野良からの季節のたより
「甘い香りの稲の花(8月17日)」
「お盆」が過ぎた「途端」に、「30℃」近くあった気温も「25℃台」まで下がりました。
夜など、「涼しさ」から「肌寒さ」を感ずる気温です。
「お盆」の送り火とともに、「夏から秋」に「スイッチ」が入れ替わったようです。
夏草に「覆われた庭」では、「ナツズイセン」の花茎が「藪」の中から「スクスク」伸びて、群れて咲いています。「夏」に咲く「スイセン」の「イメージ」から来る呼び名でしょうが、「秋」を感じさせる花です。
「太陽」に向かって「紅の大きい花びら」を広げて咲いているのが、「芙蓉」の花です。「夏の暑さ」に相応しく「情熱的」な花なのですが、「夏の終焉」を告げて舞う「踊り子」のように華やかな花です。
「畑仕事」をしていますと、草むらでは「コオロギ」の鳴き声が聞こえてきます。
困ったことに「冷風」とともに「招かざる客」である「クマ」も山から下りてきました。
今年になって、3回も来ています。しかも、「トーモロコシ」より、「桃の実」を目当てにやって来ています。
「これだったらトーモロコシを植えれば良かった」。
とは「Hさん」です。
「奥山にも『キイチゴ』などの美味しい木の実がありそうですが、どうやら『里の味』を覚えた『クマ』のようです」。
「農作業」の方は、
「土が湿っている」うちに「秋の野菜」の植え付けを急ぎます。
「ハクサイ」の苗と、「切り花用」の「コスモス」の苗の植え付け。
「秋野菜」の植え付けのため、「畑」の掘り起こし作業。
「水田の畦畔」などの「草」は、「カメムシ防除」で草刈を「1週間」だけ「遅らせた」のですが、「30cm」にもなっていました。
本日は、「半分」くらい「刈り取り」を済ませる。
何時ものことですが、「草刈」によって身体の「痛み」が「取れる」感じ、この後は「昼寝」で疲れを取る予定です。
「稲の穂」は「8割」程度の「出穂」です。
「無心」で草を刈っていますと「稲の花」から「甘い香り」が漂って来ます。
全てが「秋」に向かって「動いて」いるようです。

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