楽音舎

６月１日　金曜　
場所　ペニーレーン２４
開演　１９：３０
チケット取り扱い　楽音舎

そんな訳で、古き良きアメリカン・スタンダードな作品のようであって、その中に色々なオンガクの要素をふんだんに、さりげなく盛り込んで美味しいカクテルにしたようなスタイルがエイモスのギターだと思っているんです。マリア・マルダーに｢真夜中のオアシス」という名曲があります。この曲に残っている逸話がとっても印象的なので紹介しておきましょう。
この小節数でソロを弾いて欲しい・・・
と頼まれたエイモス先生・・・
なんとギターは触らずにテーブルに置いて指板を見ながら
「うーん」
と考えていたそうです。
一週間後、考えて出来たフレーズがあの真夜中のオアシスでした。

この話を聴いた僕は
なるほどなあ・・・
エイモスも空ギターだったのかあ・・・
僕の空ギターと違うのは、きっとギターの指板でムーン・ウォークしているんだろうなあ・・・
などと思ったものでした。
そうですね・・・
神様が酔っ払ったっていうのもいいけれど、
月に腰掛けて弾いているような、無重力感覚の渋い田舎のおっさんがエイモスかな・・・

巧いことを言った方がいるようでして、エイモス・ギャレットのギターはどんなのか？
と訊ねられて

神様が酔っ払ったようなギター

なんておっしゃった方がいるようです。これを聞いた僕などは拍手を叩いて、これだ！などと感心したものでした。

初めて彼のギターを耳にしたのは随分前の事です。
恐らくは皆さんもそう変わらないのではないのかなあと思っています。
１９９７年、サントリー・リザーブのＣＭなんかでもよくＢＧＭに使われておりました口笛が印象的なあの名曲「ブラジル」も彼のギターなのでした。これ、多分２０年程前も映画｢未来世紀ブラジル」との絡みでＴＶで使われていて、その頃の僕はまだその曲の演奏者であるジェフ・マルダーも知らなければ曲の後ろで鳴っているフニャフニャした弦を弾くような変な音がギターそのものであるとは知る由もなかったものでした。エイモスを知ったのはハングリー・チャックという、今では名盤探検隊シリーズでも紹介される古き良き時代のアメリカを封じ込めたような作品でしたが、そこでもエイモスはフラフラと、あっちに千鳥足で行ったかのように見せておいて「ナンチャッテー」とばかりに曲の中でしっかりとギター・ソロを完結させるのでした。その頃は僕の中では｢神様が酔っ払ったような」などという表現は思いつかず、友人と｢渋い変態そのものだよな」などと彼のギター・テクニックを評したもんでした。その後も彼の参加レコードをかき集めては聴くたびに特に耳が惹かれるのはギター・ソロの部分で、やっぱり「どこ行くんだエイモス？？」「あら、やっぱりちゃんと歩けるのね・・・」てな感じで頭の中では指の動きを想像しながら自分も空ギターを弾いていたりしたもんですが、どうにもこうにもわからないのは今も変わる事無く、つい先日などもエイモスのギターを聴きながら友人と「ハワイアンみたいなカントリーみたいな・・・」「チョーキングなんだかスライドなんだか？？？」とか「とにかく右手だ右手！！！弾き方がわからんのだ？？？」などと、兎にも角にも凡人ならではの相変わらずのギター談義をしたものでした。結論は「見るのが一番速い」ということで来ます・・・エイモス・ギャレット・・・

今日も店頭にビートルズのレコードを少し出しました。
その他の物はリズム･アンド･ブルースのレコードをかなり出しておりますね。
写真はアルバム「ヘイ・ジュード」の丸帯赤盤です。
帯の状態は帯裏にやや黄ばみがあるくらいで折れ目の無いかなり良好なコンディションです。
盤はＡとＢの真ん中かなと思ったけれども厳しく見てやっぱりＢ位でしょう。
帯は割と出てくる方ですが、赤盤の少ない一品です。
お店にみに着てね・・・と・・・

今日はお客さんより顔を真っ赤にして歩く北大生をよく見かけた一日でした。
昼真っからきっとお花見だねえ・・・
すっかり潰れて抱えられた人も多く見たけれども、あんまり呑ませないでやって頂戴ね。
いや、それにしても本当に気持ちの良いお天気でした。

ヘイーじゅ-♪



ビートルズ/ヘイ・ジュード　東芝音楽工業　ＡＰ-８９４０　￥２５０００

ヤフー・オークション出品中・・・

ヤフオクのジャズのレコードって・・・
なんでカテゴリー分けが全然ないのであろう・・・
見る気も失せるよ僕個人は・・・
６５０ページもさ・・・

で、ロカビリーの新品ＣＤを出品しようと思ったら、
こちらはカテゴリーそのものがなかった・・・
なんか気が引けたけど出してみた

・・・さあ、つっこめ・・・

つっこんでくれないので今度はこれを出したんだ・・・
これはレアだよ

・・・さあ、つっこめ・・・

其の伍/お取置きのお客様に対して

�@　お取り置きを取りにいらしたお客様には丁寧にボケてみましょう。
　　
例）ｘｔｃのＣＤをお買い物にいらしたお客様には「TRF」でしたか？
と笑顔で対応すること。ここで挙げられるバンド名次第で従業員のセンスが問われますので気をつけましょう。

注）　気の弱いお客様の場合、パニック状態に陥る事もありますのでその人をよく理解した上で対応しましょう。また、新規のお客様に対してはお店の信用問題に関りますので絶対にやめましょう。

・・・最近はお客さんの方からボケてくれるので大分助かっています。
センスの良し悪しは別として・・・

明日お休みして明後日からまた皆々様と楽に愉しく音楽で遊べますように・・・