2011/5/24
うどんやそばの勉強をし始めてから5〜6年経つ。特にうどんは、熟成という工程が自然の妙味を感じさせる。その延長で、パンにも興味が出てきた。もうかなり以前に買い揃えたニーダーや天然酵母発酵機を引っ張り出し、パンを焼いてみた。
粉は手元にあったフランスパン用粉。天然酵母は丸一日かけて生種を作り、塾生はうどんの熟成庫で第一熟成18℃15時間、第二熟成30℃3時間、オーブン220℃25分でジャジャ〜ン、出来ました〜。ブールの出来上がり〜。
第一熟成が長い分、粉のおいしさが出ている。グルテンもよく出ている。欲を言えばもう少しふっくらした方がいいな。生種の発酵がたらなかったかな。でもこれはこれでもちもちしてていい。次はバゲットを焼こう。干しぶどうがたくさん入ったのもいいな〜。
うどんは小麦粉と塩と水だけ。小麦粉の中にある酵素とグルテンの作用であのもちもち感を出す。粉の種類でぜんぜん違う食感になる。ちなみにグルテンは小麦だけがもっている特性。
パンは、別に作った酵母をグルテンの強い強力粉や複雑な味の全粒粉の中に入れ、より強く小麦の弾力や旨みを引き出す。おいしさのしかけはすごく似ている。


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