□モコアンヘルさんからのご質問
はじめまして、こんにちは。文系最難関を18〜19年度で目指す再受験社会人です。
文転なので確認も兼ねていますが、何事も基本が大事と「白チャート」(数研出版)を導入として使っております。現役時には「青チャート」を利用していました。
基礎向けに水野先生オススメの「シグマトライ」(文栄堂)を調べたところ、絶版とのこと。文栄堂のHPには代替なのか「数学T+A(/U+B)の完全マスター」が掲載されておりますが、「パーフェクトガイド」目当てに「シグマトライ」の旧課程版を古本で買うか、現課程版の「完全マスター」にするか悩んでいます。前者ならもちろん新課程対策は講義調や分野別で補うつもりです。
参考書を買いすぎるとどっち付かずになるので、どちらがベターかアドバイス願います。
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□モコアンヘルさんへの回答
なるほど、拙サイトの過去の記事を読んでいただけたのでしょうか。
$ 参考:「シグマトライ」(文栄堂)の紹介記事
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http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/157.html
日付をご参照いただきたいですが、最後にこの記事に手を入れたのは06年ですから、もう10年以上前のことですね。その点はご理解いただいているかと思います。
「シグマトライ」は、初学者(導入〜基礎段階)のかたにも自学自習しやすく、分量・網羅性・目標レベルのバランスが良い参考書として筆者は大変気に入っていたのですが、上記の時期を最後に改訂されなくなってしまいました。
さらに残念なことに、後に発売された「完全マスター」はやや上のレベルの参考書で(入試基礎〜標準レベルの橋渡しが中心で、「シグマトライ」の例題レベルの問題は、かなり省かれている)、現在のところ、この出版社から「高校これでわかる」よりは目標レベルが高く、「理解しやすい」などよりは取り組みやすくコンパクトな参考書は出ていません。
もし、パーフェクトガイド付きのものが古本で手に入るなら旧課程版を使われてもよいですが、おっしゃるようにデータの分析、整数などの分野が抜けるので、何らかの方法で補うようにして下さい。
最後になりますが、17年9月現在ふつうに入手できる本の中で、「白チャート」の後に使うのに最適だと筆者が思っている本をあげておきます。
○「数学基礎問題精講」T・A/U・B(旺文社)
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http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/341.html
がそれですが、数学T・Aは最近「四訂増補版」が発売されているようです。ご注意下さい。
