同人誌を作った事でも有名な富野監督の名作劇場版ガンダムですが、実は映画としての出来はイマイチ。何故ならば、本来3連作で語るべき内容が1本の映画に凝縮しているから。

だからと言って『逆シャア』が駄作だとは決して言えない・・・いや、むしろ前半2/3をダイジェストの様に演出しながら、ラストの胸熱展開に引っ張る演出はウルトラCとも言えます。セリフを短縮する富野語の連発がこれを可能にしています。

『逆シャア』はアムロとシャーに決着が付く事でスッキリする映画でしたが、ブライト・ノア艦長とミライさんの長男のハザウェイと、彼が思いを寄せるクレス・パラヤの存在がかなりノイジーな作品だった。

ガンダムファンのコアな世代が大人になった事もあり、『逆シャア』は大人になったアムロとシャアにフューチャした作品でしたが、若い世代が感情移入する為に、ハザウェイとクエスという存在が設定されていた。このクエス(享年13歳)という存在が、かなり不思議ちゃんで、まあはっきり言ってウザかった。

このクエスに振り回されたあげくに、激情にまかせて味方であるチェーン(当時アムロの彼女で富野の描いた女性でフラウと同じ位いマトモ)を殺してしまうだけでハザウェイは私の中で敵認定だけど、それだけにハザウェイのその後はちょっと気になっていた。

余談になるけど、アムロもシャアも女を見る目無さすぎだよね。アムロはフラウを嫁にしてたらきっと幸せだったし、チェーンをもっと本気で愛していたら死ななかった・・チェーンが。アムロ爆ぜろ・・ハァハァ!!・・・スミマセン、感情的になり過ぎました。

・・・なんだっけ、そうそう「クエスがウザい」って話と、ハザウェイ逝ってヨシって話だっけ。

■ それはトラウマにもなるよね ■

『逆シャア』では、最後に機体が回収されるシーンが「ちょこっと」写っただけのハザウェイだけど(カミーユなんて発狂したんだから・・・お前はヌルイ)、その後は、とても気になっていた。(〇ねば良いのに・・・チェーンを返せ!!チェーンはマジで俺の嫁)

そんなハザウェイの後日談を富野大先生はちゃんと書いていて下さっていて、それが今回の映画の原作。(富野大先生、是非ハザウェイに鉄槌を!!)

そのハザウェイ・・・コイツしっかりトラウマじゃん!!ザマァーーー!!!!

ケフン、ケフン・・・

すみません、ついつい感情的になりました。

でもね、イイよハザウェイ、お前、時が今ならば、コロナウイルスをモビルスーツでバラ撒いて、ワクチン接種をモビルスーツを並べて強要するよね、地球から人類を駆逐する為に!!!

■ 大人こそ劇場に足を運ぶべし ■

まあ、感情的な事ばかりですが(チェーンは俺の嫁)、『閃光のハザウェイ』は、ハリウッドメソッドで作られた作品です、大人の鑑賞に充分耐えるどころか、ガンダム未経験者にも抵抗の無い作品です。

ロケット弾が降り注ぐテルアビブや、報復10倍攻撃で蹂躙されるパレスチナのリアルをここまで表現した作品が、かつてあっただろうか・・・・。これだけで観る価値に価します。

実写下映画化でハリウッド制作が控えている様ですが・・・アメリカ人にガンダムは理解出来ません、だって彼らこそが富野の描く連邦のブタ共だから。

そんなパシフィック・リムになるしか無いハリウッド版よりも、『閃光のハザウェイ』はきっと2億倍面白い。

最後にちょっと書くけど・・・富野って女性不信なのかな・・・ギギとかギギとか・・ハマーンとか、キシリアとか・・・。それともMなのかな・・・。



・・・ネタばれ無しで書くの難しいね、だけどチェーン、敵は取ったぞ!!
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2021/5/5

『ゆるキャン△』&『スーパーカブ』聖地巡礼  アニメ
 
■ そうだ、聖地に行こう ■

GWは自転車に乗って、普段は行けない遠くの聖地に巡礼する事が恒例となっています。

今回はブログでも予告していた通り、『スーパカブ』の聖地の山梨県北杜市は決定していたので、もう一つその周辺で何か・・・。

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『ゆるキャン△』より

考えるまでも無く、山梨を舞台としたアニメと言えば『ゆるキャン△』を押して他には在りません。

しかし、『ゆるキャン△』の聖地と言えば、ほぼキャンプ場ばかり。これはキャンプをしろと言う事なのか・・・。

5月とは言え、山梨周辺のキャンプ場の夜は寒い。冬用の装備を自転車に乗せて重さを測ると、車重を含めて20kg程度ありました。・・・ママチャリの重さじゃん・・・。

これで、山梨まで自走出来ない事はありませんが・・・移動に時間が掛かるので、現地での行動時間が短くなります。それならば、現地の近くまで輪行して、周辺を観光した方が有効に時間が使えます。

