野良からの季節のたより
「テレビでは『世界同時食料危機』、日本では『コメの減産対策』に狂奔」
朝・晩の寒気に誘われるように、「水田に播いた小麦」が「芽」を出し始めました。
当初の計画では「80%近い」減反を求められましたが、ギリギリになって「50%」の減反で「OK」とのことでした。
周囲も、「田んぼ」の風景から、「小麦畑」の風景に変わっています。
なにしろ、本来は「水を貯える機能の農地」に「排水の機能」を持たせるのですから、急いで造った「排水路」が、「田んぼ」に刻まれた「傷口」のようにも見えます。
そんな折、NHKの「スペシャル」では、「世界同時食料危機」と言う番組を放送していました。
日本では「コメをいかにして減産するか」で農民が苦しみ、農地を減らしています。 その一方では、余っているはずの「コメの輸入」が行われ、「世界規模での食料危機」などと囃し立てています。
畑の作業は、
「ニンニク」の「マルチ」の布設作業です。
「ちーばあちゃん」と「TA−君」の「助っ人」によって完成しました。
なにしろ「1畝」の長さが「50メートル」、しかも「手作業」ですから、途中で風にでも吹かれたら「ビニール」が「踊りだし」、始末に終えません。
「助かりました」。
「切り花用」の「コスモス」が開花しました。
試験的な栽培ですから「100本」程度ですが、「生け花」にしても「花持ち」も良好でした。
「出荷」するか迷い、「生花市場」に出向いて「相場」を聞いたところ、
「安いよ、良くて30円か、40円だ」。
「ちーかあちゃん」と相談した結果、
「来年、出荷するか・・」。
と言うことになりました。

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