野良からの季節のたより
『6月20日』と『ホタルブクロ』と『ホタル』(6月20日)」
「ホタルブクロ」の花が咲きました。
「そろそろ『ホタル』の季節だな」と思っていたのですが、
「今日の8時には『ホタル』が飛ぶよ」。
と娘が予言したのです。
しかも『絶対間違いない』とまで言い切るのです。
「どうして分かるの」。
と聞き返しました。
「SO−君の誕生日だから」。
その晩の「8時」、「約束」を守るかのように家の前には数匹の「ホタル」が現れ、「淡い黄緑の光」を点滅させながら飛び交っていました。「ホタル」が持っている「時計」はこれだけではないのです。ひとしきり舞い踊った「ホタル」は、いつの間にか数が減っていました。
「SO−君」が「ポツリ」と一言、
「じぃちゃん、家に入ろう」。
「どうして」。
「今日のホタルの飛行が終わったから」。
「ホタル」は、無駄なエネルギーの消費を抑えているのか、「一定の時間」飛び交うと「飛行」を中止するらしいのです。
疑い深い私は、この後「2回」ほど「密かに」外に出て見たのですが、「ホタル」たちは、ほんの「僅かな光」だけで、大方の「ホタル」は明日に備え草むらの中で休息の様子でした。
どうやら、「ホタル」は「大時計」と「小時計」を使い分けているようです。
「ホタルブクロ」の花が咲き、「SO-君」の誕生日がやってきて「ホタル」が現れる。
なんとも「脈略のない話し」ですが、その「理由」は簡単、
「昨年も一昨年も、いや、ズーと前から、このパターンで『ホタル』が現れ、光っていた」。
と言うのです。
あの小さい「ホタル」の中に仕組まれた「時計」が、「一日」どころか「一時間」の狂いもなく、「季節の到来」を告げていたのです。「自然とはさり気なく、しかも、偉大な仕事をするもの」のようです。
「ニンニク」の掘り取りの時期になりました。
昨年の「10月20日」に球根を植え付けしたものですから、「キッチリ」8ヶ月経過したものです。
これもまた、「掘り取りの時期」を間違えたら大変です。
「ニンニク」を包んでいる皮が破れ、「商品」としての価値が「大きく」低下します。
植え付けした「品種」は、購入した「ニューホワイト6片」と「手持ちの系統」の2種。「2種」ともに、発育がよく、「大きめ」に育っていました。
ただし、購入した「ニューホワイト6片」の一部に、「葉の枯れ上がる病気」が認められました。
「残念」と思ったのですが、「病株」の中に、「何株」かの「旺盛な発育」を示すものが存在していました。
この株を、「耐病性」の株として「選ベツ」して「栽培」して見ようと思います。上手く行けば「耐病性」のものが「出来る」かも・・・。
そのほかに「特大の球根」のものを「10個」、「紫の色彩の球根」などを「選ベツ」しました。
「ニンニク」栽培の「楽しみ」が増えました。
なお、「ニンニク」との「苦戦」の方は、あと数日は続きそうです。

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