田舎暮らしの日常の足となる車は、事故防止という名目で相撲の土俵くらい塩をまいた道を走ることになる。
去年の春まで乗っていた軽四は、錆錆の赤鉄状態。エンジンや足回りはまったく問題なかったが、塗装が少し浮いているところを指で押すと、ボコッと指がボディにはまってしまうような状態。もう、限界かなと夏まえに年式は若いが同じ車に乗り換えた。
今年の小雪で、脇道の路面には氷状のデコボコが。その道を走ると、なんだか車のリア回りがフワフワする。なにせ、年式は若いとはいえ、12万キロのご老体を購入したので、サスペンションが弱っているよう。とても、新車なんぞ無理。まして、この塩だらけの土俵を走らなければならないのなら、車を定期的に乗り換えた方がよろしいという考え方。
サスペンションの交換をする。カヤバ製リアサス2本で12000円なり。ジャッキアップしてタイヤをはずし、上下2本の支点を17mmのスパナでサスをはずし、新品サスをその位置にセットするだけでOK。作業時間1時間ほど。走らせてみると、踏ん張り感が全然違う。前輪サスもやはりかなり弱っているようで、逆にそちらが気になる。春に換えてみようかな。

車体の下に入るときは、必ず「ウマ」か、タイヤか、角材などで万一に備える。

どちらも17mm、柄の長いスパナがあれば楽にゆるめられる。今回は、トルクレンチで外す。

取り外した古いサスを伸縮してみる。縮みはスムーズだが、伸びが悪い。デコボコの道では、縮みから伸びになるとき、バネの力だけで伸びるので、ゴムマリのようにフワフワしていたと思われる。

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