2013/2/25

アメリカの「よっちゃん」は一味違う・・・マーティ・フリードマン  音楽
 


クリックすると元のサイズで表示します

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=VRgv56CfLCM#!

メガディスマーティ・フリードマン

日本が大好きで、最近は日本に住んじゃってます。
オタク文化も大好きで、こんな動画がアップされてました。

確かももクロのライブでも演奏してましたし、
あまりビックリする事でも無いのですが、
このテクでやられると、やっぱスゴイなって思いますよね。

でも、この人、いったい何やってんだか・・・・。

アメリカ版の「よっちゃん(野村義男)」は一味も二味も違うよというお話でした。



お父さん達の勉強?用に、こんな映像はどうでしょうか?



このギターもマーティでしょう。

やはり現代のエンタテーメントはこのくらい突き抜けてないと!!」

ちなみにナレーションは立木文彦(エヴァの碇ゲンドウ)
「ゼーーッッ!!」とか叫んでいるのは、水木のアニキですぜ。

作詞・作曲・編曲は前山田健一、『ヒャダイン』ですね。
この人、たいしたモンだ。
1

2012/12/21

忘年会シーズンのネタに如何でしょうか・・・過小評価される才人「ダンス☆マン」  音楽
 


■ 「空耳ファンク」の帝王、「ダンス☆マン」■

10年程前になるでしょうか、
徹夜仕事のラジオから流れてきた曲に抱腹絶倒しました。

曲名は『よくある名字 斉藤』

軽快なファンクリズムに乗って歌われる歌詞は・・・

良くある名字斉藤 ♪
ありふれた名前だぁ〜♪
病院で名前呼ばれた時〜♪
周りを見てから立ち上がるかい〜♪

小学校で名前呼ばれた時ぃ〜♪
だいたい10番前後だったかぁい〜♪




イヤー、あまりの事に抱腹絶倒!!
イスから転がり落ちそうになりました。
当然、翌日、CDショップにダッシュです。

ところで、この原曲は「Wild Cherry」というバンドの「 Play That Funky Music」。




これだけ比べると、「なんだ、ファンクに日本語のバカな歌詞を付けただけじゃん」と思います。
しかしダンス☆マンの真骨頂は「空耳ファンク」

70年代から80年代誰でも知っているディスコチューンに
どう聞いても原曲の英語そっくりに聞こえる日本語を乗せて歌う名人です。

実は前出の『よくある苗字斉藤』はダンス☆マンも日本語歌詞に煮え詰まって、
Music→ミュージィ→ミョウージ→苗字 と言い換えただけというトホホな作品。
でも、結構歌詞が面白かったので、それなりにヒットしました。

■ 超絶空耳ソング■

誰でも知っているアース・ウィオンドー・アンド・ファイアーの名曲、
『セプテンバー』もDANCE☆MANの手に掛かるとこんな感じ。

http://ceron.jp/url/www.nicovideo.jp/watch/sm2155081

勿論原曲はこちら。



オート、80年代に青春を過ごしたアナタ。
オフィスのイスの上で、腰がグラインドしてませか!?

クール&ザ・ギャングのこのこの曲は、ナント、こんな歌詞に・・

http://www.pideo.net/video/nicovideo/27ef0e2b6096cb9e/

こちらは原曲 Cool & the Gang 『Get down on it』



「Get down on it → 寝たのね」
「C'mon and → かもーね」
「I say people - what? → あせるなよ」

こんな感じで、チョコチョコと「空耳歌詞」を繰り出してきます。
しかし、「寝たのね」だけでこれだけ引っ張るとは・・。

■ ミラーボール星からやってきました ■

ダウンタウンにいじられているこの映像、
ダンス☆マンの人柄の良さが滲み出しています。

『漢字読めるけど書けない』・・・この歌詞には大爆笑。



■ グッチ裕三とどっちがスゴイかって思ったら、競演した映像が ■

思わず、「グッチ裕三とどっちがうまい?」と比べてみたくなりますが、
実は二人が競演した映像を見つけました。
イヤー、どちらもスゴイ。



■ アレンジャーとしても有名なんです ■

ダンス☆マンの曲は、どうも「イロモノ」的に見られがちですが、
ちょっと原曲と比較してみて下さい・・・・

アレンジが原曲なんかよりも全然カッコイイんです。

実はダンス☆マンはアレンジャーとしても有名で、
モーニング娘。の「LOVEマシーン」のアレンジは彼です。

さらには、郷ひろみの「なかったコトにして」で第42回日本レコード大賞編曲賞を受賞しています。



モー娘。の「LOVEマシーン」。
イヤー、今聞くと凄くゴージャス。
アレンジもゴージャス。
これ、1週間でアレンジしたみたいです。

この頃のモー娘。に比べたら、AKB48って、
デフレを象徴するアイドルですよね。
「ユニクロの色違いを48色揃えました」みたいな・・・。
まあ、そのお手軽感こそが今の時代にマッチしているのですが・・・。


