昨年7月頃からまたエレキギターを弾いている。
9月には中古の小さなギターアンプも買ってしまった。VOXのDA5という製品で、何と5Wという超ミニアンプ。アンプシミュレーター機能やマルチエフェクター機能も内蔵されている(と言うか、アンプシミュレーター・マルチエフェクターにスピーカーをつけたようなシロモノなのだと思う)。そのマルチエフェクターにタッチワウが含まれていること、出力レベルを3段階に切り替えるアッテネーター機能があること(自宅じゃどうせデカい音出せないもん…)、付属のACアダプターが欠品でワケあり品として3000円程度で売られていたこと、等が決め手となって購入した。アンプシミュレーターが優秀なのか、意外と音がいい。スッカリ気に入っている。
この機種は既に生産・販売が終了していて、現在はMINI5 Rhythmという後継機種が販売されている。マルチエフェクターに含まれているエフェクターの種類が変更されておりタッチワウはなくなってしまったが、リズムマシン機能とチューナー機能が追加された。これもいい製品だと思う(たぶん(笑))。
9月にはほぼ25年振りに(バンド等が練習で利用する)リハーサルスタジオにも行ってみた(会員になってしまった(笑))。生まれて初めてマーシャルで爆音を鳴らした(笑)。VOX DA5にはマルチエフェクター機能がついているものの、練習スタジオでギターを弾くとなるとやはりそれとは別にエフェクターも欲しくなる。7月から練習していたのは16ビートカッティングだったので、欲しくなってきたのは、コンプレッサー、フェイザー、タッチワウ、等々。
と言うワケで、安ければ何でもいいや、と中古楽器屋で買ったのが、DERAX CO-8 Knight Compressorという製品(4000円程度だったと思う)。ただし、自宅で数回試してみただけで、結局リハーサルスタジオに持って行くことはなかった。強めにコンプ効果がかかる機種のようだが、僕自身がコンプレッサーの効果というものをよく理解していないこともあり、自分の思い浮かべていた音を出せなかった。
そのとき一緒に買ったのが、Xvive Phaser Kingという製品。中古で2000円程度の激安品。DERAXもXviveもどちらも聞いたことのない中国のブランドのようだったが、このフェイザーはすぐに気に入った。
電力供給はACアダプターのみで乾電池は使えないコンパクトなエフェクターなんだけど、最近はこのテの製品も増えてきているようだ(海外製のエフェクターというと、むしろアメリカ製の無意味にデカい製品のイメージが強かったんだけど)。金属製の筐体は意外とシッカリしているように思う。ただし、メインのノブ以外の小さなツマミは小さ過ぎて、操作性はあまり良くない。
フェイザーを買うのは初めてなので比較の対象がないのだけど、効果がハッキリわかりやすい製品だと思う(少しアクが強過ぎるかな、とも思う。隠し味的に使うが吉)、また、各ツマミの可変域も広く、通常のフェイザーとしてはもちろん、軽くかければコーラス風にもなるし、トレモロ的な使い方もできる。僕はワリと昔からモジュレーション系のエフェクターってのは好き(高校生のときはモジュレーションをいじれるデジタルディレイ(Ibanez製だったかな…)を持っていて、それがお気に入りだった)。それほど期待していなかったのだけど、意外と楽しめる。
スッカリXviveのブランドイメージが良くなってしまったので、同ブランドのコンプレッサーLemon Squeezerを買ってみようかなぁと思っていたのだけど…、その前にやはり中古で2000円強で手に入れた同ブランドのTube Driveが誤算だった。
YouTubeでこの製品を試奏して紹介している海外の動画をいくつか見て、「まぁいいんじゃないかな」と試奏せずに買ってみたところ…、全くの期待外れ。思っていたのと全然違った。「音のコモッたFuzz」と言うか(笑)。「こりゃ、使い途がない」と頭を抱えた(ギターソロのときなんかに、他の歪み系エフェクターやアンプの歪み量を増す目的で同時にオンにするとかしか思いつかない)。やはりエフェクターは実際に試奏してみないとわからないな、と痛感。これはちょっと失敗でしたね…。このXvive Tube DriveとDERAX CO-8 Knight Compressorは結局売却してしまいました。
お次に買ったのが、VOX Satchurator。ジョー・サトリアーニのシグニチャーモデルのオーバードライブ/ディストーションです。今度は4つの製品を念入りに弾き比べて購入(笑)。中古で5000円程度。
