不思議だね
二人の気持ちがあるから
ほらまた巡り会えた
偶然でも必然でもなく
これはきっと運命
「翼、ちゃんと受験票持った?」
「持ったよっ!母さんみたいにうっかりしてないから!!」
「華ちゃんに帰ってきたこと連絡しなくていいのか?」
「合格発表を見に行った後で、直接華の家にいって驚かせたいから!それじゃあ行ってきます!!」
懐かしい潮風がほのかに薫る春ヶ丘。
三年前に別れを告げたこの街に、翼は帰ってきた。
受験票を握りしめ、名門春桜学園の合格発表を見に行くために玄関を飛び出した。
満開の桜が咲き誇る中、翼は掲示板を見上げた。
「・・・!やった!!これで私も春桜学園の生徒だぁ〜」
喜びながらも、翼は合格の報告を母親にしようと、携帯電話を取り出した時だった。
「翼、合格おめでとう!!」
この声の主が誰であるのか、この後どうなったのかは、また別の機会にお話しすることにしましょう。
〜反省議会〜
ここまで読んでくださってありがとうございます。
読者の貴方に心から感謝します。
私自身、短編小説を書くのは初めてで、上手く出来ているかどうかは分からないのですが、これからも他のメンバーの過去話を書いていこうと思っています


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