■ バンドのビジュアルは・・・Pファンクだよね ■

本人とバンドのビジュアルが、ちょっと「アレ」なんで、
日本人からは、お笑いバンドにしか見えませんが、
これこそファンクの王道ファンションです。

ビジュアル的に一番近いのは、P−FUNKでしょうか?
「ミラーボール星」という設定からして。P−FUNKですね。



■ 「ファンク愛」を体現するダンス☆マン ■ 

日本ではディスコサウンドと認識されているファンクサウンド。
アメリカの黒人達が作り上げたゴージャスなロックサウンドです。

粘りのある、腰の強いリズムの反復の上を、
カラフルなサウンドやコーラスが現れては消えて行く、祝祭音楽です。

そんなファンク・ミュージックをこよなく愛し、
そして、往年のファンクチューンに敬意を表しながらも
思わず、日本語の歌詞を乗せてしまう・・・

DANCE☆MANは、ファンク・ミュージックの愛の伝道師なのです。

■ オタクには意外に知られた存在 ■

良識的な大人はダンス☆マンなんて知るはずもありませんが、
意外にもパチンコ台になっていたりします。

さらにはオタクの世界では『ケロロ軍曹』の「ダンスのマサさん」役で知られた存在。
エンディングも担当していましたね。

そして最近では、この名曲がダンス☆マンの作品です!!

http://nicoviewer.net/sm18630491

■ ファンクファンの皆さん、忘年会のカラオケで挑戦されては ■

2012年もあとわずか。
今週あたりは、忘年会のピークでしょう。

二次会のカラオケで、アフロのカツラを被って、
サングラスを掛けて、
ダンス☆マンを熱唱!!

もう、OLのハートはアナタのもの。

でも、原曲を知らない世代には・・・
「ダッサー、何この歌」で瞬殺でしょうが・・・・。

・・・あなたを熱い視線で見つめるのは
70年代、80年代をディスコで踊り狂った、
お局のお姉さまだったりして・・・。
7

2012/11/5

関西弁の魔力・・・ティーナ・カリーナ「あんた」  音楽
 




昨日、ジョギング中に聞いていたベイFMから流れてきたこの曲。

関西弁って、どうして「情感」が上手く乗るのでしょう?

関東もんの「関西弁コンプレックス」かな?


ちょっと古めの曲調は、オッサンにはウレシイ。

サビの歌詞が、何故か沁みるなぁ・・・。
3

2012/10/24

オヤジの為のオタク講座・・・アニメ音楽今昔  音楽
 



■ カール・スターリングという天才 ■

世界に著名な作曲家はあまたあれど、
これ程、過小評価されている作曲家は珍しいのではないでしょうか?

彼の名は、カール・スターリング。

ワーナーでバックス・バーニーなどの音楽を作曲していた人と言えば、
何となく、彼の音楽をイメージできるかと思います。

冒頭は、ディズニーの「骸骨の踊り」という短編映画。
シーンやキャラクターの動きに合わせて、
次々と音楽が変化してゆきます。

その表情のバラエティーといいい、
視覚を音楽で表現するセンスといい、
カール・スターリングは天才的才能の持ち主ですが、
決して音楽の教科書には出てきません。


■ バーバンクサウンドとして花開いた、アメリカの映像音楽 ■

このジャンルの音楽を語る時に忘れてはいけないのが「バーバンクサウンド」

ハリウッドの近くにバーバンクという街がありますが、
ここはハリウッド絡みの録音スタジオが集まる街として有名です。
ワーナーのスタジオなどもここに有ります。

当然、映像音楽に携わる人達が集まっています。
彼らは、ミュージシャンとしても活動していますから、
自然と、この街特融の音楽が生まれてきます。

ワーナー・ブラザーズのプロデュサーであったレニー・ワーロンカを中心に、
映画音楽独特の華やかで、多彩な展開を見せる音楽に、
アメリカ独特の牧歌的な雰囲気をあわせ持った、独特のサウンドが花開いてゆきます。
1960年代後半からの出来事です。

