ここ2週ほどエレキギターの練習を比較的熱心にやっている。もっとも、数年前にギターアンプを中古屋に売ってしまったので、アンプを通さずにだが…(そしてエレキギターというものは、アンプから音を出して初めて「弾いた」ことになるものなので、最近の「練習」は本当は「練習」になってないのだが…)。
こんなにギターを弾いているのは随分久し振りだ。今と同程度の熱心さで弾いていたのは、もうかれこれ10年以上昔の話になるだろう。と言うワケで、最近も10年以上前に買ったピックを使っていた。
ギターのピックというものは消耗品で、本来何年も(と言うか、何カ月も)もつものではない。単純な話、弦を弾(はじ)く部分が削れてきてしまうのだ。弦に当たる角度が微妙に変わってきてしまうので、ジャカジャカと激しくコードストロークなどすれば、すぐに使えなくなってしまう(「使えない」ワケではないのだが…、要するに「履き潰した靴」のようになってしまう)。プロのライブなんかだと、1ステージで何枚ものピックを次々と使い捨てていくんじゃないのかな。
10年前のお気に入りのピックはLoudnessの高崎晃モデル。僕はギターに関してはとにかく何もかも下手クソで、当然ピッキングも下手クソなのだが、このピックを使うようになって初めて自分なりのピックの持ち方、ピッキングの仕方が見つかったように思う(エレキギターの弾き方は、クラシックな楽器と比べて「人それぞれ」という要素が強い)。

(上段:10年前に買ったピック 下段:昨日買ってきたピック)
最近練習していたのは、16ビートのカッティングで右手はひたすらストロークしてるワケで、写真上段左のピンクのピック、上段右の透明なピックなど、かなり削れてしまった。「こりゃもうダメだろう」というくらいに。
そこで、同じ「高崎晃モデル」あるいは同じような形状・硬さのピックを近所の楽器屋に買いにいったのだが…、これが見つからない。片っ端から商品をチェックしていって、まぁこの際なので異なるタイプのものを3枚買ってきた(1枚100円ほど)。
上段のピックと一番傾向が似ているのは、下段右の尖ったピック(「ティアドロップ型」と言う)。どうやら僕は小さめのピックが好きなようなので、下段左の「オニギリ型」でミニサイズのピックもいいかなと思って買ってみたが、どうも縦の長さが足りない(ピックに対する「人それぞれ」の好みの差はかなり大きい)。
まるで傾向が違うことはわかっているのについ買ってしまったのが、下段中央の「くまもんピック」。何でも、代金の一部が熊本の震災復興のために充てられるのだとか(1枚150円)。正直これまで寄付活動なんて一切したことないのだが…、可愛いし1枚買ってみた。堅さはミディアムかな。これはこれでパキパキッとカッティングするには向いているような…。
ところで、「くまもんピック」って「オリンピック・パラリンピック」みたいね…。
すいません。オチなしです…。

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