これからの世の中、益々郊外型の大型店の時代だろう・・・
と前前から考えていたのだが、昨日の僕はそんな事実を目の当たりにしてしまって返って落ち込んだり、また、自分にはわかっていても絶対に出来なかった現実を確認したのだから益々始末の悪いバッドな方向に転がり込んだような、そんなそんな憂鬱な一日となった。
コーチャンフォーの新川店はクルマの無い方には絶対に行きようがない、という場所にあって実際に周りに住んでいる地域住民はいない。家などない、相当ヘンピなところにドデンっと突っ立ている。昼2時頃到着した次点で駐車場は満杯。中へ入ると平日の昼間だというのに親子連れがいっぱい。世の中こんなにお休みの人がいるのに・・・楽音舎は・・・と思ってまた落ち込む。落ち込みながらCDフロアのお客さんを観察する。ロックのコーナーって人がいない。ショック。
J−POPのコーナーに人がいっぱい。エグザイルを試聴する若者、購入するのだろうか・・・マライア・キャリーを手にとり悩む者、楽音舎で¥99のCDなのに・・・世の中、中古CD店なんか関係ない人もいる。マライアに¥1800の価値があると思えばそれでもいいことだが、やっぱり落ち込んでいく自分がいるのは楽音舎が有名じゃないことを実感しなきゃならないから。
品揃えはどうかな・・・ソニー・クリスのコーナーが目に止まる。面出しCDはそれじゃないだろう、と思いながら在庫を見ると「ゴー・マン」はちゃんと置いてあった。その下にソニー・ロリンズが目に入る。面出しはそれじゃないだろう、と思いながら「サキソフォン・コロッサス」を探すと無かったようだがやっぱり違うだろう、その面出しは・・・。でも、いいね、大抵のモノは揃っていて、急ぎの購入は新品屋ならここに決まりかな・・・本も含めてね。
目的はネット関係の本の購入だった。
でもありすぎてちゃんと選べる事が出来たのかどうか、ちょっと疑問。
でも二冊購入。
本部門のマネージャー、僕の古い友達だった。
偶然の再会、嬉しかったね。
帰りに「アオイソラノムコウ」って写真集、コーチャンフォーの検索用PCで調べた所在庫切れ。マネージャーさんにプリントアウトした控えを見せると「あるものは置いてますからねえ」と即答。
僕自身は大型店は好きではないが、行き届いたサーヴィスを供給出来て、お客さんが欲しがる物が常に入れ替わる中古CDショップが理想だけれども、やっぱりエグザイルやマライアはどんどん特価にしていかないと僅か数年でゴミタメCDショップになっちゃうんだろうな、と考えながら、やっぱり落ち込んじゃったのさ。自分のやっていることは間違いじゃないけれども、人の価値観を無視しているって思われたくないから・・・。
今日はそんなことないですよ・・・って言ってくれたお客さんがいらっしゃったのでちょとだけ復活しているけどまだ元気が出ない。人がガンガン入ってくる店作りを考えなければ・・・宣伝費は無い。落ち込む・・・


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