これを「バーバンクサウンド」と呼んでいます。
代表的なミュージシャンはヴァン・ダイク・パークス、
ランディー・ニューマンや、ライ・クーダ。

これに、ドゥービー・ブラザーズや、
ビーチ・ボーイズの「スマイル」を加えても好いでしょう。

特に、ヴァン・ダイク・パークスはハリウッドの映画音楽の作曲家だった事から、
映像音楽独特の、様々なテキストが表れては消える、
めくるめく様なサウンドを作りだします。

彼の代表作、「ソング・サイクル」(1968)はバーバンクサウンドの金字塔であると同時に、
カール・スターリングに始まる、ハリウッド音楽の傑作とも言えます。

アメリカのルーツを巡る音楽絵巻といった感じでしょうか。



いやはや、今聞いても刺激的。
彼は細野晴臣とも親交が深く、ハッピーエンドの曲をプロデュースしています。


■ 21世紀最大の作曲家、ジョン・ゾーンに多大な影響を与えた ■

カール・スターリングの音楽スタイルは映像音楽の基本スタイルを築いたと言えますが、
最先端のトンガリ音楽家の中から、彼を再評価する動きが現れます。

過激な演奏で知られるNYアンダーグランド・シーン。
その中心人物のサックス奏者、ジョン・ゾーンは、
現代アメリカを代表する、現代音楽の作曲家でもあります。

彼の作曲スタイルは、ファイル・カード・ミュージックや
ゲームセオリー・ミュージックなど、
一種の「自律的なシステム」が音楽を作曲する方法論を採用します。

ジャンルの異なる曲をファイルカードに短いパートに分割して書き込み、
全てをシャッフルして、出てきた順序で演奏する「ファイルカード・ミュージック」は、
カール。スターリングの影響で編み出されたと言われています。

確か、ジョン・ゾーンの大学の卒論は、
カール・スターリング研究であったと記憶しています。

さて、それでは21世紀のアメリカで、
カール・スターリングの作曲理論はどの様に進化したかを聞いてみましょう。



ジョン・ジョーン率いる「ネイキッド・シティー」のデビューアルバムの中の
「N.Y. Flat Top Box」とい曲ですが、
46秒の間に様々な曲の断片が、脈絡なく出現し、
ファイル・カード・ミュージックの特徴を良く表しています。

ピンクパンサーでお馴染みに「A Shot In The Dark」も
ジョン・ゾーンの手に掛かるとこの通り。




■ 現代日本のアニメシーンに受け継がれたカール・スターリングの精神 ■

カール・スターリングの音楽手法は、
現代日本のアニメ音楽シーンに濃厚に息づいています。



「モモイロクローバーZ」をポストAKB48に押し上げた名曲
「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」です。

たった1分30秒の間に、これでもかという程のアイデアが詰め込まれています。
これ、バックのコーラスパートが贅沢なんですよね。
全曲バージョンは、途中にラップあり、荘厳な間奏ありと、
さら様々な変化を見せます。

この曲を作曲したのは、沖縄出身の前山田健一
1980年生まれですから32歳という若者。

彼自身、ヒャダインという名義で音楽活動をしていますが、
その音楽は、まさにオモチャ箱をヒックリ返した様。





やあ、芸達者ですね。


■ 展開の速さでは、「けいおん」のTom-H@ckも負けてはいない ■



展開速さでは「けいおん」のオープニングも負けてはいません。
こちらはTom-H@ckという人の曲です。
こちらは1985年生まれ。

転調しまくり。
これも現代のアニソンの特徴ですね。

■ 音楽の「ライトノベル」化 ■

現代のアニソン作曲家達に共通しているのは、
バンドで演奏する事を、初めから念頭に置いていない事。

PC上で一人で作曲して、
どんどん複雑なリズムとか、コード進行を追及して、
「こんなの出来ちゃいました!」って乗りでニコ動にアップ。

そのうちファンが沢山付いてきて、
レコード会社からお呼びが掛かって、
アニソンデビュー・・・・みたいなノリ。

これって、携帯小説やライトノベルに非常に似ていて、
経験や完成度よりも、アイデアや鮮度が重要視されています。

■ アイドル戦国時代のアイドルに求められる「目新しさ」 ■

アニメの大半は使い捨てですから、
少しでも新しくて、目立つ楽曲が絶えず求められています。

同様の需要を持つのが、アイドル業界。

ですから前山田健一の楽曲で、モモイロクローバーZは
AKB48との差別化を図っています。
(AKBにも曲を提供していますが)

その「目新しさ」の源流を遡ると
アニメ映画創世記の、カールスターリングに行き着く。

コジツケ以外の何物でも有りませんが
会社の女の子と、モモクロの会話をする時に、お役に立てば・・・。

あれ、モモクロをご存知無い?

