所用で札幌へ。途中、時間短縮のため高速道路に乗る。しばらく走っていると、前に開発の車がゆっくりと走っている。車の後部から、白い小さな粒がパラパラまかれてれている。融雪剤をまいているようだ。
融雪剤というのは、塩化カルシューム。早い話、塩。路面が凍らないようにするためのもの。事故防止のためにはいいのかもしれないけど、車には大敵。むき出しの金属部分は、海水に漬けているようなもの。マフラーなどは熱をもつので、道路の塩水がその部分にかかると、一瞬にして乾き、そのまま金属にへばりつく。そのままにしていると、徐々に蝕まれることになる。ある日突然、暴走族のような音を発するマフラーと化す。
そんなことを考えながら、タイミングをみて塩まき車をやりすごす。しばらく走っていると、なんか車がやたら重い。アクセルの踏み込みに対して、速度が乗ってこない。タイヤからのゴンゴンという振動がハンドルに伝わってくる。車から降りて懐中電灯で車の下を照らしてみると、右のブレーキディスクあたりから焼けた臭いがする。ディスク板に触れてみると、アチッというくらい熱を持っている。ブレーキパッドがディスクに当たっているのかも知れない。もうディーラーは営業している時刻ではないので、だましだまし家内の実家へ。
翌日、ディーラーに持ち込むと、案の定、ブレーキパッドがディスクに当たったままになっているとのこと。パッドを押すピストン部分が、錆びで固着していることが要因。右前輪は完全にだめで、左前輪も時間の問題くらい錆びが出ているらしい。幸い部品は札幌にあるらしく、今日中に修理は終わるとのこと。しか〜し、工賃含め、修理代7万3千円なり〜。
冬は定期的に洗車しようかな、暴走族になる前に。

塩まき車の後を走った時の車の腹は、まさに塩漬け。土俵で土のついた力士状態であります。

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