ホタルの「怪」
「6月20日」は、「わが家」にとって特別の日です。
なぜなら・・この日の夕餉には、晴れの「ステーキ」を焼き、
「誕生ケーキ」に「ローソク」を点して
「ハッピバースデイ ツーユー・・・」と家族で合唱するのです。
「なんだ、ただの家族の誕生日じゃないか」
と、お思いのことでしょうが、
時計が「8時」を刻みますと・・・家族のものども・・・
「そそくさ」と、家の前の「小川」に出るのが習わしとなっているのです。
・・・・・・
さて、「暗闇」の中で目にする光景ですが・・
「薄い緑のほむら」が中空に・・草むらに・・・・
そこには、無数の「ホタル」の乱舞が待っているのです。
しかも、この現象・・
毎年、この日の「8時」きっかりにに・・・決まって・・・起こるのです。
だから「特別な日」ナのです。
・・・・・
然るに・・今年は・・僅かに数匹の「エメラルドグりーン」の輝きだけ・・・。ぐ
・・・・
大多数の「ホタル」は・・
2百メートルほど移動したところで「乱舞」
・・・・・・
さて、「ホタル」発生地の管理者とも言える「Sさん」。
悔しげな表情で・・・
「環境の悪化だな」
何でも
「流れる水量が減っていること」
「垂れ流しもあるのかな・・・」
「農薬の影響は・・・」
「来年には戻ってくるかな・・」
なにしろ「Sさん」の自慢と言ったら・・
「ホタルの飛び交う里」
なんですから・・・。
(謝謝、「落丁」多数)

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