寒ぶっ。朝8時の気温。夜明け前はもっと寒かったはず。
あまりの寒さに、除雪機君、弱り気味。雪を飛ばす方向を決めるシューターの回転モーターの軸が、本体から取れてしまった。ばらしてみると、軸を固定しているスナップリングがはずれていた。リングがはまる溝が少しかけていたので、たぶん、そこから咬みがあまくなってはずれてしまったのだろう。ヤスリで溝を少し深くしてリングをはめ込み、とりあえず修理完了。新品の部品が来るまで頑張ってチョー、ロータリー君。
食べ物商売をしていると、機械の修理が大変。油にまみれた手を大急ぎで何回も洗い、においを嗅ぎ、油気がないか確認してから店に入る。
寒さは機械ものには大敵。小さな金属部品の結合体の機械は、油で摩擦を防いでいる。その油は温度で粘度が変わり、これくらいの温度になると、オイルパンの油はサラサラがドロッ〜となり、しばれた朝一番、あまり負荷をかけ過ぎると故障や劣化につながる。一晩で降った山のような雪を、速攻片付けてしまいたい気持ちを押さえ、数分間のアイドリング。
修理の時も、寒いと体が動かず、きちんとした仕事が出来づらくなる。もう10年くらい使っているストーブは、こんな時に大活躍。車庫の中にこれがあると、扉をあけっぱなしにしていてもほんのり暖かい。心細い気持ちが楽になって、修理がうまくできそうな気がしてくる。暖かいということは、ありがたいことなんだなって、この歳になってひしひし感じる。


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