「大学入学共通テスト スマート対策」数学T・A/U・B(教学社)
いわゆる「赤本」の出版社、教学社から発売された、共通テスト対策本。複数教科にわたるシリーズで、19年6月現在「英語」(筆記/リスニング)、「国語」(現代文/古文・漢文)、「生物」、これに数学T・Aを加えた6冊がラインナップされていることを確認。19年11月には、「数学U・B」も発売された。
巻頭には基礎知識(数学T・Aが従来の「センター試験」の60分ではなく70分になり、記述問題が出題されるといった・・・これは記述問題の出題が見送られる前の段階での情報であるが)が述べられている。メインの部分は分野別の章立てで構成されていて、第1回プレテストやモニター調査などで出題された問題に、若干のオリジナル問題が加えられて詳しく解説され、「対策」ができるようになっている。そのあとには、第2回プレテストがそのまま「実戦問題」として収録されている。
欲を言えば、「実戦問題」はプレテスト「丸投げ」にするのではなく、すべてオリジナル問題で構成して欲しかった。
※19年6月10日執筆分に加筆修正