■ 本栖湖はマストでしょう ■

ゆるキャン△聖地のキャンプ場のマストと言えば、本栖湖の「浩庵キャンプ場」でしょう。1期1話にリンちゃんとナデシコちゃんがキャンプした場所。(ナデシコちゃんは疲れて寝ていただけですが・・・)

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『ゆるキャン△』より


GW1週間前に予約の電話を入れると、前日夜20:00の閉門時間に、翌日の入場待ちの車が10台程並んでいるそうで、無理とのお話。

ならば「クリキャンン」の「ふもとっぱらキャンプ場」はどうかと調べると、あの巨大なキャンプ場もGWの予約はイッパイ。さらに調べると、ゆるキャン△関係はどこも予約が取れない状態でした。・・・と言うより、便利なキャンプ場はほぼどこも予約で埋まっています。

■ 高ボッチ高原にキャンプ場がオープンした ■

ゆるキャン△関係で後残るのは・・・「高ボッチ高原」しかない。しかし、あそこは2017年頃からキャンプ禁止だったハズ。国定公園の中ですからね。

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『ゆるキャン△』より


一応ネットで調べると、自然保護センターの横にキャンプサイトが今年4月末まらオープンしているという情報を発見。試験運用なので、無料で予約も無い。

これは行くしかありません。朝イチの特急あずさに乗って、諏訪湖を観光しても、お昼頃までには到着できるハズ。そこでキャンプ場が埋まっている事を考慮して、一応、長野と山梨県境の富士見市のキャンプ場に予約を入れます。

これならば、翌日は『スーパーカブ』の聖地である北杜市に寄っても、余裕で本栖湖に着けます。そこで、本栖湖の浩庵キャンプ場の向かいのキャンプ場に予約を入れます。「自転車専用サイト1組限定」が奇跡的に空いていた。ありがとう、自転車乗りに優しいキャンプ場さん。

これでGWの予定はバッチリです。

■ 高ボッチ山は『君の名は。』の聖地でもあった ■

事前に高ボッチ高原の情報を調べていたら、なんとこんな作品の聖地である事も判明。

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「君の名は。」より

大ヒットアニメの『君のなは。』の糸守湖のモデルは、高ボッチ山から見下ろした諏訪湖だという説が有力だとか。(青木湖という説も在りますが)

さらに、「高ボッチ山」の名の由来は「ダイダラボッチ」らしい。

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「もののけ姫」より

「ダイダラボッチ」とは日本の各地で伝承される巨人伝承で、「だいだら法師」と表記される事も。国づくり神話が転じた伝承とも言われています。この巨人が「高ボッチ山」に腰掛けて休んだ言い伝いがある事から、「高ボッチ山」と名付けられたという説があります。

まあ、ジブリはあまり好きでは無いので、こちらは、どうでも良いのですが・・・。

ただ、「ボッチ」で行動する事が好きなリンちゃんTypeの私としては「ボッチ山」はもの凄く惹かれる場所です。



■ ガラガラの「スーパーあずさ」で一気に上諏訪へ ■

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5月1日、朝6:28発の臨時ノスーパーあずさの乗車率は・・・1%未満。例年ならば登山客で満席に近いのでしょうが、皆さま、緊急事態宣言下の行動規範を良く守られている。おかげで、先頭車両を貸し切り状態で「密」を回避して、快適に上諏訪に到着しました。9:04分。

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本日の装備はこんな感じ。4℃まで快適に眠れる寝袋や、食料もあるので、この他に小さなバックパックを背負います。総重量は自転車を含めて20kg越え。高ボッチ高原への10%越えの登り坂は、当然自転車は押して登る事になるでしょう。



では、GW聖地巡礼スペシャルをYoutube動画でお楽しみ下さい。





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2021/4/20

2021春アニメ オススメ  アニメ
しばらくアニメ熱が冷めていましたが、『スーパーカブ』を観て復活しました。
今期アニメもほぼ出そろいましたが、異世界物ばかりだった冬アニメよりもバラエティーに富んだ内容で楽しめます。

1話〜3話を観た時点でのオススメは・・・



『スーパーカブ』

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『スーパーカブ』より

親も居ない、お金も無い、やりたい事も無い、ないないずくしの女の子が、中古のスーパカブを買って通学する様になって、人生が動き始めた。

今期、この作品は他作品をグランド10周程度リードしています。

とにかく台詞が少なく、絵に語らせる手法は映像作品としての一つの理想形です。普通の脚本ならばセリフにしてしまう所を、ちょっとした所作や視線で代弁させ、それが徹底しています。