こんなアイドルです。
昭和フレーバーを振り掛けて、オヤジ世代の支持も高いです。



この曲は「相対性理論」のやくしまるえつこが作詞作曲。
話題作りにも、ぬかりはありません。

ちなみに「相対性理論」とは、こんなバンド。

「量子力学的歌詞世界・・・相対性理論」(2011.06.02 人力でGO)
http://green.ap.teacup.com/pekepon/458.html
3

2012/10/7

日本語の魔術師・・・かせきさいだぁ≡  音楽
 


CIDERが止まらない

■ このPVの破壊力!! キター、「かせきさいだぁ≡」13年ぶりのアルバム ■ 

高一の娘が、「何かお薦めのCD無い?」と聞いてきたので、
彼女のiTunesに「かせきさいだぁ≡」のアルバムを2枚入れてあげた。

何故2枚だけかといえば、「かせきさいだぁ≡」は過去、
2枚のアルバムしか発表していないかです。

ところが娘が何処で調べたのか、
「お父さん、9月に3rdアルバム出てるよ」と言うではありませんか!!

私、13年間待ちました。
「あみん」の「待つわ」よりも健気に待ち続けました。

早速、インターネットを検索して見つけたのが上のPV。

何なんだ、この破壊力。
サンボマスターの「ラブソング」の長澤まさみ以上の破壊力!!


■ 新鮮なレモンの香りを運んでくる「かせきさいだぁ≡」■

2ndアルバムの発表が13年前。
もう、その名の通り、「化石」になってもおかしくないアーティストだけれど、
ふとしたきっかけで、聞き返したくなるシンガーです。

そして、その度に、新鮮なレモンの香りが鼻腔をくすぐるのだ。
そのレモンとは、梶井基次郎の『檸檬』である事は言うまでもありません。

日本語でラップを歌うシンガーはあまた在れど、
日本文学でラップを歌うシンガーは、「かせきさいだぁ≡」の他には居ません。

彼の1stアルバム『べすとおぶ かせきさいだぁ』に収録されている曲
『じゃ夏なんで』の歌詞を紹介しちゃいます。(ゴメンなさい)


じゃ夏なんで

『ボクが随分素早く汽車から降りたタメ雲を焦がしたくらいさ

梶井基次郎の檸檬の中に出てくるような街の中は

埃っぽい匂いが立ち込める通り雨の後で

また鳴きだした蝉の声響く路地は駒絵と化したかのよう

遠くから聞こえる祭囃子 背筋を伸ばした 向日葵

横をすり抜ける少年の 飛び越す水溜りを跨いでから

ちょうどそこの角を曲がる 僕の視界に飛び込むのは

どこか大人びた君と モコモコと ソフトクリームのような入道雲

今までだんまりを決め込んでた風鈴達さえ 勢い騒ぎだしたのは

僕でさえはじめてみる君の浴衣姿の所為だけじゃなくて

その口元すっと引かれた紅の熱に浮かされた僕が

風をこう ドッと辺りに巻き起こしたからさ

神社への道はちょっとした賑わいを見せ ゆらゆら燃える陽炎 蝉時雨

浴衣姿薄化粧のそのほんの一寸赤い口紅の所為で

喉はカラカラさ 嗚呼 さいだあがあればこんな日は

でも君のリクエストに答えシャクシャクと 君と一緒に食べるカキ氷

夜ともなれば二人は誘蛾灯に誘い寄せられる虫たちのごとく

祭りに向かう人並みの中 ウスバカゲロウさ きみは

僕の呟き声に薄化粧を直した 君が振り向くとしたら

湯上りのシッカロールのにほいを ほんの少しだけフワっと夜風に乗せる

または"夏のFlora"

カランコロン鳥居潜り カンラカンラと笑い声響く境内に 尺玉花火も加わり

君の口紅 紅を増し浮かんだ ホラ鹿も舞う夏の夜空

帰り道の川原はコロコロと河鹿鳴き

口に寄せる リンゴアメ』


■ 日本語ラップ ■

元々アメリカの黒人の間で流行したラップ。
社会に反発する黒人達の怒りを、
大量の言葉の連打で、勢い良くリズムに乗せる
プロテストソングをルーツとしています。

言葉をリズムに乗せるために、沢山の韻を踏んだり、
似たような語感の言葉を連続したり、
さらには、ダブルミーニングやトリプルミーニングといった、
同じ発音で、異なる意味を持つ単語をトリッキーに用いる事で
単調と思える言葉の連続を、言葉の遊びに昇華している事がポイントです。

