
久しぶりに「ポコ」の画像アップで〜す。
最近、礼儀について考えさせられることがよくある。
札幌の会社勤めの時、会社の長から「お世話になっております」「ご苦労様です」をきちっと教えられた。お客様には必ず「アポ」をとってから訪問するなど、普通に考えれば当たり前のようなことだったので、すんなり身についた。
しかし、それができない人がいかに多いかを会社をやめてから気づいた。どんな交渉ごとでもまずは礼から入り、言葉に気をつけながら話を進めていく。長丁場であれば、すこし世間話でも織り交ぜて、気分転換を図りながら煮詰めていく。特に、初対面の時は、緊張をほぐすためにもあえて道化役を買ってでるくらいの商人魂が必要と思う。
先日、店を開けている時間にある商人がいきなりやってきて、「あなたのところの技術と機械を貸してくれ。」と言った。アポなしの藪から棒のことで「まあ、どうぞお上がりください」というしかなく、どういうことなのか話を聞くことにした。その話ぶりは、親しい友人に話すように「あのね〜、なんだよね〜、ほんと〜・・・。」なんなんだ、この人は。初対面ですよ、初対面!社会生活送ったことないのかな〜でも僕より年上のようだし。あきれて、ものが言えない。もちろん、こんな人と仕事をしたくないので断った。
アポがない。礼がない。言葉ができてない。ないないづくし。そして最後の言葉が痛烈だった。一通り、過去レトルト商品製造の話しをし終わったあと、お断りの意思を伝えたとたん、そのお方は「ああ、そうですか」と立ち上がり、「苦労は人の考え方次第だからね〜みんな大変なんじゃないの〜はいはい、じゃ〜ね」あいた口がふさがらないとはこのことやね。自分で事を起こしておいて、かき回して、あ〜あ、わかったよ、じゃね〜だって。これに近いことが数年前にもあった。その時、尋ねて来た方、怒りましたです。
犬だって、人間とつき合うのに「まて」や「ふせ」くらいできないといけないと思う知恵があるのに。ましていい加減年を重ねてきた人間、できるだけ摩擦をさけるようにする知恵がないのが嘆かわしい。どうもならんな。で、気をつけないといけないと我が振り直す。

2