先日、
基盤上のパーツの半田付けをほぼ終えた自作エフェクター初号機、次の工程は本体にしようと思っている金属ケース(紅茶の缶(笑))の穴開けかな?
組み入れるユニバーサル基板の大きさが決まったので、缶の中に実際のパーツ(フォンジャック2個、可変抵抗器1個、スイッチ2個、006P型9V乾電池1個、ユニバーサル基盤)を置いてみてレイアウトを検討します。
で、穴を開ける位置に鉛筆で印をつけて、センターポンチで窪みをつけて…、初電気ドリル!

(1.5mmの穴が開いています。)
電気ドリルは、実家から(コッソリ)持ち帰ってきた
父の古い電動ドライバードリル(日立工機の「DR-10A」)を使います。
生まれて初めての電気ドリルは…、ムチャクチャ緊張する(笑)。このドリルやたら重いんですよ(1.9kg)。作業台・工作台がないので、玄関の床の上に座って作業したんだけど、缶を押さえている足の上に落としたら足に穴が開く(笑)。
実際の穴開け作業は…、最初に小さな穴を貫通させるのが一番大変だったかも。その後はドリルビット(ドリルに取り付ける刃)の太さを徐々に太くしていって、穴を広げていきます。
ドリルと一緒に持ち帰ってきた金工用のドリルビットのセットは、1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm、3.2mm、3.5mm、4.0mm、4.5mm、4.8mm、5.0mm、5.5mm、6.0mm、6.5mmの13本セットで、(後で調べてみたら)1mmくらいずつ穴を広げていけば良かったみたいなんだけど、律儀に1本ずつトッカエヒッカエ広げていったんですよね。その度に(念のため)電気ドリルの電源コードを壁のコンセントから外してドリルビットを付け替えたので、結構面倒でした。しかも、(上述の通り)ドリル本体が重いので、いよいよ太い刃を取り付けた後半は本当に緊張しました(一通りの作業が終わった後に「フゥ〜」と大きなため息が出たホド(笑))。
今回開ける穴の直径は、9mm弱(フォンジャック)が2か所、7mm弱(可変抵抗器)が1か所、6mm弱(プッシュスイッチ)が1箇所、4mmジャスト(ミニスイッチ)が1箇所。一番太いドリルビットでも6.5mmなので、それ以上の大きさの穴は他の方法で広げなければなりません。そこで取り出したるは「テーパーリーマー」!
これを穴に突っ込んでグリグリと広げます。
注意点は、本当は「グリグリ」やってはいけないこと。つまり、回転方向が決まっている(反対向きに回すと、刃を傷めてしまう)。製品パッケージには回転方向に関する記述はなくて、刃を見て「こっちかな?」と「反時計回り」に回して穴を広げていったんだけど…、刃を見てみると既に傷が。作業を中断してGoogleってみたら、正しい方向は「時計回り」との記述を発見! トホホ…。
もっとトホホなのは、右上の穴。謎の星型(笑)。何故こうなるかと言うと…、手で回しているので、回転の軸がブレるんですよね。一度ブレると、穴の形が円ではなく六角形っぽくなってしまい、そうなると、ますます回転軸がブレるようになる。次第に星型になってしまう(金平糖の原理)。驚きました。
しかもこれ、「最初の穴で失敗した」ってワケじゃないんですよね。右下の穴(7mm)も左上の穴(9mm)もそこそこうまくいったのに、何故か最後の穴(9mm)で大失敗。「コツわかってきたな」なんて気を抜いたのが甘かったか…。人生、何事も経験です。
ヤスリで削ればある程度丸められるか、と思ったのだけど、金属を削るヤスリは持ってなくて、プラモデル製作用のヤスリをかけてみたけど、どうもダメ。縁がめくれてきて、かえってヒドいことに。更に、めくれた箇所をペンチで直そうとして、ますますヒドいことに(涙)。いいや、ここはもう触らない(泣)。
穴が開いたので、早速パーツを仮留めしてみると…、あれ? これ、もう完成間近じゃん(笑)。だって、後は基盤と各パーツ間の配線を終えれば、エフェクターとして完成でしょ? えぇっ!? もうすぐじゃん! さっきの失敗した穴はナットの下のワッシャーである程度隠れるし…(よく見ればわかる(笑))。
可変抵抗器の軸に被せる「ツマミ」をどうしようかな〜?と考えていて(買うと意外と高い(笑))、ドレッシングの蓋なんてどう!?と捨てずにとってあったんだけど、(ドリルで)穴を開けて被せてみたら、高さが合わない(高過ぎる)。
他に何かないかな〜?と探して、ペットボトルの蓋を使ってみることに。金属に比べたら、ペットボトルの蓋に穴を開けるのは楽勝です。6mmの穴を開けて(これも律儀に1.5mmからやったので疲れたけど、ドリル楽しい!(笑))、可変抵抗器の軸に被せてみると…、バッチリ! このガラクタ感が堪らない(笑)。プッシュスイッチのボタンも赤いのにすれば良かったな!
ここまでくれば…、本当に完成間近。一気に進んだ! もうすぐ完成しちゃうよ!

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