6月7日(水)
お休みします

きれいな状態とは言えません・・・東芝盤 2枚組コンパクト盤 ¥4500
ここのところは割と近年のロックCDの値付けをやっていたのですが、どうにもこうにも僕の身体を揺さぶらせてくれない音楽が多くてイライラしていました。バンドの技術の問題なのか、録音のせいか、色々考えて見ました。自分、ビート不感症になったのかな?なんてことも思ったりもしまして、何かと「何故?何故?」と自問自答しているうちにブログの更新が出来なかったりしたわけですね。手っ取りばやい答えはやっぱり色々と試してみるしかないですね。家に帰ってスティーリー・ダンのガウチョの一曲目はバーナード・パーディーがドラムの変則スロー・ナンバー。この曲は何拍子というのでしょう。かなりモッタリとしたテンポなのですが、首を揺さぶらせてくれます。不思議です。バーナードのドラムは「タカタタカタ
たん!」とリズムの中にキッチリとした音のピークがあるんですね。強力なアクセントってとろい曲の中で生きてきます。揺ったりの中のシャープ。素晴らしい。
バビロン・シスター 揺すってくれ・・・
このコーラスのあと、曲は二番三番と進むごとに曲自体が半音階ずつ昇っていきます。静かに、気づかれないような展開。大好きです。
サンタアナからの風が吹く・・・
計5回もこの曲を聴いていました。大丈夫、身体は動きます。
次はビートルズです。リンゴってやっぱり凄かったんです。
先のバーナードのような特殊な技は持っていませんが、この人独特のビートの刻み方があります。ですからペニー・レインのようなミディデアム・テンポの曲でも身体が動くんですね。そんな訳で、テレビもつまらないし、深夜にビートルズをもう少し聴きました。オール・トゥゲザー・ナウ・・・ポールのギター一本のイントロなのに、身体が揺れています。
そうか・・・つまるところ、僕の思う楽器の巧い、下手ってそこなんでしょうね。簡単なフレーズでも、ギター一本でも、ドラムでも、刻むだけじゃなく、身体を動かせられる人が巧いんでしょうね。はい、ジャック・ジョンソンも凄くいいね。緩いビートなのに揺れています。
結局ね、デカイ音出しても、軽快なようであっても、身体が揺れなきゃ、そいつらは下手。ということで殆んどは特価品行き。それに付け加えさせてもらえれば、やるのは自由だけどこんなバンド、デビューさせちゃいけない、っていう物も、正直多いかな〜。曲作りも大切だけど、楽器の持つリズムという命は、今の時代のCDからはナカナカ聴こえてこないんですよね〜。家に帰ってJBのセックス・マシーンを聴いてみます。

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