英語自体がリズミカルな言語なので、
ラップという手法に適していたとも言えます。

一方、ヒップホップの文化が日本に流入して、
日本人の若者達もラップを取り入れるようになります。

1980年代中ごろから、「いとうせいこう」らが、耳コピした英語を
試行錯誤しながら日本語に乗せ、
だんだんと日本でもラップが浸透してゆきます。

「スチャダラバー」あたりが、マッチョな黒人ラップとは一味違う
ちょっと軽くて、チャラチャラしたラップを歌い始めるのが90年代の前半。

日本のラッパー達は、リズム感に乏しい日本語を
上手にリズムに乗せる方法を、段々と編み出してゆきます。
そして、日本語ラップはJ−Popsの一つのジャンルとして確立し、
さらに、ジャニーズなどの歌謡曲にまで浸透してゆきます。

■ 日本語の魔術 ■

クリックすると元のサイズで表示します

hiphopチーム「TONEPAYS(1990〜1993)」解散後
「かせきさいだぁ≡」がソロデビューしたのが1995年。

インディーズ版を再編集した形で『べすと おぶ かせきさいだぁ≡』がリリースされたのが1996年。

このアルバムで「かせきさいだぁ≡」は、
日本語が持つ能力を最大限に発揮したラップを作り上げます。

それは、アメリカのラップを模倣する凡百のラパー達とは異なり、
日本語の持つ独特な語感や、
一連の言葉の連続の彼方に広がる文学的背景を引き寄せる
言葉の魔術とも言える独特なラップでした。


「雨」という言葉は、タプタプと響く雨音と、
ヒタヒタと肌を塗らす触感と共に、
耳孔から脳内へと這い入り、
何故だかとてつも無くエロティックな臭いを漂わせます。


さいだぁぶるーす


相合傘

この『べすと おぶ かせきさいだぁ≡』は、
私的なJ-Popsの名盤ベスト3に入っています。

■ 稀代のメリディーメーカー ■

歌詞ばかりが注目される「かせきさいだぁ≡」ですが、
彼はメロディーメーカーとしても素晴らしい才能を持っています。

2ndアルバムの『SKYNUTS』では、ラップから一転して
メロディアスな歌謡ポップスを披露します。
中国語のナレーションが曲間を繋ぐ、一見渋谷系オシャレポップスですが、
そこは「かせきさいだぁ≡」だけに、色々な仕掛けが沢山あって、楽しめるアルバムです。

クリックすると元のサイズで表示します
Baby&CIDER≡

南佳孝を敬愛している様で、彼とのコラボレーション曲も収録されています。


ポップアート

■ ホフディランのワタナベイビーとのコラボレーション ■

2ndアルバムから13年間、オリジナルアルバムこそ発表していませんが、
その間にホフディランのワタナベイビーとのコラボレーション・アルバムも発表しています。
この『Baby&CIDER≡』(べいびい さいだあ)は遊び心溢れ作品です。

クリックすると元のサイズで表示します
『Baby&CIDER≡』

これはワタナベイビーの世界で遊か「かせきさいだぁ≡」といった所でしょうか。




さらには木暮晋也(ヒックスヴィル)と共に『TOTEM ROCK』というユニットでアルバムを発表しています。
 

TOTEM ROCK 

このアルバムは、「かせきさいだぁ≡」の3rdアルバムと言っても良い内容です。


さて、復習も済みました
CD屋さんにGO!!


ちょっとオマケ。

「かせきさいだぁ≡」ともコラボする「いとうせいこう」のユニット「口ロロ」(くちろろ)
こちらはこちらで、日本語ヒップホップを極めています。



こちらは「いとうせいこう」と「かせき」のコラボ。

Check Mates / いとうせいこう&POMERANIANS


<追記>

何と、9月に発売されたのは4thアルバム。
3rdアルバムは、昨年発売されていました。
最近、音楽雑誌なんて読まなくなってしまったので、私の方が化石化してます。

どうやら、最近の「かせきさいだぁ≡」は、ヒップホップでは無く、
シティー・ポップスを目指しているそうで・・・。

これって難しい路線ですよね。
昔のシティー・ポップスと何か違うの?ってなりがち。
いつも、時代の数歩先を行くので、3年くらい経った頃、
シティーポップス再ブームが到来するのかも知れません。
3


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