フインランドは日本から一番近いヨーロッパです。
単身留学中の息子に会いに息子の嫁さん、2歳半の孫、家内と4人連れのワイドバンド年齢の旅でした。(4/28〜5/5)
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ヘルシンキは、まだ、ところどころにかき集めた雪が残っている、というくらいの気候です。
でも公園には↓スミレのような可憐な花がいっぱい咲き、短い夏をそれ来たと言わんばかりに咲き競っている感じです。

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↓トラムという路面電車と公園の花は何ともすてきな風景です

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翌日フェリーで2時間のバルト三国、エストニアの古都「タリン」へ移動。
タリンはエストニアの首都です、世界遺産になるだけあって魅力的な古都です。中世からドイツ、スエーデン、ロシアなど近隣の国に翻弄されてきましたが、20数年前独立を成し遂げたニュースはまだ私たちの記憶に新しい出来事です。
1〜2キロくらいのせまい範囲ですが丘になっており、周りを城壁で囲まれた古都は、城、教会など中世の街並みが静かに、時がとまったようにたたずんでいます。
↓石畳みの道路、せまい路地から教会が見える風景は誰が撮っても絵になります

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↓トームペア城の塔、よく見るとかなり崩れかけています

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↓タリンで一番高い聖オレフ教会、上まで登れるのですが時間がもったいなく、とにかく描きたかった。

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↓聖ニコラス教会はロシア風そのものです

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↓世界遺産だけあって人も多いです

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歩き疲れてレストランへ、ところが30分待っても出る気配なし、ならばとしばらく外を散策、帰って来ても「ええーっまだ!」いよいよレストランの前で描き始める。
↓描いてると女子高生みたいなグループが私を写真撮ったり、中でも初めからずっと覗きこんでる中学生くらいの男の子が気になり、絵が好きかと聞いてみたが残念ながら「アイキャンノットスピークイングリッシュ」という返事がきた。
結局注文から1時間半くらいかかったかな、先方も悪いと思ったらしく、孫が食べたアイスクリームはサービスにしてくれました。

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↓「三人姉妹の家」は今でも高級ホテルとして活躍しています。日本の天皇皇后両陛下、イギリスのエリザベス女王なども利用されているそうです。
女性らしい雰囲気を持つ3つの商人の住居が寄り添うように並んでいるので「三人姉妹の家」と呼ばれるようになったそうです。
この隣に1529年に建てられた砲塔があり、「太っちょマルガータ」と呼ばれているそうです。家族がそこで、もたもたしている間に走り描きしました。

ハガキ
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タリン二日目は家族と別れ自由行動です、朝は6時にホテルを出て先ずデッサン、そしていったんホテルに帰って朝食、それから続きを描く、という奮闘ぶりです。
↓旧市役所、市中心部のラエコヤ広場にあり、中世ドイツを中心としたハンザ同盟の名残りが感じられます、中を見学できるらしいが時間がもったいない。

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↓城壁にはドラマが感じられます。ちょうどいいポジションに腰掛けるところがあったと腰をおろして描いているとそこは家の出口、「オーアイムソーリ」
日本人らしきおばさんがしばらく覗きこんでいます、そのうち「エキスキューズミー アーユージャパニーズ」と聞いてきました、私は「エーそうです、日本人です」と。
絵を描いてると面白い出会いがあります。

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この日は家族とは別で自由行動の日、いよいよ約束の時間まで残り30分、ラエコヤ広場の野外カフェでビールを飲むか、それとのもう一枚描くか迷い。
↓結局ビールを飲む人たちを走り描きした。

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↓ヘルシンキに帰ると5/1メーデーです、町中おおにぎわい。なぜか若者から年寄りまで水兵さんのような帽子をかぶっています。
トラムの中で品のいいおばさんに教えてもらったのですが「大学生の帽子なの、私のは50年も使っているのよ」ということでした。ちょっと借りて写真を撮らなかったのが悔やまれます。

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↓お祭り広場は出店が出ています、全く日本と同じ感じです。ただ、「綿あめ屋」さんは見当たりませんでした。
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ヘルシンキに帰り、歩き疲れたのでこの日は息子の自転車で移動。
↓大聖堂を描きました、5/1のメーデーの日はこの階段や前に広がる元老院広場はたくさんの人でお祭り騒ぎでした

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↓ヘルシンキ中央駅です、寒い国なので駅の入り口はドアがしっかりあります、そして改札は無く、自由にホームに入れます

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↓駅から2〜3分のアレクサンテリン通りと一本となりのエスプラナーデ通りは、ヘルシンキの中心部です。街はトラムという路面電車が縦横に走り移動に便利です、このトラムは車両が普通の1/3くらいと短く、急カーブの線路を器用に曲がって走ります。

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私が描いていると若い美人プロカメラウマンが写真を撮らせてくれと言ってるようだ、オッケーオッケーと何枚か写してもらいました。後で写真を送ってくれると言ってるらしいのでメールアドレスを教えたら「オッケーグー」ニコッと笑った、その笑顔が忘れられず、私の頭には北欧には美人が多いという印象を焼き付けられたのでありました。
↓あの時彼女の写真を撮らなかったのは一生の不覚でした、絵はイメージです。

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↓彼女が撮ってくれたスナップです

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↓ヘルシンキから列車で内陸のほうへ2時間、タンペレはフインランド2番目の都市です。
小田急ロマンスカーの2倍くらい高いのではないかと思われる展望列車での旅は快適です。
一瞬の車窓を描いたり、孫とムーミンのお絵かきとのんびりな列車旅でした

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↓ホテルからの眺めです、7階にサウナ、展望ラウンジがあり、戦後間もないころ開かれたヘルシンキオリンピック会場や観光見所が見渡せます

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↓北欧と言うと白夜を連想します、ヘルシンキはフインランドでも一番南です。でも今の時期でもよる9時ころまではお日様が出ています。時差ぼけと日の長さですっかり体調が狂います。

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そんな訳でヘルシンキではアフターファイブが長いので仕事は半ドンみたいなものです
↓この日は7時から息子のベースにドラムそしてサックス3人でジャズのライブがありました、もちろん、ただじっと聞いているだけではもったいないので描きました。
終わって8時、まだ明るいです。

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最後までお付き合いありがとうございました。今回の旅は4/28成田発ヘルシンキ直行、
29、30日エストニアのタリン、1日ヘルシンキ市内見学、2日自由行動でスケッチ、3日列車でタンペレ旅行、4日「マリメッコ」工場見学、ヘルシンキ発、5/5成田着。
という旅でした。
楽しい思い出になる旅でした、そして海外に出るたびに「英語を勉強しなくっちゃ」と思うのですが「いまさら いっか 習うより慣れろかな」と妥協してしまいます。

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