FX業者のサービスとして開催されている「オンラインセミナー」を何度か見てみた。口座開設者を対象に、オンラインでストーリミング配信されるもので、「セミナー」と言えば格好が良いが、実際には狭いオフィスの片隅でWEBカメラを前にやっているのだろうと想像するとちょっと笑える(笑)。リアルタイムに参加すると、チャット機能を利用して講師に質問することもできる。今のところ僕は「再配信」された映像を見たことがあるだけで、リアルタイムでは参加したことがない(僕は考え事をしながら人の話を聞くので、しょっちゅう話を聞き逃してしまうのだ。後戻りできるものの方が良い)。
何人かの講師のセミナーを見てみたが、僕はそのうちの1人を気に入った。言っていることが理に適っていると感じたからだ。
その彼がときどき「FXの醍醐味」という表現を使うことがあって、「ふ〜ん、なるほどな」と思ったので記しておく。
その講師に言わせると、「FXの醍醐味」とは、評価益が出ているときに買いポジションの「買い増し」をしていくこと、売りポジションであれば「売り下がり」していくこと、だと言う。「取引に慣れてきたら、評価益が出ているときの『買い増し』『売り下がり』を検討してみてください。『米ドル1万通貨のみ』みたいに取引単位を固定してしまっている内は、大きく利益を出すのは難しいでしょう」とのこと。
「買い増し」パターンであれば、まず上昇トレンドにある通貨を買う。前回高値を超えたところで買い増しする。更にその前の高値を超えたところで買い増しする。更に更にその前の前の高値を超えれば買い増ししていくわけだが、超えられなかったところで利益確定する。「売り下がり」パターンはその逆ですね。評価益で増えた有効証拠金を利用して買い増し(売り下がり)していく。これが「FXの醍醐味」だと言う。
この戦略が有効なのは、最初の段階で思惑と反対方向に動いた場合にはすぐに損切りする、という行動とセットになっている場合だろう。そうすることによって、「利益は大きく、損失は小さく」を実現している。
なるほど、単に「大きなレバレッジをかけられる」ことが「FXの醍醐味」なのではなくて、「状況に応じてレバレッジの大きさを調節し、『損小利大』を実現する」というところが「FXの醍醐味」だ、。納得納得。
ちなみに、僕がこれぞ「FXの醍醐味」だ、と思う事柄はまたちょっと違う。僕にとっての「FXの醍醐味」は、「寝ている間にお金が増えている(ことがある)」というところだ(笑)。指値注文を出して寝て、翌朝確認するとお金が増えている。ふふふ、思った通り。これが僕にとっての「FXの醍醐味」。
※ 反対に、寝て起きて評価損が(万単位で)増えていたりするとガックリですね。

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