「雑談を聞いているようだった」と
つい正直に書いてしまった「第44回サイエンス・カフェ札幌 ブラックホールを<描く>男」(2009年7月25日開催)ですが、その模様を伝える「
かがく探検隊コーステップ」(
三角山放送局)の
第157回(2009年8月29日放送)を聴いてみたら、ラジオの方はわりと面白かった。まぁ「編集のマジック」ってものは多少あるんだろうけど…(もちろん「編集して、面白かったものがかえってつまらなくなる」ということもあるんだろうと思いますが)。
面白かったのは、サイエンス・カフェの実行スタッフたち(例えばファシリテーター自身)がイベントを振り返るだけでなく、ゲストの早崎氏まで番組に登場して当日の感想について述べているところ。当日の会場の雰囲気、聴衆とのやりとりをどう感じていたのかを率直に語っている(たぶん、彼の率直さをコーステップのメンバーも面白がっているのだと思う。実際のところ面白い)。
ちなみに、当日のテーマとしては「ブラックホール」そのものというより、それを研究している「研究者」の方にスポットライトを当てているつもりだったらしい。それはポスターを見ても、当日のイベントに参加していてもわからなかったなぁ…。ラジオ聴いて初めて理解した。そういう送り手と受け手の間の「認識のズレ」が明らかになるのも、面白いと言えば面白い。

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