実はアニメやラノベ或いはマンガは子供向でも分る為に、「セリフで説明する」という手法に偏重しています。台詞やモノローグによって、「この時俺は〇〇と思った」といった感情の動き丁寧に説明する。

一方、大人向けの小説や映画などでは、説明は極力排除される事が良しとされます。行間や比喩表現から感情の動きを読み取らせる技術が作者にも、受けてにも要求される。それが鑑賞の醍醐味とも言えます。

新海誠の初期作品の様に、アニメなどでも「語らない作品」は存在しますが、全ての人に理解出来るものでは有りません。これは子供に限らず、安直なドラマに慣れ切った大人の方が感応力が麻痺しているので、共感出来ない。

現在の映像作品(映画やドラマも含めた)の中で、セリフで語る事と語らない事のバランスが突出しているのは『のんのんびより』です。だいたい1話が2部か3部構成になっていますが、1部は導入部で、登場人物達はテンポ良くセリフのキャッチボールをしています。2部、あるは3部は、それを受けての展開となりますが、だんだんと「しんみり」或いは「ほのぼの」とした温かい空気が満ちて来て、最後のセリフはあえて語られない事が多い。風景のロングや、空へのパンアップが、通常よりも長時時間を掛けて映し出され、エンディングタイトルに繋がる演出が多い。川面演出の真骨頂ですが、そこまで繋げる吉田玲子の脚本は神の領域に達しています。前期の『のんのんびより のんすとっぷ』の、第10話『寒くなったり暖かくなったりした』、そして第11話『酔っ払って思い出した』の2話はその中でも珠玉とも言える出来栄えです。11話のラストなどは気絶しそうな程素晴らしい!!

話が逸れましたが、『スーパーカブ』も「画に語らせる」アニメですが、この作品は「音楽と画面のリンク」や「セリフと各話タイトルのリンク」といった工夫がされています。これらは映像作品では珍しい手法ではありませんが、効果的です。さらに特筆すべきはさらには「彩度と主人公の気持ちのリンク」です。作品全体は彩度(鮮やかさ)が非常に抑えられていて、灰色の世界です。これは主人公の目から見た世界ですが、カブの乗って主人公の心が動き出すと世界の彩度が上ります。オープニングタイトルが分かり易い。

ただ、彩度を変化させる演出は、頻繁に行うと作為性が目立ってしまうので、ここぞという時にしか使えません。それゆえに作品全体はモノトーン的な灰色の世界になってしまう。

普通だと、重苦しい作品になってしまうところを、主人公の細やかな動作(所作)を積み上げる事で、繊細な時間の流れを作り出す事に成功しています。実写映画、特にヨーロッパ系のマイナームービーが得意とする手法ですが、主人公の大きな音で搔き消えてしまいそうな存在感と相まって、素晴らしい効果を上げています。

今期はこの作品を各話5回は繰り返して観ています。GWは自転車で聖地巡礼に行く予定。山梨県と長野県の県境の街「北杜市」には、原作組のバイク乗りが既に巡礼してYoutube動画をアップしていますが、アニメの忠実度はかなり高い。

監督は藤井俊郎、『BORUTO』の監督の様ですが、あまりネットに情報が無い。脚本は根元歳三、派手さは無いですがベテラン脚本家ですよね。シリーズ構成も務めた『マクロス△』ではあまり良い印象が無いのですが、今作には驚きを禁じ得ない。


『SSSS.DYNAZENON』
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『SSSS.DYNAZENON』より

『SSSS.GRIDMAN』の雨宮哲監督、長谷川圭一脚本のコンビの第二弾。円谷に「ウルトラマンをアニメ化したい」と持ち掛けた雨宮監督に対して、「ウルトラマンはアニメ化が進行しているから、グリッドマンなら良い」と言われ作られたらしい『SSSS.GRIDMAN』。本家の『ウルトラマン』のCGアニメが酷い出来だったのとは裏腹に、『SSSS.GRIDMAN』は多くのアニメファンの心を掴んだ。やはり実写とアニメは描き方に大きな差があります。特にドラマシーンの演出が、アニメのキャラクターと実写では、視聴者の求めているものが違う。脚本の長谷川圭一はドラマパートに力を入れていていますが、なんとも言えな「脱力感」が魅力です。ヒーロだけども熱くない。

今作『SSSS.DYNAZENON』もドラマパートの「脱力」は健在です。「なんか戦っちゃてるよ俺?」みたいな乗りの搭乗者と、円谷構図でキレッキレのバトルをする怪獣のギャップが最高の作品です。声優さん達の「息を抜くセリフ回し」も素晴らしい。これ難しいですよね。台詞のタイミングからプレスコ作品かとも思いましたが、どうやらアフレコらしい。

