大雪なのであります。ガンガン降っております。ず〜〜っとであります。
この雪が春になると液体になり、地中に染み込み、井戸の水になったり、うまく地中の隙間をぬって地表面に出てきて伏流水と呼ばれる水になる。羊蹄山のすそ野にはこのような伏流水がたくさん出ている。恵の水である。
しかし、こと料理に使われる水は、おいしい水といわれる伏流水がいいとは限りない。和食などの出汁をとるときには、カルシュウムやマグネシュウムなどのミネラル分が邪魔をしてしまうらしい。逆に、洋食などに使われるブイヨンなど動物系の出汁にはミネラル分がいいといわれる。
我が家の水は、10年ほど前までは敷地内にある井戸からの取水だった。結構ミネラル分が多いのを目の当たりにするのは冬で、室内の乾燥を防ぐために石油ストーブの上に置く蒸発皿に白いミネラル分がこびりつく。一度その井戸水の硬度を調べてみたが、数値までは覚えていない。
今、蛇口から出る水は、町営の水道水で、羊蹄山のすそ野からくみ上げた水だ。かねがねその水の硬度数値を知りたいと思っていたのは、毎朝のむ日本茶の味がニセコで暮らすようになってからおいしくないと思っていたからだ。なので、今回、試験薬を取り寄せ計ってみた。
ちなみに軟水をいわれているのは、高度0〜60mg/L、有名なヨーロッパの水「エビアン」は300mg/Lという。

蛇口から出た水に、2つある試験水の一つを垂らす。ピンク色だと2mg/L以上という。そのピンク色の水に、正確な硬度を出すもう一つの試験水を一滴づつ垂らしていく。7滴目で青色になった。7滴×10倍が硬度の数値という。結果、我が家の水道水は硬度70mg/Lという数値になった。

7滴目で硬度0の目安の青色になった。

上の画像は、蛇口から出た水を一度「軟水器」に通した水に一つ目の試験薬を垂らしたもの。いきなり硬度0という数値が出た。軟水が必要な食材のときは、この水を使っている。ちゃんと「軟水器」は機能しているということである。「軟水器」を導入してから飲む日本茶は、おいしさが戻った。

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