ルースターズのLP。12インチがいっぱい入ってきた。
人気の1stは帯付超美品で¥9800。
2ndも帯付超美品で¥5500。
アナーキーなんかも一緒に入ってきている。
その後は、これらのレコードから、およそ10年後のバブルの頃にプレスされたCDが大量にお店に持ち込まれた・・・ほとんど買っておりませんが・・・
面白いなあ・・・音楽ってやつは・・・
セールス的に大当たりしなかったルースターズが今も喜ばれているなんてさ。
当時を振り返れば、日本のこの手のロック・バンドは怒っていたように見えるだけで、実際はただバンドが楽しいからロックンロールしていたんだろうなあ。と僕は思う。
売れもしないのに続けていけるのはロックが本気で好きだから。
僕が、儲かりもしないのに楽音舎を9年続けている理由もきっと同じなんだと思う。
日本っていう国は、その頃は豊かで、反政府的なことも、反社会的なことも歌える時代じゃなかったような気がする。
ルースターズの歌詞はね・・・ストーンズを日本語的に表現するとこうなるのかなって思っている。
ようは彼女とやりたいってストレートには歌っていないだけ。
そういうところってロックのいいところだし、聴いている人は笑ちゃっていいところ。
ルースターズの最初の二枚にはロックの楽しさが詰まっていると思うよ。
今現在・・・の方が、反社会的な歌は作りやすいよね。
けどね・・・僕はそんな音楽は聴きたくないな。
やっぱりね。
聴いてて気持ちいいぜ!
身体が動くのが一番のロックだぜ。
で、最高のロックは聴いている人間を「お馬鹿さん」にしてしまう楽曲なんだと思うな。
まずは最高のビートと解りやすいメロディがあって、歌詞なんか適当で構わない。
ちょっと頭のいい作り手は、ちょっとだけ歌詞に意味を持たせる。
そんな簡単な感じの音楽が、最近は出てこなくなったような・・・

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