金属製の筐体はやや大きめですが(ほら、アメリカのはデカい(笑))、意外と軽い(ほら、無意味にデカい(笑))。2つのフットスイッチの動作がやたら滑らか。「GAIN」と「TONE」の可変域が広く、通常の「ON/OFF」スイッチだけでなく(ゲインアップ(ゲイン最大時には音量アップ)の)「MORE」スイッチまで付いているところも面白い。
「GAIN」は最小でも音が少し歪む。最初は軽い「オーバードライブ」だったのが、12時方向を超えると徐々に「ディストーション」と呼ぶべき歪みになっていく。「TONE」も非常によく効く。音の印象としては「シングルコイルピックアップをジョリジョリ、ジャキジャキいわせたサウンド」の風味が強いように思う。レスポールですら少しシングルコイルっぽいサウンドになる(笑)。
ただ…、「MORE」スイッチを踏むと、同時に「TONE」もいじりたくなるので、「ただ踏むだけ」というワケにはいかず、もう一工夫必要になる。考えてみると、ワウペダルをワウペダルとして使うのではなく、足で操作するトーンコントロールととらえると、ワウペダルをそういう用途で使ってもいいのかも。プロのギタリストはチョコチョコとギター本体のボリュームやトーンをよく触ってますが。
取り敢えずこれを買ったので、歪み系は他の製品は当分の間は必要ないハズ、なんだけど…、真空管を内蔵してるヤツだとか、見たら欲しくなっちゃうのよね…。
最後に、(真空管内蔵ではないけど)つい数日前に購入したのが、Donner Ultimate Comp。定価3200円程度のところをアマゾンのタイムセールで2300円くらい、というこれまた激安品。安いし、アマゾンレビューでは非常に好評なようだったので。ところが…、僕のギター(ストラトとレスポール)には全くコンプ効果がかからない。
確かに、音も出るし、エフェクトオン時にはLED(かなり明るい)も点灯する。ところが、メインの中央の大きな「COMP」ノブを回しても(コンプ効果がかからず)単に音量が上がるだけのような…。右上の小さな「TONE」ノブを回すとかなり音質が変わるので(特に「TREBLE」モードのとき)、故障してるワケではなさそうなんだけど…。
「COMP」ノブの方向を決めて(ただし、3時方向以上では音が歪んでしまう)、エフェクトオン時とオフ時で音量が変わらないように出力調整の「LEVEL」ノブを回し、(コンプ効果の確認のため)音質もあまり変わらないように「TONE」ノブやモードスイッチを設定すると…、エフェクトオンにしてもコンプ効果がかかっているようには聴こえない。VOX DA5のスピーカーとヘッドフォンの両方で試したけれどダメ。更にVOX amPlug Classic Rockを直接エフェクターのアウトプットにつないでヘッドフォンで音を聴いてみたけど、やはりダメ。コンプ効果はおそらく全くかかっていない。多少音質が変わる(低音が出なくなるので、音が薄くなったように聴こえる)ので、注意深く聴けばオンかオフかはかろうじてわかるけど…。コンプレッサー特有の、音の「頭打ち」感もないし、「アタック」も強調されないし、「サスティーン」も全く伸びない…。カンジンのコンプレッサー機能だけが故障してるってことある…?
と言うワケでガッカリ。僕は「安物買いの銭失い」を繰り返しているところがあるし、Xvive Tube Driveで「エフェクターは試奏して買わないとダメだ」と理解したハズだったのに…。また失敗。
コンプレッサーの売れ筋定番商品には、BOSS CS-3やMXR Dyna Comp等があり、また、値段の高い機種、安い機種、と他にもいろいろあるんだけど…、まずは定番商品を試してみるべきなのかなぁ…。取り敢えず、楽器屋行って弾かせて貰うか…。
ついでに、ACアダプターも買った。エレキギターやベース用のマルチエフェクターを数多く出しているZOOMの製品で、安いのに出力電流が大きく(500mA)、しかも驚くほど軽量でコンパクト!
あと、欲しいものと言えば…、オートワウ/タッチワウと…、ディレイかな…。来年のクリスマス(と言うか、今年のクリスマスだけど、1年後という意味で「来年のクリスマス」)にでも買ってしまいそうなのは、アナログディレイ。モジュレーション付きで(好き(笑))、中古で1万円くらいで見つけてしまったので。
ただ、考えてみると、単体エフェクターにこだわる必要もなくて、例えばVOXの安いマルチエフェクターで満足するんだと思うんですよね。一番安いヤツでもいいし、ペダルが付いてて足でトーンコントロールができるヤツとか、真空管内蔵のヤツとか(笑)。マズいことに中古屋に行くとあるのよね、手頃な値段で…。
本当キリないわ〜。

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