ちなみに、脚本の長谷川圭一は『ウルトラマンティガー』で小中千昭とは別のタッチで、印象的な回を担当していましたが、子供の頃は「怪獣キチガイ」と呼ばれ石を投げられていたとか・・。




『さよなら私のクラマー』
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『さよなら私のクラマー』より

『四月は君の嘘』と同じ原作者だとは意外(新川直司)。全く期待せずに見始めのですが・・・3話まで観て、面白い。

実はサッカーアニメって観た事無かったですが、フォーメーションや細かな足さばきなどが「解説」されるので、ヘェーって感じで見入ってしまいます。

この作品、「どうしてこうなった???」って程作画のクオリティーがイマイチなのですが、ネットでは「爆死アニメ」扱いになってます。

でも、面白い。これ、アニメが面白いのでは無くて、原作が面白いのでしょう。弱小女子サッカーチームが勝ち上がって行く王道バターンですが、『四月は君の嘘』の原作者ですから、熱い展開とは別ベクトルの作品という事で、私的には期待大。


『戦闘員、派遣します!』
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『戦闘員、派遣します!』より

一言、「どこの80年代アニメだよ!」・・・でも面白い。私は下手に優等生の『無職転生』よりは、この作品を支持します。

アニメの本当に面白さは、紙芝居的な安っぽさの中に、ハッとする瞬間が散りばめられている事にあると私は常々考えています。菅野よう子も「俗の中の聖」といった表現をしていたと思いますが、完成度の高い作品ではこの「ギャップのお得感」は得られません。



『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』
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『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』より

こちらも「拾い物」と言うより、女子高生を拾った会社員の話。人気ラノベのアニメ化です。北海道から家出して来た少女は、街行く男性に声を掛けて一夜を共にする事で生きています。いわゆる「神待ち族」と呼ばれる、現実の存在としては「股のユルイ」女子ですが・・・そんな少女を拾った吉田さんは、真面目な大人。彼女にそれを強いた大人達に憤りを覚えます。一夜の宿のお礼に平気で体を差し出す女子高生を断固拒否し、それでも、しばらく世話をする事に。

「おいおい、吉田って神じゃね?賢者過ぎんダローー!!」って思わずモニターに突っ込みを入れてしまいしたが、吉田君・・・・意外にモテるんだよ・・・。「お前みたいな子供に興味は無い。俺の好きなのは巨乳のお姉さん」と言う吉田君・・・はたして彼はJKの魅力に屈する事は無いのか・・・。

『恋と呼ぶには気持ちわ悪い』
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クリックすると元のサイズで表示します』より

こちらは女子高生にぞゾッコンになってしまったエリートサラリーマンの話。『髭を剃る・・』の逆バージョンですが、ライトなラブコメ。久しぶりの柿崎優子氏の脚本なので見始めましたが・・・これ今期の息抜き作品では最高です。


<span style="font-weight:bold">『不滅のあなたへ』
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『不滅のあなたへ』より

『聲の形』の大今良時原作の不思議なファンタージ作品が原作。私、原作読んでいましたが・・・最近挫折しました。「純粋な不死」の存在が、様々な経験から人間性を獲得して行く物語ですが、ちょっと原作は長すぎて息切れした感じ。まあ、この作品をアニメ化するのはNHKですよね。もう文化事業です。

ハッキリ言って、スゴイ作品ですが、見るにはそれなりの気合と覚悟が必要。



『蜘蛛ですがなにか』
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『蜘蛛ですがなにか』より

クモ子さん役の 悠木碧が一人で喋り尽くす作品ですが、これは面白い。元気が出ます。

監督はミルパンセの板垣伸。私、板垣監督のバネの利いた作品好きなんです。『COPCRAFT』のOPでも見せた視点移動の作画が魅力的な監督ですが、低予算ではコマを飛ばすしかない所を、CGアニメなら存分に絵を動かせます。もう、グルんぐるんしてしまいますが、その回し方にセンスを感じます。『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 』の戦闘シーンも良かったですよね。

ある中学校の一クラスが突然異世界転生してしまいますが、「私」は何故か蜘蛛のモンスターに異種族転生してしまいます。それも、生まれたばかりの有象無象の子蜘蛛の一匹。弱肉強食の魔界で生き残る為に、知恵を絞り、スキル上げに精を出し、気付けばチートクラスのモンスターになっていた。この先、蜘蛛子さんは「魔王」になる様ですが、敵対する人間はかつてのクラスメイト。

蜘蛛子さんの時間と、人間側の時間に・・・・ゲフンゲフン。

人気ラノベの映像化ですが、私、蜘蛛子さんのフィギア・・・欲しいです・・。CGのクモのモンスターに萌えるなんて・・・アニメって恐ろしい・・・。



久しぶりに「今期アニメ オススメ」記事を書いてみました。興味のある方は是非!!
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