野良からの季節のたより
「農作業の目安はラッパスイセンの開花(4月6日)」
春の花が咲き始めました。
ラッパスイセン、ヒアシンス、ヒメコブシの花は3分咲き、露地に植えられたクリスマスローズもほぼ咲き揃いました。
それとともに、農作業も始まります。
今まで静寂だった周辺も、トラクターのエンジンの音や、ビ二−ルハウスでの「稲の苗作り」の準備が始まっています。
ラッパスイセンの開花が、農作業のスターターになっているようです。
ちなみに「コブシ」の俗称が「種まきさくら」と言われていますが、我が家の「ヒメコブシ」が満開になる「4月15日」が「水稲の種まき」を行う予定になっています。
今日の作業は、近所の「水稲育苗用」のビ二ールハウスの「ビニール張り」のお手伝い、その後は、「野菜の苗作り」を行いました。
キャベツ、枝豆、お盆の花として「キンレンカ」の種を蒔き、寒さ対策として「ビニールマルチ」での保温をしました。
少し心配なのは、枝豆の播種が早すぎる感じですが、これも経験と思い播種しました。
クリスマスローズの交配を行って見ましたが、花粉の出来がまだ早い感じ、それでも「10輪」ほどに交配を行っております。
また、畑には、茎立菜が美味しそう。僅かな苦味が「春の息吹」を感じさせてくれ、体には「パワー」を注ぎこんでくれそうです。
苦味と言えば「ヨモギ」が食べ頃、来週は「草もち」がいけそうです。
「盛岡友愛病院」の「奈良先生」が「漢方」についての情報を分かり易く提供していただいております。
先生の「受け売り」になりますが、「春は苦いものを食べよう」との提唱をされていました。
その訳は、「冬の間に溜め込んだ脂肪・古い塩分の代謝・排泄のため、新陳代謝が活発になる、その代謝を促すのが苦味であり、この苦味成分である強アルカリが血液を浄化する」とのことです。
また、自然の仕組みに詳しい遠野在住の三浦徳蔵氏も「クマが冬眠から覚めると、まず最初にバイケイソウの若芽を食べて、冬眠中の宿糞を排泄する]とのことです。
ちなみにバイケイソウは毒草だが、クマは自然の摂理をうまく利用しているようです。
なお、バイケイソウを食べて、人間の中毒の事例もあるとのこと、「ギボウシ(ウルイ)」と間違うようです。ご注意のこと。

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