やっと春らしくなってきたが、まだまだ家の周りは雪だらけ。昔の電気仕掛けじゃない冷蔵庫は、氷を入れて庫内を冷やしたが、それと同じで、雪が消えるまでのニセコは巨大な昔冷蔵庫。
この季節になると、自転車のあれこれが気になり始める。乗ってどこかに出かけるわけではないが、近年の自転車関連ニュースや新しいグッズなど、今までの自転車との関わりなどを思い出しながらネットや本を見てると、うっとうしかった5カ月間の越冬生活の傷も少しは癒される。
今、自転車の部品で1番大切なのに開発が遅れているのはサドルではないだろうか。
実は、ホイール、ディレーラー、フレーム、ハンドル、ブレーキなど自転車を構築する部品の中で、一番体と接しているのは、サドルなのであります。とりあえず、お尻を乗せるところはちゃんとついてますよ〜的な自転車がなんと多いことか。買う方も、手で触ってみて、「あっ柔らかい〜」って納得してしまう。まっ、値段が値段だけどね。
過去、サドルで一番のお気に入りだったのは、ブルックスプロフェッショナルかな。
日本一周の終盤頃は、尻とサドルがぴったりマッチしていた。今も手入れして持っている。
がしかし、今、乗ってみると少し硬い。裏側からサドルオイルをたっぷり塗っても、この馬の鞍から派生した会社が作るサドルは頑固に硬い。
というわけで、今回、今年62歳になる老体のワシに残された最後の選択肢、「セラ アナトミカ」をアメリカから直接個人輸入。サドルオイル込みで約2万円。これで今年は走ってみますね。ライディングフィールは次回で。ちなみにサドル後部に「X」とあるのは、体重75kg以上の人用。ワシ、80kgあるけんね。だから、ブルックスは硬く感じるのかな。


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