こないだの土曜日の早朝に父が意識不明で病院に担ぎ込まれるという事件があり、それ以来救急車に敏感になっている。
普段は気にならなかったのだけどサイレンの音なんてよく聞こえてくるし、オフィスビルから担架で運び出される人を見かけたり、深夜近くのモスバーガーで救急隊員が何やら処置していたり…。病院のロビーで頭抱えていた若者を見かけたのは一昨日か? 小学生が警察官に事情聞かれていたのは昨日の出来事かな?
意識不明の原因は「慢性硬膜下血腫」で、手術後意識が戻り、今では普通にしゃべっているが、しばらく会話しているとどことなく感じる不自然さ。ひょっとすると何らかの記憶障害が残っているのかもしれない。意識が戻ってから既に数日経っているのに、昨日の記憶も一部あやふやになっているようだ。通常であれば後遺症は残らないものらしいのだが、20人に1人くらいだという再出血をして2日続けて脳に大きな負担がかかっている。今、記憶(の機能)がおかしいのは一時的なものなのか、そうではないのか。昨日は(今日も?)MRIやCTで脳そのものの検査をしたようだが、認知機能の検査もする予定になっているのだろうか。通常後遺症が残らないらしいので、病院としてはその可能性をあまり考慮に入れていないのではないか、とかなんとか諸々の不安が次第に強まってきている。
こんなことを書いていたら少し落ち着いてきた(普通はますます不安になるのだろうが)。最近疲れている原因の1つは、母や親戚との電話でのやりとり。僕は「恐怖症」と言えるのではないかと思うほどの大の電話嫌いで(電話機能をもつ機器を見るのも嫌。自分から電話をかけるのは1ヶ月に1回くらい。電話に出るのも2週間に1回くらい)、今は何とか頑張って電話をしているけれども、電話で話すたびに緊張しなければならないのでとても疲れる。昨日くらいからやたら機嫌が悪い。
父が意識不明の間に僕が平気で情報処理技術者試験を受けに行けたのは、ほとんど何も不安を感じていなかったからで、日が経つほどにだんだん不安が強くなってきた。強い興奮状態では不安を感じず、興奮が醒めるにつれて感じ始める、なんてこともあるのかもしれない。蒼井優の笑顔に癒されているのはそういうわけだ。

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