「
梅干し作り 2」より続いています…。
梅の実に塩をまぶし押し始めてから2日後、「水が上がった」と母から電話がありました。
水分は随分出ていますが、案外実は潰れないものですね。この梅から出てきた水分(と焼酎の混ざった液体)を「白酢」と呼ぶそうです。これから三日三晩、梅の実を干すわけですが、途中で天候がグズついてきたような場合、実をタルに戻し白酢に漬けておきます。ですから、この白酢は捨てずに取っておきます。
天気が良ければすぐにでも干し始めたいところですが、あいにくの空模様。一緒に干すシソの準備だけしておくことにしました。
シソは近所のスーパーで買ってきた赤シソで、1束15〜20枚くらいのものを3束用意しました。ちなみに1束100円だったようです。こういうシソの葉を買ってくるのは、母によると「手抜き」だそうで、いつもなら根元からちょん切ってそのまま、というようなヤツを買ってくるらしい。そういうのは、葉を切って、奇麗に洗って、というのがまた大変なので、今回は手抜き、なんだそうです。
柄の部分を包丁で切って、空の洗いオケの中で塩揉みします。塩は結構振り掛けましたね(写真を撮った後も、ナンダカンダで更に同量くらい振り掛けたんじゃないかと思う)。
6〜8分揉むと奇麗な液体が随分出てきました。何と言うか…、「青ジソドレッシング」の匂い(これは「赤ジソ」ですが)。この日はしばらく手の平からシソの匂いが取れませんでした。シソの香りはあんまり好きじゃないんだけど、そんなに嫌じゃない。
出てきた汁は捨て、汁をよく切ったシソの葉にさきほどの「白酢」を少しかけます。すると、透明の白酢が鮮やかな紅色に変化します。これを「赤酢」と呼ぶらしい。
天気が良ければ、梅の実と赤シソをザルに並べ、三日三晩干し続けるわけですが、もう夕方で、しかも外は小雨が降っている。シソは赤酢ごと容器に入れ、冷蔵庫に保管しました。
今日の作業はここまで。

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