雪解けからのDIYは最終段階になり、ずっと前から気になっていた本体建物の外壁の修理に取り掛かりました。
本棟の外壁は幅14cm、厚さ18mmの木の板を打ちつけたもので、一年の温度差が60度近くあるこの地で夏は涼しく、冬は暖かい室内環境をつくってくれました。しかし、一番の欠点は、一般のサイディングや今はやりのガルバリウム鋼板に比べて割れたり、変色したりするところです。このサイズの板はどこのホームセンターで捜しても見つからず、最終的には製材所に特注で注文することになりました。
32年前に「塗り屋さん」が2度塗りしてくれたことを思い出しながらの作業です。あの頃のステイン系の塗料は、少し高価だけど外国製が優れているということでそれを使ったのを覚えています。でも今では、ホームセンターで売っている塗料もすごくいいものがでてきていて、気軽に使える国産の塗料を使いました。
少ない予算での施工だったので、その当時、冬季に仕事がない大工さんにお願いして建てました。7割がた完成したのはもう春が間近の頃で、外壁を張ったのは雪が降りしきるなかでの作業でした。木材が乾いてない状態で釘で固定したので、乾燥すると縮み割れてしまうところが出てきましたが、外壁の下地にアスファルトフェルトを張ってあるので、雨水が侵入することはありませんでした。
しかし、雨や雪にさらされた外壁は変色し、ところどころ割れ、除雪の機械に引っ掛けられた外壁は少しかわいそうなくらいボロボロになっていました。これから毎年少しづつ修理をしていこうと思います。

外壁の一番黒いところに合わせて塗料の色を決める。

幅14cm、厚さ18mm、長さ360cmの特注の板。一枚700円、トド松材。

3